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最新の絵日記ダイジェスト
2019/10/06 索道の手入れをした
2019/10/05 山が少し色づいた
2019/10/04 HP日記の改修に悩んでいる
2019/09/30 患者も湧く、カメムシも湧く
2019/09/29 昨日は商売繁多であった

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2018/12/12(水) 旅の前の夢で
 昨日の雨はそのまま降り続き屋根の雪もずいぶんと消えた。気温は昨日は3℃だったし、今朝は0℃ほどで夜は南風だったようだった。おかげで玄関前の消雪用の水が出ていない。冬が落ちつくまで積もって消えてパイプの上に降る雪の重さでパイプが動いて桝の水面から顔を出したようだ。濡れながら それを直した 
 昔、「お父さん、お母さんを大事にしよう」と旗を持って相撲の高見山が行進するCMがあった。今の首相がよく言うのは「政治は国民を守ることだ」と。どうも今の若い人は先のことばかりを考える。大上段に振りかぶって文句があるかというのは何時の時代も同じなのかと思うけれども、少し前の首相はそんなじゃなかった。人間名を残そうとすると、何だか同じような言い回しになっちゃうのだな〜と思う。
 いやまっ、そりゃいいのだけれどお父さん…も国民を守るもそう言われると反対の余地はないけれどそれが航空母艦とか労働人口の減少による人手不足には直接 繋がらないのでは。その前に考えなくてはいけないことがあるのじゃないかと感じている。空母は専守防衛の船で震災などの時に被災地を助けるという使い方には無理もあるように思うし、外国人の働き手にしたって生身の人間をこちらの都合で引っ張って来るということじゃないかと感じた。あのフランスの外人部隊も10年勤務すればフランス国籍を与えるという。もう少し考えなくてはいけない。国民を守るのではなく、人間の尊厳を守るくらいのことは言ってもらいたいものだ。何のために世界大戦で国民らを殺して塗炭の苦しみを与え、尊厳をもぎ取ったのか。そこのところをちゃんと説明しなくては幕末の頃の幕府の要人にも劣ると言っちゃうよ。インパール作戦でシベリヤの捕虜収容所で亡くなったふたりのおじさんが夢に出て「言っちゃえ、言っちゃえ」と僕に意見をした。そりゃ「お父さん、お母さん…」も大事だけれど子供達を何百万と戦地に送った笹川さんだって今となりゃ、きっと反省してると思うのだけれど。

2018/12/11(火) 予定終了じゃないけれど、見ぬものきよしだ!
 曇っていた空はだんだんと明るく変わって昼には青空になった。けれども気温は−3℃ということで言わずものかな。
 賀状は終わらせた。白菜も漬けた。素足で板の間をウロチョロすると痛いくらいでスリッパを履いてストーブで暖をとる。このまま冬中、家のなかでは裸足で行けそうだ。いや思ったより健康的だ。もっとも豆炭コタツと薪ストーブを前にしていてはしもやけになんかならない。しかし暖が取れない時代は別ですよ。痛い寒さで泣いてしまうだろう。だから現代の僕としてはお湯をあまり使わないで食器を洗ったりしている。これも慣れそうだが油物はいかんな。
 これから旅に出る準備をして一杯飲んで寝ることにする。旅のニュースは「旅の途中」としてなるべく書くことにする。
 花巻のマルカンデパートの大食堂や林風舎、盛岡の光原社と賢治ゆかりのところを見てくる。でもさ、久し振りの旅にあれやこれやと盛り込みすぎるとこけそうでちょっと… どっちにしてもぶらぶら南部の旅をしてこよう。
 明日は津南に泊めていただいて13日の早朝に飯山線に乗ってしまえばどうにかなる。
 ところで新選組の隊旗の色は浅黄色だと指摘を受けた。訂正します。ごめんなさい...

