来るなら来てみろ もっきりや
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最新の絵日記ダイジェスト
2019/10/06 索道の手入れをした
2019/10/05 山が少し色づいた
2019/10/04 HP日記の改修に悩んでいる
2019/09/30 患者も湧く、カメムシも湧く
2019/09/29 昨日は商売繁多であった

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2019/05/20(月) ちょっと面白かった日
 強い風で目が覚める。その分空は青いように思った。
 買い物で下る途中大きな猛禽を見る。驚く。5年前にここに居たイヌワシが止まっていた樹木に差し掛かったとき、グンと飛びのいたのはイヌワシだったのだろうか。風に吹かれて揺れながら中津川を下って行った。果たしてイヌワシだろうかと車を停めてその木を眺めた。だったらすごいと上の空だった。
 津南は24℃夏だった。買い物を済まして山に戻る。今日は2名のお客あり。何というか気の合った35歳の青年にちょっとサービスをした。ウドを採って刺身にする。川はキンピラにして、穂先はてんぷらだ。ちょっとやり過ぎたので「これはイレギュラーだよ」と念を押した。ビールを二本飲みながら偉そうなことをしゃべっていた。これって嘘つきかと気にしたがお客は大きくうなずいてくれた。ここがいけない所で世間知らずの爺さんの話は銚子に乗った。おかげで眠り込んだひとりの為に階段を上がって布団を敷いていた。言いたいことを言うのは良い。しかし調子に乗ってうわっ滑りの話になると、そこは余計な仕事をしなければならない。物いえば唇寒し…という勉強をした。でも若い人を前にご託話すのは快感でもある。
 業務連絡。高橋橋の踏み板はつけられました。それと志賀方面への通行は5月内に可能となるそうだ。明日確認してみる。

2019/05/19(日) チョウの卵を見つける
 チョウの産み付けた卵を見つける。2〜3日日ほどだろう。今年は20ほど放したけれどこの辺りを飛び交っていたのはみんなここ育ちのもののようだ。数が減っているのは思いのほかだ。私もだんだん歳を重ねて行くわけだしこれからはチョウの先生と相談して食草を増やして行くことになりそうだ。結構大変なのだよ。育てるというのは。ムシも数が少なければよいのだけれども。
 お客さんが帰ってボ〜としながら洗濯物を干しているとムシが体液をかける。これは洗えばよいのだけれど嫌なものだ。少しご酒を過ぎたのでしばらくは酒ヤ〜メタ!

2019/05/18(土) 虫は私を恐れている
 今日は虫も私の対策が効いたのか少ない。虫は一部カラカラになってなっている。といって元気な奴もいるがそろそろ奴らは外に出なければ樹液も吸えずに大変困ったことになる。それこそ私の目指すところで増殖を食い止めることはとにかく外に出さずに「殺」「殺」ということになる。映画じゃないのだから格好の良い殺し屋にはなれないが、何と云うのか心と頭が狂う時期を終えそうだ。こんなことをやっているのはこの秋山でも私だけだろう。とっその時電話が鳴って北塩原でもカメムシが大発生だという。それならばと対策を教授するのだが途中で北塩原の旦那は興味を失ったようで空返事になった。問題は自己の中にだけあって他人の苦労は遠いところにあるのだろう。虫と格闘をしていなければその面倒も分からないのだから「ご健闘を祈る」とエールを送ることだけにした。
 昨日取り付けた風鈴がチリンチリンとかまびすしい。山の風は墨田川沿いのようにおっとりとは吹かないようで何となく急き立てられるように感じる。もう少しゆっくり穏やかにチリ〜ンと鳴ってくれないかものかと外を見るとゆきしろも少し落ち着いて草もぐんと伸びたようだ。ぶるっと震えて草刈の日々を思った。忙しいこった。
 玄関の投げ売りコーナーに値段なんかを付けて外に出ると桜桃が頑張って白い花を支えていた。

