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2007/07/24(火)
エリカに捧ぐバラード
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本日は新宿でのライブ観戦がある為に
京浜東北線は赤羽駅 その赤羽駅から埼京線へと乗り換える。
その埼京線で新宿へと向かう列車の中での事だ…。
いかにも 現場あがりの親父と兄ちゃんが 缶ビール片手に列車の中で宴会を始めている。
皆もご存知のとおり 正義感の塊の様な俺!
そんな場を見逃せる訳がなく、 勇気を振り絞り秩序の悪い輩に厳重注意!
何て事が出来る訳もなく 俺はひたすら携帯でテトリスに勤しんでいた。
その時である。
何処からともなく聞こえる囁き声。
「あれアジャじゃねぇか?」
そう囁くのは酔っ払いの親父。
アジャとはアジャコングの事か?
本名は宍戸江利花で 裏拳の得意なあのアジャコングの事か?
いる訳ねぇだろ!
と思いつつも 酔っ払い達の戯言は何気におもしろいので 俺はそっと耳を傾けていた。
そこで俺はある事に気付いた。
その酔っ払い2人の目線は何故か俺!
俺の後ろは窓…という事は…
アジャは外を走っていた!?
んな訳ないか…。
じゃあ何かい?!
奴らはこの俺をアジャコングだと言いたいのかい?!
というかアジャコングは女だぞ?
俺と間違えるというのはアジャに失礼だろ!
いや、ここは百歩譲っても やはり俺に失礼だな…。
俺様のイカすロッキンヘアーが あんなチリチリパンチに見えんのかい!
というか兄ちゃん!
あんた笑ってないでちゃんと間違いを指摘してあげなさい!
この電車にアジャコングらしき人は1人もいないよ!
というか目線を俺から外しなさい!
まったくいつもいつも…
どいつもこいつも 人を晒し者みたいに… 。
指を指すんじゃねぇ!親父!
まったく…酔っ払いってやつぁよぉ。
俺もあんな風に見られてるのか?
人の振り見て我が振り直せ…か…。
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