2018/12/10(月) 新選組の旗をひらめかそう
 雪は止んでしばらくすると陽が差した。その時の嬉しさはニコッと笑顔の中に仕舞われた。日差しの嬉しさは東京の人には分からないだろう。いや、嬉しさが違うのだ。
 気温は−2℃、寒かった。
 賀状のあて名書きと一口メモの書き込みの後 索道を渡る。ロープには雪がついている。今はまだ気温が高いがこれから本気な冬になるとワイヤーを含めてガリガリに凍って往生になる。まだロープをゆすれば良いだけだが年が変わればまず空搬器を対岸に渡して雪を落してからでないとワイヤーに凍った雪で搬器(かご)が動かなくなる。だから昼までは対岸には渡らないようになる。普通では出来ない体験だ。
 今朝、向田邦子さんの「阿修羅のごとく」を見た。今夜にも再放送があるようだ是非見たらよい。こういった辛口のドラマは今は出てこない。ここにはDVDもあるから見にきたらよい。ひとりでじっくり見なければもったいない。
 湯には白菜漬けを持って行きお風呂にも入れてもらったが少しお湯が少ないのかぬるいのだ。素っ裸で露天に向かって暖まってから 戻って体を洗う。
 屋号「のすわり」の福一さんのところで新選組の旗を受け取った。いや何でもいいのだけれどひらめく旗を見て気持ちを高ぶらせていたいからだ。赤地に誠、ギザギザの例の新選組隊旗のレプリカだ。僕は佐幕派だからこれが良いと思うのだが、高島平の師匠は新選組は赤ではなく萌黄色だと指摘を受けた。よく知っている。
 それであて名書きの続きをこれから始める。そう云えば「すわり」の奥さんは旗をきれいだといいニコニコ微笑んだ。彼女もきっと佐幕派だと感じた。

2018/12/09(日) どうにか賀状を印刷
 冬らしくなって素足の痛さがやって来た。
 賀状のプリントアウトで苦労して20枚ほど斜めに印刷しちゃった。これは許してくれそうなところに回すとして一段落した。明日はあて名書きに当てて湯に向かってお風呂を頂こう。
 −3℃まで下がった。積雪は5cmだったけれど昼には20cm近くなった。まだまだこれからだけれどこの雪、根雪になりそうで正月に下駄で歩くことは無理になったな。八甲田では120cmも積もったようだし青森も大雪になったといっている。毎年のことで諦めてもいる。今日までの暖かさに徳をしたのだから良しとしよう。ここの消雪用の水も機能しているし大丈夫。大丈夫だよ。
 今度の米坂線の車窓の景色が楽しみになった。陸羽東線だって景色としちゃ良いと思う。いつもの長靴をはいてジャンパーに合羽を持って行ってもいいかもしれない。旅のシュミレーションも出来て持参する小道具を選べる。
 ただ今日のような日に外に出ないというのはいけない。賀状なんか別にいいとして外を歩かなければここの冬と雪の良さは見つけられない。こんなことをいうのは初めてだな、が冬に寒さと共存出来れば僕も本物になれる。ちょっと塔が立ったけれど少しづつ寒さになれてみなければ。慣れるさ、慣れるよ!母方の伯父さんはシベリヤの収容所で昭和22年3月に亡くなっているのだ。戦争が終わってからで、僕もその寒さの一端を感じるべきでもあるだろう。世の中戦争さえ起こりかねない状況の中だし、僕の場合は羽毛のジャンパーと毛糸の帽子は被ったままでだけれど…すいません逢えなかった伯父さん

