来るなら来てみろ もっきりや
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最新の絵日記ダイジェスト
2019/10/06 索道の手入れをした
2019/10/05 山が少し色づいた
2019/10/04 HP日記の改修に悩んでいる
2019/09/30 患者も湧く、カメムシも湧く
2019/09/29 昨日は商売繁多であった

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2018/02/28(水) あまり 頑張ってはイカン
 今夜から大荒れだというので家の周回道を掘った。半分だが玄関側は雪が2階まで届きそうなので今年はやらない。とにかく硬い雪で疲れるというか身体がバラバラになりそうだ、気温は5℃で暖かく屋根から滴る雪解け水で濡れる。だからまだまだ地面から1.5mはある。それだからプロパンのノズルを開けるようにはならないが30分も掘ればガスボンベを替えられるだろう。裏の下屋の屋根も掘って雪を切った。さて明日は8℃ぐらいになるかな?
 昨日は満月に近い月であったけれど光は弱いものだった。朝に今日はポテトサラダを作る。3時間の作業で疲れてウトウトしていたらまた玄関をたたく音がする。ひょいと見ると曇りガラスにひとつ猿の影が見えた。開かないと確かめてどこかに去った。小鳥の餌を置いたのでそれを取られた。野生のけものに同情してもそりゃ私の身勝手だ。見ないことにする。

2018/02/27(火) 休日
 硬い氷のような雪を構っているとどうも左胸骨骨折部位が痛む。寒いということもあるがそんな訳で今日は休日とした。東京の皆さんもグッと春めいた日々をお楽しみのことと拝察します。もちろんここだってぐんと「春ちかし」を実感できる。まっ、寒さは同じだけれど、寒さもいつまでも続くとは思えない。3月は暖かいという予報も聞いた。
 今日はひじきを50g戻してニンジン、油揚げ、シイタケ。揚げ物で煮る。それをもって和山に向かう。湯とすわりの旦那におすそ分けだ。すわりの旦那も病院で貰った薬に当たって調子を崩していたが、薬を替えたようで元気になった。ひとしきり笑って、温泉に浸かった。いい気持だ。雪に埋まったプロパンガスを掘り起こす準備も出来たし一安心となる。

2018/02/26(月) 雪構いに専念する
 朝の7時というと決まってアオゲラが外壁をたたきに来る。表と裏と2羽の、それ以上のアオゲラがやって来る。この家の屋根はコバブキ拭きの上にトタンを掛けている。そこに入り込んで越冬する虫を食べに来るわけだ。ほとんどカメムシだと思うが越冬しているその虫は嫌な臭いはない。もうじき春なんだからカメムシなど、食べなくてもいいようなものだがこの季節の移り目が食べるものが減る時期でもあるのだろう。
 私はアオゲラが来ようが8時前には起きないと決めている。ただトイレに立って鳥を威嚇はする。そして布団に潜り込むことが大好きなのだ。
 今日は朝にきんぴらごぼうを作る。あれは少し味を強めにした方がおいしい。ちょっとうすめだった。
 インチョンからの飛行機がよく飛んでいた。その中のにメダリストが乗っているのだろう。だからといってどうでもいいけれど。
 今日は台所の雪を片付けようと決める。台所が真っ暗だからとプロパンガスが切れた時に備えてなのだが一日では終えることはできない。軒からの雨だれが凍って硬い。それでもプラの波板をレールにしてそろそろと始めた。あと二日あれば目安が付くと思う。今年は例年のようにはやらなくてもいいと考えているがガスが切れると給湯器も止まる。お湯が出ないここでの暮らしはちょっときつい。
 雪を片付けながら飛び去る飛行機を見ていると一羽のトビが円を描いて上昇していった。

