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2008/04/28(月)
大阪ミッドナイトブルース
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久しぶりに再開した友人との宴も堪能し、 俺は打ち上げが繰り広げられているライブハウスへと戻る。
既に打ち上げは終盤を迎えていた。
とりあえず打ち上げ二次会の場所を決め予ている様子だ。
すると戻ってきた俺に三人の男が三つの選択肢を投げ掛けてきた。
一人目はタヤス
上海という 俺達TheHIGHTIMESが大阪時代世話になった先輩達行きつけのROCK BARである。
二人目はジョー君
ジョー君は俺の高校時代の同級生。 なのに歳が一つ上という不思議な関係。
まぁ要するにタブリという事なんだが 彼についてはまたいずれ話すとしよう。
そのジョー君は西成にある行きつけのROCK BARマーキーへ行きたいと言う。
そして三人目はライブハウスの店長
このままこのライブハウスで呑んで行けと言うではないか。
まぁライブハウスでこのまま呑み続ける事はないな。
というわけでまず一つ消えた。
残る二つはタヤス対ジョー君。
二人共かなりの頑固者だ。
お互いに譲り合う事をしない。
こういう時、間を取持つ筈のボスが何故かいない。
後輩達は二人共先輩という事もあり この酔っ払い達のどちらにも肩入れする事ができず困り果てていた。
そんな時に俺の帰還。
何とかしてください! と後輩達。
上海だ!いやマーキーだと譲らない二人。
じゃあ二手に別れればいいんじゃない?
と話をするが聞き入れてくれない二人。
しょうがないので後輩達にどちらに行きたいかを尋ねた。
後輩達は耳元で囁いた。
あんまり金ないんで行きたくないんですが…。
うむむむ。
そう言われると困ったもんだ。
とかくBARという場所は金がかかる。
上海などはBARとしては安いのだが 金のない奴にはキツいかもしれない。
マーキーの方はどうなのか?
ジョー君曰く
安い!と言うではないか。
皆、マーキーに行くと言い出した。
がタヤスは退かず
「皆が行かなくても俺一人で行ってくる!」
とミヤタカズヤを引き連れ上海へと向かったのだった。
この時からなんだろうか。
ミヤタカズヤ…。
あの男の恐るべき夜が始まったのは…。
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