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2018/09/09(日)
初めてのキノコ汁と芸術祭
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昨日のお客さんは会津南郷トマトをお土産に持って来てくれて、山のキノコを何種類か採って来て新聞紙に広げてカラー名鑑「日本のキノコ」と見比べていた。確認できた何種類かのキノコを煮て汁を作って食べさせてくれる。良い出汁が出てうまいのだけれど見た目は違う。それぞれが一杯また一杯と食べて誰も体調を崩さないのだから図鑑と見比べた眼力は正しかったのだろう。美味かったがまずそうでもあった。山のものである。 彼らは見物をして松之山温泉に行くという。いや僕も行くのだと約束は出来ないが会えるといいねと帰って行った。 洗濯をして干して、対岸にゴミを持って出て福一先生を誘って大島村から芸術祭を覗いて松之山温泉「湯の山」に浸かる。すると昨日のキノコ採りの研究者が湯舟の中で「長谷川さん」と声をかけた。よくで先々で会う研究者であった。何かつながりを感じながら二回目の出会いを楽しんだ。 大地の芸術祭の「三省ハウス」を見てキロロの森を見ただけだがどこも料金があって1500円では次から次と見るわけにはいかない。それだけ出せば上野の森に行けば一日がかりの仕事になる。誰かが言った、芸術難民?という言い方に同感しつつもこの辺りの里山には珍しい何台もの観光バスや自家用車を珍しく眺めた。9回目 の大地の芸術祭、3年に一回の開催だから27年も続いていることになる。はじめの頃は補助金目当ての祭りと見ていた人もこの持続力には感ずるものがあるだろう。続けることが地元の人たちに与える喜びこそ、地域に吹く風となると思った。 帰りに福一先生に寿司を御馳走になったが僕にとってはそれが胃袋に残った芸術祭になった。
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