2018/02/25(日) 春を感じる
 昨日は猿のことだったけれど、今日は煙突の周りを飛び交う小鳥の影を見た。右に左に2,3羽の鳥が遊んでいる。こういった晴れた日はこの家から飛ぶ鳥を見ているのもいい仕事だと思う。そろそろ3月で春が近いと夢を見た。
 池の周りに積もった雪を放り込むのだが硬くて硬くて力がいる。それに肋骨に響く。空にはソウルからの飛行機が列をなして成田を目指している。あ〜 オリンピックが終わったのだなと感じる。木曜日に作って誰も食べなかったジャガイモゴロゴロカレーをきれいにしてEテレで「金子兜太」の特集を見る。荒凡夫と自己を評していたというが、またひとつ昭和の宝が消えちゃったように感じる。戦争に行った人がみんな偉いとは言わないが戦場で暮らした人たちの感性が消えて行くようで困る。
 それとはつながらないが小鳥用のエサ台にミカンを輪切りにして乗せた。ここから見えるように雪を片付けた。
 空たかく 飛ぶ飛行機あり 鳥あそぶ    渡六

2018/02/24(土) 誰かが 来たようだ
 おふたりが帰って、見送って、湯に寄って洗い場をブラッシしてからお湯を借りた。帰り着いてストーブの脇に足を投げ出して休んでいた。少しウトウトとしたときだった。ガラガラと玄関の引き戸が開く音がする。誰か来たのかと思ったそのとたん「ウオ〜オ だれだ」と大声で叫んでいた。友人は帰ったのだし雪の中を訪ねて来る者はいない。私の頭の中を(猿だ、猿だぞ)と得物をもって玄関へ飛び出した。戸は30cmほど開いているじゃないか。そういえば湯の桜の木にサルがいた。外に出て見回してみたがそれは見えない。いやいるはずだと前を見下ろすと猫の墓のあたりに二匹の猿が背を向けて並んで遠ざかって行くのが見えた。走るでもなく、振り返るでもなく肩を落としてゆっくり去っていく。思索小屋へ向かって、樹木に見え隠れしながら進む二匹の猿の上に折から降りだした雪が姿を遮った。
 野菜くずや、果物の皮なんかを外に出していたせいか猿にしちゃこれは味方かと甘えたのかもしれない。学校に行っている猿ならいいのだけれどこの辺りの猿はチンピラ風情でひとたび入って来ようものなら部屋中引っ掻きまわすは挙句に糞までするわで私が往生することになる。そりゃ雪のなかの猿は同情もするがここはひとつ学校へでも行って教養を高めて来て欲しい。で、奴さんたちは野菜屑なんかは食べやしない。もっといいものを出せと言わんばかりだ!

2018/02/23(金) 雪虫を見る
 思索小屋がありまして今時のお兄ちゃんお姉ちゃんは怖がって泊まりませんがそこの雪を片付けます。もう一人の友人が気分を悪くしてちょっと意識不明になったりして忙しい思いをしました。が、どうにかエビちゃんと雪を片付けました。そろそろ3月なので降る雪の多さも分かります。これでいいだろうというところまで雪を片付けました。彼らは今、川を渡ってお湯をもらいに出ました。僕はビールを飲んで日記にかかります。気分を害した友人はいい気持で寝ていたと言います。エビちゃんは俺もこんな風に逝けたらいいのにといいます。私は彼らの御託はは聞きません。ふざけろ!とそれぞれの人生の責任を問い詰めます。でもみんな甘ったれで言うことを一切聴きやしません。老人は公害みたいなものです。
 雪を構っていると今年初めて「雪虫」を見つけました。今年は寒いせいか彼らを見ることがなかった。元気な方の友人は「雪虫というのは雪から出てきたらすぐに交尾をはじめていた」と驚いたように言います。生き物はそういうものかと私は納得しました。生きるということは虫も、ケモノも、花も樹木もみんな同じなんだと遅きに失した感はあるのですが感じました。

2018/02/22(木) フランスに行きたしとおもえどフランスはあまりに遠し
 太田省吾の転形劇場、1988年とパンフに書いてあるから30年前か、大杉漣が30代の頃に踏んだ舞台「水の休日」を思い出した。品川徹も出てたな。私よりも三つも若い、ちょっと早かった。
 学生時代の友人が来るというので朝にジャガイモゴロゴロカレーを作る。後で湯に持って行こう。味はまだ見てないけれど、湯の女将さんはきっとこれにレトルトを混ぜて食べるのだろう。結構うまいのだ。こういった機転の利かせ方が独特の人だ。
 朝日が強く差してその分寒い。そういっても陽の光は気持ちを浮き立たせ陽の休日を頂いたように感じる。寒さなんかそのうちに暑さに変わってしまう。この時期でなければ雪面を飛び回る妖精のような光は見えない。おまけに一点の雲もない青さが天空を覆っている。インチョンから帰る飛行機がここを通り過ぎる時間11:40高度3000フィート600kの速度で通り過ぎる。それを待って煙突の煙を入れて写真を撮る。さて、その後に索道のアンカーを掘り起こした。
 日記をやめて川を渡るか。さー、お出迎えだ!