2018/12/08(土) まだ気温は高い
 今朝起きてそっとカーテンから外を覗く。うっすらと雪が降ったようだ。それでも2cmほどで昼には消える。
 小金井の友人とぐるりと車を回して福一さん宅に寄る。笑いながら馬鹿話をしていると一匹のサルが玄関前を横切って行く。「サルだ、サルだよ」と騒いでも当家の御夫婦は「ふん」といった感じだ。よくこの前を横切るようだ。サルを追いかけて外に出ると裏山の際に奴さんは足を引きずりながら向かっていた。「大丈夫か、寒くはないか」と声掛けをすると向き直って尻をついた。やがて林の中に消えていった。独行のサルは寂しそうに見えた。
 湯で友人はみやげを置いて風呂をもらって帰途に就いた。僕も今夜の降雪を感じて湯に車を止める。索道で帰って家に入るとポツポツ降っていた雨は霰に変わっていた。それもすぐに止んだが気温は0℃に下がっていた。もう帰り着いただろう小金井の友人も積もることの無かった雪に安心してくつろいでいるだろう。現在雪は無く気温も0℃ほどだが予報の割には心配はしていない。この辺りの老人方は先のことを気にかけながらも降らない雪にホッとしている。

2018/12/07(金) 教導をうけた、東北!
 後は列車に乗るだけだ。東北の鄙びた湯治宿は高齢化と時代の変化の中でいつまで続くのだろうかといった状況だという。ある温泉宿は何回もの転売を経験しているとも聞いた。僕の残り時間との競争のようだ。頑張れ湯治宿とのエールを送りつつ持続されんことを祈る。続いていればAIの時代に生きざるを得ない人たちの心を再発見する聖地と故郷になれるのだから。僕はそう思う。
 昨夜は高島平の先生が今度の旅の指導に現れた。「せっかく東北に行のだから、もっと勉強しなくてはもったいない」とご指導をいただいた。平安初期の大和朝廷に挑んだ蝦夷の阿弖流為(アテルイ)から幕末の南部藩、宮沢賢治や遠野のことの御教示に感じ入った。勉強が足りないなと頭を下げた。先生は夕食の鍋を作って「獺祭(だっさい)の大吟醸まで持って来てくれた。こんなお客さんはいるのかと僕も料金の一部を支払った。
 今日はまだ気温が高かったが夕方近くに南風が北に回って気温も下がった。今日来た小金井の旦那も鍋を作ってこれはビールで乾杯をした。今年の仕舞いの友人たちだった。
 何だかワクワクしている。八甲田の温泉は温度が低く浴者は1時間も2時間も腕を組んで何も語らずに浸かりつづけるという。僕に我慢が出来るかと心配だけれどとにかく浴槽で寝てしまうくらいの思い出にも浸かってこようと思う。皆さん外の雪降る寒さの中でだれも口を利かないでひとりふたりと湯に浸かる人たちのことを思い描いてください。今度はあなたの番ですよ。杉浦日名子さんの本も持って行きたいけれどもこの辺りでは無理かも。いや通販で買うか!
 時代の進みについて行けなくなって迷惑ばかりかけている。自分より年下の指導者の施策にも納得がいかない。 
 医者に行っても、薬をもらうばかりになって やり直しの利かない年齢になった。だからといって息を止めても死にやしない。
 それならば 元気に暮らそう。生きていたらまた是非 逢おう。
                        失敬!
 こんな賀状の下書きができた。

