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2018/09/19(水)
ドジな男の疲労に沈んだ
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洗濯、洗濯と3回も機械を回した。空は久しぶりに青く日差しがうれしかった。 いろいろやることがあるけれどまずは洗濯だと 洗い、干していた。ようやく連休のお客さんの片づけを終えて日常の姿に追いついた。ふと気が付いた。子供の頃は非日常にあこがれて山へ上りへ旅にも出たが、この頃はまず日常の構築に腐心しているのだなとおどろいた。爺さんの非日常とは何なのだろうかと頭をひねった。 さて件の温水便座の取り換えにかかる。よくシュミレーションして一気に行こうと気負ってトイレに向かって準備をしていた時だ給水分配器が何かに引っかかって便器の中に消えた。ドボンと音までした。汲み取り桶でひっかきまわしても沈んだ分配器が拾えるわけはなく便槽の汲み上げまでやってどうにか拾い上げた。僕のメガネにが便槽の雫がいい色で付着しているじゃないか! 一服して気持ちを少し前のめりにして本管と分水器つなぎロータンクへのジョイント、便座への給水、掃除用の水鉄砲をしっかりつないだ。通水して漏水を確認した。時計は3時。俺ってだめだな〜と汚い手で汗を拭った。こうなると毒食らわば皿までと便器をきれいに洗った。 明日のゴミ捨ての準備をして玄関をゴミの山にしているとメールで同年代の御婦人の訃報が入った。途端に崩れるような疲労感につつまれた。面白かった人が亡くなる、もう会えないと思ったとたん自分の最後の時のもやにつつまれてしまったように感じた。
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