2019/05/17(金) 虫殺しつつ、客むかえつつ
 やはり8時になってしまうのが私の朝なのだ。どうしても夜が遅いからいけない。しかしいいおっさんが10時には寝られないだろう。それと 酒を押さえているせいか小用に起きる頻度が増えたように感じる。暖かくなっているから良いものだが、真冬ではちょっと寂しい。それならばと起きだして朝食前に仕事を始める。風呂場の通水管理。ストレーナーの掃除。カーテンとテーブルクロスなんかを洗濯。その間にムシに気が付けば座り込んで駆除。
 ようやく食事を終えると11時になっている。
 土曜日にはお客がいらっしゃるので掃除と玄関の棚に品物なんかを置いて販売コーナーとする。な〜に売れやしないのだけれど今度は値段をグンと下げて押し売りとしよう。
 掃除をすればムシに目が行く。今日も結構な数のムシだった。殺虫剤の効果はあるようでムシは黒く焼けたように見える。それでも死んではいない。覚醒する前に掬い取って灯油に着けるのだが嫌なことだ。チョウは必死で育てるのだがカメムシは必死で殺すのだから。鼻がマヒしたのかそもそもこの時期のムシの特徴なのか臭いは最高の時と比べると弱いように思う。それとムシがお尻を落として前足で突っ張っているのを見ると亀のような姿にも見える。とにかくすごい虫なのだ。
 客 迎えねば めし食えず 掃除せねば 客入れられず 虫殺さねば 掃除終わらず 虫殺しつつ 客迎えつつ
 皆さんもこんな日記は嫌だと充分に思っているのですが、生きるということはこんなことの連続なのだからそこは他人の苦労を笑いつつお勉強なさってください。ただ写真は新緑にしておいてやるさ!

2019/05/16(木) 起き出すのが遅いのだ
 小屋への道、雪が融けて片づけを終える。
 草刈り機を出して燃料を入れて試運転。チェーンソも同じように作動を確認す。
 今日もムシを始末するがサッシの溝にアースジェットを吹き付けておくとそこにムシが山となって落ちている。これはもっと早く学ぶべきだった。そこに古い掃除機を引っ張り出して吸い取り、ムシを灯油の入ったバケツに入れる。それを昼と夕に2回もやれば今日は虫取りが楽になった。つまりバルサンと同じで薬で動きが鈍くなったムシが復活する前に始末するということに気が付いた。またカメムシとはどういったムシなのかと空のビンに入れて研究することにした。一応それぐらいのことをやらなければこれからの暮らしの方法が見えないということだが、朝に捕まえたムシはビンの中でひっくり返っている。彼らは己が発した臭いに参ってしまったのだろうか。研究というか観察を続けよう。見たくないのだけれど毎年何千匹と殺す身としては都合の良いことばかりを言っていられないだろう。でも、どこかで研究している人もいるはずで居ればお会いして話を聞きたいものだ。カメムシ。
 道に張り出しそうな柳の木を切ってタイヤ交換を終えた車を右岸に回し久し振りに湯のお風呂を頂いた。お礼に流しをブラッシングしてから帰る。渡世の義理である。
 湯の堰堤の桜は散り始めた。もっきりやの桜桃も白い花びらを散らしだした。

2019/05/15(水) ムシ退治に気持ちが悪くなる
 今日は掃除でもと始める。当然ムシの部屋にも入る。2時間気の狂う作業に追われる。いやんなちゃうな〜。気持ちが悪くなって途中でやめだ。中津川を渡ると秋山最後の山桜が眺められる。これは湯の御主人が工事担当会社に申し入れして植えられた山桜だ。湯の御主人は早く亡くなったけれどこの桜は奥手でいつも最後にひらりと咲きだす。猛さんだったから「タケシ桜」とでも呼ぼう。
 福一さんはバルサンを焚いて外で見ていると家のそこここからムシが飛び出して来るのを見たという。落ちたムシは掃除機で吸い取り、灯油の入った入れ物で始末するという。彼らはバルサンでシヨック状態になるけれど死にはしない。そこで直ぐに集めて燃やしてしまうという。とにかくここの人ばかりでなく全国の山間地に暮らす人にとっては嫌な時期なのである。
 ようやくタイヤを替えた。このタイヤも買い替えなくてはならぬか。で帰ってまたムシだ。今度は安物の殺虫剤をサッシの桟に吹いてみる。明日がどうなのか勉強だ!

2019/05/14(火) 雨降る。
 昼過ぎに雨になった。久し振りに空気が落ち着いた。おおよそのところの道の整備を終えたようだ。と言うことにしておこう。津南の友人が田んぼの水漏れを直したいようで重機を借りたいという。それは大事なのでつかってもらうしかないだろう。
 ついでに道の狭くなっている個所に杭を打ち込んで見やすくする。むじな平の看板はまだもっきりやだけだったけれどそこから久しぶりに鳥甲山を見て来た。
 カメムシは元気に出没するがその数は減って来た。小さいのがオスだと思う その2〜3倍大きいのがメスだろう。よくは分からないけれどメスと思しき個体は腹が紅く婚姻色となっている。
 もう少しでいなくなる。もう少しだ。秋までだが。

