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2008/08/28(木)
伝説の男
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どのくらいの時間が経過しただろう。
照明が薄暗く、怪しげな空気に包まれた店内。
先程から自分以外の客がまったく来ていない。
女に電話をしようにもこの店は圏外。
いくら鈍感な伝説の男とはいえ 危機を感じ始めていた。
女が帰ってこない!
普通ならばこの時点で気付いている筈なのだが
伝説の男のSEX願望は普通の人の数倍!
故にこの状況でも希望を捨てきれずにいた。
女とSEX!この願望だけが伝説の男をこの怪しげな店に止どまらせていた。
この時店の奥にいた店員らしき男が動きだした。
「お兄さん、追加注文しないのかい?」
かなり高圧的な物言いだ。
頼まないのなら帰れ!と言わんばかりの口調に
最強に小心者の伝説の男は あっさり帰り支度を始めた。
外にでたら女に電話しよう。 そう思い、彼は店をでる事にした。
会計を先程の威圧的な態度の店員に頼み伝説の男はトイレへと。
戻ってくると
「十万円です。」
と 店員は言う。
「ビール一本に軽いおつまみでそんなに高い訳ないだろう!」
と言いたい伝説の男。
だが店員が恐くて言えない。
あの超絶馬鹿の伝説の男でも さすがにここで気付いた!
ボッタクリ…だ…。
気付いた時にはもう既に遅い。
会計になると完全に堅気ではない方達に周りを囲まれる。 財布の中には三万円しかない。
恐い店員はこう言う。
「いい店知ってっから。カード作りに行こうか。」
そして 全然ほのぼのとしない雰囲気の中で レ〇クのカードを作らされ、早速十万円の借金をさせられ借金額を更に増やした。
給料日そうそうにこんなボッタクリにあう伝説の男。
出会い系サイトとはほんとに恐ろしい。
というかあんまりにも簡単にボッタクられている伝説の男。
奴が一番恐ろしい。
その後 この日の雪辱なのか?
ただ単に変態なだけなのか?
奴はレイ〇のカードが限度額イッパイになるまで出会い系をやめなかった。
そして奴は 変態夫婦と若い兄ちゃん、 そして伝説の男というかなりアブノーマルな4Pを体験している。
まぁその話はまた後日にでも。
何にしても奴のエロに対するこの行動力と使った金の金額…。
本当に末恐ろしく思う…。
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