2018/12/06(木) 裸足と旗とローカル線
 起き掛けに詰まらいことに気が付いた。いや大したことではないけれど寒いのはしようがないとしてだからといって着込んでもこれまたしょうがないということでくつ下をぬいでみようと思いついた。以前から寒い時は温水でしか洗顔をしなかったのだけれどこの頃は冷水で顔を洗うようにしている。それがしゃきっとしていい感じだ。そんなこともあって今日は靴下をはかないことを試してみた。すると足の感覚に気が行って座布団でも滑らないし続けられれば健康には良いことだと気が付いた。
 江戸時代には将軍もおおだなの主人も質素倹約で足袋をはかなかったとも聞いた。将軍になろうとは思わないが、足の感覚が戻ってくれば滑って転ぶことも少なくなるんじゃないかということだ。実につまらないことなのだ。それでも今日は朝に7℃、昼には10℃の南風で玄冬になたら元に戻ったとしたってそれでいいじゃないかと思って続けてみる。
 今日はちょっと動いた。雪に埋もれてどこが何処だか分からないときのために立てた竿の先にピンクの目印の紐をつけた。旗竿にも滑車をつけてひとつ旗をはためかしてみようと思った。何にも動かない頃に何か目に付くものがひらひらしているのは元気が出るじゃないか。それに毎朝旗竿まで出て掲揚するのも何となく任務のような気がしてくるのじゃないかと。昨夜から山を吹く南風が強く枯葉が側溝を埋めていたそれも片付け、道も見に出た。
 旗をどうするかと思って見たが、幸せではないのだから黄色というわけにもいかんだろうし、日章旗も曲が無い。メルケル首相の国の旗でもいいけれど女史の国ではいじめられているしやめた。では作るかと思うと敷布を裂いての白旗じゃ全滅を意味する。なかなか難しい。昔、栃木の八丁の湯で友人と冬に作った旗にしても良いけれどあれから50年も経っている。何か考えてみよう。
 八甲田の谷地温泉は雪は消えたという。大湊線は雪ではなく津軽海峡を越えてくる風による不通はよくあるという。盛岡は雪なんかないよと答えた。東北もこの冬は少しだけれど楽が出来るのかもしれない。たまにはこんな冬があってもいい。そのなかを六角精児さんを気取ってひとり呑み鉄本線としゃれこもうかとひらひらたなびくピンクの目印を眺めている。動くものは元気をくれるな〜

2018/12/05(水) ガラ系ピンチと旅の予定だ!
 携帯がダウンして画面が出ない。さてどうにもできない。電池を外して再度充電したが赤いランプが点滅するだけでどうしようと困った。しょうがないので津南の電話屋ショップに向かう。秋山林道を走ってブナ林を抜けて行く。
 携帯の電池が弱って100%充電したとしても電池の容量は35%しかないという。それに赤い点滅はバッテリーを変えろというサインだという。じゃ、新しいものをと求めるとすでに生産は終了して在庫は無いという。だってそこに同じものがあるじゃないかというと新しいものは違った電池が使われているとひらりという。それにこの機械はどこかで買ったものでしょう?ともいう。良く分かるものだ。だからといってガラ系のものは先が無いのに何万円もだして買うことはしない訳で、スマホに替えても旧機種で6万円近いという。おまけに毎月の利用料金は6500円は最低価格だともいう。対応に出たお嬢さんはなかなかの美形なのだがその対応はだとも電話屋会社の指示に従わないお客さんには取って置きはお知えられないといった感じなのだ。そういう会社なのだろう。もし真剣に僕の疑問に答えてくれるのならそれなりに僕も考えるのだけれど格安スマホなんかを持っている人は相手にしないといった感じだった。この会社も社内では何も理解できない人には適当に対応して寿命が尽きるのを待てばいいといったことらしい。どうもこのところの大きな会社は余裕がないな〜と感じて外に出た。きっといつかこの会社のお偉方がテレビに向かって頭を下げるようになるのだろう。まっていようーっと
 在宅だった友人のところであぐらをかいてそんなことを話すと、じゃ〜楽天で見てみようということになって何と1分もしないうちに新品の電池を2000円で入札した。そうか!そういうことかと感じ入ったが、電話屋のおねえさんはそこまでは教えないものなのかとも理解した。やがてサービスが終了するガラ系の携帯を持っている人はやがて使えなくなる電池の予備を今のうちにストックしておいた方が良いということだ。
 どうも僻みっぽくなったが世の中について行けない老人の特性でもある。社会では老人は員数外なのだから、負けないように焦らないで対応して勉強しなくてはいけないのだと感じた出来事だった。面倒な世の中になりやがった!
 そんなことは良いけれど旅は決まった。十日町を始発で出て、米坂線に乗って東鳴子で泊まる。翌日は八戸に出て安藤昌益資料館を見てそこで泊まる。さて次の日が大忙しで八戸から野辺地、大湊でお線香を上げて取って返して八戸から谷地温泉(八甲田雪中行軍の関係地?)で泊まる。それから花巻に向かい鉛温泉、大沢温泉と転戦して20日の夜行バスで帰るのだ。どうだ!といってもこれは高島平の旅人のご指導によるもので甚だ情けないが温泉行脚で痛めた肋骨やら壊れそうな膝をお湯の中でなでてくることにする。しかし何だね、時刻表が読めない。いや目が悪くてさ、何回も同じページを括る始末。電池といい時刻表といいそういうことなんだと実感した。これからが大変で若い者には相手にされない、進む社会にはついて行けない、御意見番になんかなるつもりはないが、しっかりしなければ、きちんと生きなければしっかりと死ぬことも出来ない。八甲田山を見ながら明治39年の亡くなった210人の兵卒の苦しさも分からなくなっちゃう。これからのために18切符を握りしめてひとりで歩いてこなければならんということだ!旅だって大変なのだ。