2019/05/13(月) カタクリ、山、八重
 「お酒は飲みますか」「はい、飲みます」「少し肝機能の数値が高いですね」医師は血液検査書に目を落した。「血糖値も高めだけれども今のところは大丈夫でしょう。それでも注意してお酒はセーブしたほうが良いでしょう」「はい、分かりました。猟ははっきり減らします」
 血圧を測って155.薬の処方箋をもらって今度は整形に向かう。混んでいた。若い女先生が詳しく患者の話を聞いていた。私は10日に痛んだ右足なのだが昨日あたりからだいぶ治まった。それで湿布薬と頚椎症の塗り薬をもらうことにしてレントゲンは次回にすることにした。昼を過ぎて2時に近かった。
 清津峡温泉、「よ〜へり」は諦めて帰る。行に見た見倉のカタクリ、帰りに見たこの辺り一番の伏流水と志賀方面の笠帽子、烏帽子、岩菅を眺めて和山 大家荘の八重を見て回った。すわりの福一さんはこの頃のカメムシに業を煮やしてバルサンを焚いたという。とにかくこの時期のカメムシの動き方は始末に負えない。今週は諦めるかと、今日もムシを捕まえた。数は少ないが動き方が激しい。それにどこにでもいる。

2019/05/12(日) カメムシについて考える
 さて昨日今日はこのところ急に増えたカメムシを獲りつづけたのですよ。
 四角いペットボトルの蓋を外し上部を切り離しひっくり返して、中に灯油を入れておく。それを各部屋、廊下に置いて小さなトングを持って家中をウロチョロするのであります。気温が高く、20℃近く気温が上がるとムシの動きは、繁殖の時期にもなって動きが敏捷となるのです。 いやムシなんか放っておけばいいのだけれども、ここに来た時の廊下一面にうごめくカメムシの臭いと多さに気が狂った。PTSDなのであったのです。だからそれ以降は狂ったようにムシを獲りつづけている。「狂気」だと思う。
 カメムシは杉の木の多いところに多く発生し、冬は杉の木の皮に潜り込んで越冬する。しかしムシにしたって小屋や住居のなかで越冬する方がずーっと安全だと感じているようだ。
 初冬の風のない暖かな日に大挙して飛んで来て外壁にへばりつく。やがて隙間を探して屋内に入りこん来るのである。体の重さの割には羽が弱く長くは飛べない。風が吹くとどこへ流されるか分からないのだろう。電灯の周りを飛ぶムシの周回の数を数えた。およそ70回ほどでピタリと止まってしまう。その数が3つになると立ち上がって自家製の捕獲ボトルに落とし込む。これが疲れる。おまけに白内障の目ではムシを追いかけられない。カメムシは自分の身体の色と同色のところで難を逃れようとする。そしてジッとするか逃げるか判断するのである。大変厄介であります。
 カメムシというものは、センサーがあるように思えるのだ。私が近づくと頭の角を震わせ対決の準備をするのだろう。あの小さい体の中に人を観察する力と、あの臭い体液という武器を持つカメムシの生命力には到底勝てないと諦めてはいるのだ。しかしあの日から私にはカメムシが天敵なのだ。どこかの軍事産業あたりがカメムシのそういった特徴を調査研究でもすればレーダーよりか強力な兵器が出来るのではないかと感じている。
 皆さんも田舎の温泉場に泊まろうとしてこのムシの攻撃を受けたなら、きっと特急に乗って新幹線に乗り換えて東京へと帰ってしまう人もいるだろう。
 もっともフランスの香水「ポアゾン」にはこのカメムシのあの臭いも入っているという。人を振り向かせる臭いも香水には必要だという。カメムシも役に立つこともあるのだ。
 世界で200種?以上いるというのだからしょうがないけれど私は見つけると踏みつける。きっと死んだ後にはカメムシに500回ほどは転生しなければならないとしてもだ。
 「アッ、臭い」と見上げるとクルクルと電灯の周りを飛んでいるのです。

2019/05/11(土) 続き、続く。
 昨日よりか少し痛みは治まった感がある膝を撫でつつ今日も土側溝の掘削を続ける。今日はトビが見物にやって来た。やはり2時間を超すと作業に集中できなくなる。だからやめた。まだまだ続くが少しお休みしよう。
 友達がやって来て寒いとストーブを焚く始末。どうも都会の人間は我慢が足りない。暖かくなると元気になったカメムシがワイワイと動き出す。この頃のこの虫は外に出ようと元気いっぱいで大嫌いな私は虫をと灯油の入った新案の捕虫器に入れるのだが、面倒になる。もう少しすれば奴らも外に出て10月まではカメムシからようやく解放される。でもたったの5カ月だけれどもホッとするのだ。

5月絵日記の続き


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