来るなら来てみろ もっきりや
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2018/09/20(木) 気が付いた、温泉で身体を洗っちゃだめだよ
 ゴミを捨てに津南へ下る。雨が降りそうだったので予定を早めて10時すぎに到着し、ゴミを片付ける。この処分場がなかったなら僕は困る。軽トラだってそのためには手放せない。来月辺りに終活のゴミを再度捨てに行かなければならないがそれまで準備をしておかなければならない。
 時間もあったので久し振りに温泉にでも行くかとハンドルを切った。突然、昨夜に見た是枝監督の「歩いても、歩いても」を思い出した。この映画を僕は小津安二郎の「東京物語」の続編のように思っている。配役と設定があの映画の登場人物の40年後のように感じるのだ。そこで映し出される廃業した町医者の日常と僕にある日常とを比べながら117号線から353号線に回った。体がぐるりと回転すると「そうなのだ、僕の暮らしの在り方はそれこそ非日常なのだ!」と…そんな僕が思う日常はありはしなくて是枝監督が描く日常だってそれこそ非日常なのだと思う。毎日のルーテーインのよな暮らしは子供を育てている時くらいなもので、それが終われば限りなく非日常に落ちて行く。壊れる家族、病気、落ちる体力に気持ちが萎えて行くばかりじゃないのだろうか。だから昨日のような気の迷いは捨ててこのまま温泉にでも浸かった方が良いと思ってアクセルを踏んでやった。
 行った先は清津峡温泉の日帰りの湯で源泉42℃ PH9.3 神経痛筋肉痛関節や五十肩などに効くと唄われていた無色弱塩硫黄泉の薬研の湯と書かれていた。大地の芸術祭が終わってお客も引いたようで昼前の1時間浴槽のヘリに寝そべって江差追分を唄ってみたが下手だった。誰もいない風呂場でひとりで歌う田端義男なんかは実にうまいと感じた。「とね〜の とね〜の川風よしきりいが」と歌っていたらがらりとおじいさんが入ってきた。ちょっと頭を下げて四股を踏んでから外に出た。今度、友達が来たら無くなるバスの代わりにここまで送って誰もいない時間を楽しんでみよう。
 カメラを忘れちまったので今日のもっきりやの秘密の部屋を、いや僕の非日常をお見せしよう…


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