2018/12/04(火) ジャンパーはいらない
 朝8時外気温8℃、昼18℃。汗ばむ。
 布団の中で一本残ったキュウリがあったなと気付いてこれを腐らせないようにするためにマカロニサラダを作る。後で湯に行った時に持って行こう。
 さて、初冬の旅なのだがどうにか形になりそうだ。帰りは高速バスで良しとして鳴子、花巻辺り、盛岡。大湊から八戸と回って来ることになる。出たとこ勝負での旅がいいのだがそうするとほとんどビジネス泊りになりそうでこれから予約を入れようと思う。久し振りのひとり旅、昔のようなのんきな旅にはならないけれど温泉と湯治宿を中心に回って来る。これはもっきりやの営業に資することになるだろう。
 索道から仁成館までの道をさらに良くした。ついでに湯の内湯をお湯を抜いて掃除してきた。ぐるっと回って車を寄せた。
 日記はこんなもので旅の予約しなくてはならない。しかし今日は暖かく全国的の気温の仲間に入れてもらってずいぶん得をした気分だ。タンポポがきれいに咲いていたな。

2018/12/03(月) 暖かい、汗までかく
 仁成館の御主人の祥月命日だった。
 賀状をどうするかと考えていたのだけれど文が出てこない。それでも座っていたのだけれど諦めた。そんなときは別のことをしていたほうが良い。
 毎年雪の頃になると索道で対岸に渡って20mほどの高さの傾斜を上るのだけれど今年の雪は遅いと感じていて、遠回りとなる車道を避けて一気に駐車場に上る道のやぶを刈って道を作る。降って来たらこれが直近の道になる。今日は気温が高くカッパなんかを着ていて汗だらけとなった。登って見返すともうちょっと緩やかなコースも取れそうなので巻き道を作った方がいいかもしれない。明日だ!
 湯に上がって猛さんにお線香を上げてお風呂をもらう。お上さんは先週に猛さんのお仲間が来て古いパイプの破損個所を直して行ってくれたと話した。毎年この時期になるとパイプの破損が出て猛さんは雪の中でひとりで直していたこともあったな〜。そういったことが古くからの友人のようになったお客さんに伝わるのだろうか、彼らがいま支えてくれている。亡くなって4年になる猛さんの魅力なのだろう。仁成館の歴史と伝説のようなことだ。そうなると僕は頂いたお風呂への義理として洗い場のタイルを磨いたのだけれど明日はお湯を抜いて内湯を洗ってこようと思う。猛さんへの義理と人情のようなものでここのお湯は守らなければならんだろうと感じる。いや大したことは出来ないけれどやれることだけだけれど、もっきりやもあるのだしと僕の義理と人情は実にやわだなと掘った穴にうつる顔から目を逸らした。

12月絵日記の続き


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