2018/02/21(水) 御馳走様
 朝に見ると軽い雪がふわっと積もっている。日が差せば半日で消えてしまう10cmなのだがこれが思うようにいかないで日なんか差しゃしなかった。関東とは違うのだ。で、ず〜っとふわっと降っていた。
 昨日の朝飯をちゃんと創造する人は少ないと思った。そこで今日も同じような朝食、写真に撮って見ることにした。何せ今の人は私もそうだけれど想像することが不得手のようだし、ここに泊まったお客さんだって記憶力が乏しと思ったからだ。つまりこんな写真はもっきりやの宣伝で「こわくないから いらっしゃ〜い」」という私の叫び声なのだ。何せ確定申告が確認深刻となったせいもある。だからといって動じることは一切ないのだけど。
 10時にカンジキを履いて中津川を渡る。ごみを捨て買い出しに町へ降りる。食べるものが無くなった。食材をリックに詰めて再び川を渡る。5時になっていた。日が伸びたせいか少し余裕が出来た。ほんの少しだが!

2018/02/20(火) 後片付け
 9時に起きた。遅い。朝飯を食べた。好きなおかずで朝は贅沢をする。漬物は白菜漬け、胡瓜。片目玉。塩サケ、と残りの切干大根。鶯豆にイカの塩辛。納豆、ノリは手をつけなかった。ご飯は一合ほど、味噌汁は作り置きの大根と油揚げ。朝だけはちゃんと食べる。お客さんもこんなものだ。朝は大事だから!
 でオリンピックもあきたので国会中継を見る。与党の女性議員がへき地医療の質問をしていた。気になったのはレポートを読み上げて答弁を待っているすがた。再びレポートの読み上げだ。たぶん医療関係出身の議員なのだろうが、何となく予定調和的で出来レースの感あり。大事な問題なのだけれど、国には真剣さが見られなかった。気になったのは大臣席でず〜と寝ている大臣が写り続けていた。たぶんあの人だと思うが名前を間違えるわけにはいかないからここでは伏せる。私にとって身内同士の質問と答弁は意味を感じない。もっとも大事な時間もりかけ問題ばかり質問する野党も気になるが。
 で昨日下ろした雪をつまらないテレビを消してから片付けた。韓国のインチョン空港からの旅客機がここの真上を通り過ぎて行った。多くの関係者が乗っているのだろう。
 聞いた話だが金メダルの選手に国民――賞を贈るというのは本当だろうか?そりゃないだろう!これから半世紀を生きる若者に何が国民ーー賞なんだ!もしそうだとすると政府という組織は安直に過ぎると私は思った。

2018/02/19(月) 雪下ろし競技、予選落ち!
 やはりオリンピックの向こうを張ったここの雪下ろし競技に参加しなくてはいけないような天気だった。気温は相変わらず低く、ぐずぐずとしているうちに面白い番組なんかを見て、しょうがないか!と屋根に上がったのは11時だった。
 今日は日差しもあって、時に曇って雪下ろしにはいい天気だと思う。3時間かなと思っていた作業は4時間もかかってしまう。今年初めてひとりですべて下ろした。まっ60cmほどの雪だったけれど、その割には遅かった。だんだんつらくなる、いやになる、なきたくなるのだろう。
 川を渡り雪を踏んで確定申告を投函して、旧仁成館のお風呂を頂いて帰る。暗くなり始めていた。
 ゆっくりしよう。熱燗をつけて雪下ろし競技の選手を労わってあげよう。でもどうしても私の仕事はきれいにはならない。予選落ちといったところだ。熱燗は2本ならいいだろう。「ごくろうさん」と小さく独り言ちた。
 

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