|
2018/12/07(金)
教導をうけた、東北!
|
|
|
後は列車に乗るだけだ。東北の鄙びた湯治宿は高齢化と時代の変化の中でいつまで続くのだろうかといった状況だという。ある温泉宿は何回もの転売を経験しているとも聞いた。僕の残り時間との競争のようだ。頑張れ湯治宿とのエールを送りつつ持続されんことを祈る。続いていればAIの時代に生きざるを得ない人たちの心を再発見する聖地と故郷になれるのだから。僕はそう思う。 昨夜は高島平の先生が今度の旅の指導に現れた。「せっかく東北に行のだから、もっと勉強しなくてはもったいない」とご指導をいただいた。平安初期の大和朝廷に挑んだ蝦夷の阿弖流為(アテルイ)から幕末の南部藩、宮沢賢治や遠野のことの御教示に感じ入った。勉強が足りないなと頭を下げた。先生は夕食の鍋を作って「獺祭(だっさい)の大吟醸まで持って来てくれた。こんなお客さんはいるのかと僕も料金の一部を支払った。 今日はまだ気温が高かったが夕方近くに南風が北に回って気温も下がった。今日来た小金井の旦那も鍋を作ってこれはビールで乾杯をした。今年の仕舞いの友人たちだった。 何だかワクワクしている。八甲田の温泉は温度が低く浴者は1時間も2時間も腕を組んで何も語らずに浸かりつづけるという。僕に我慢が出来るかと心配だけれどとにかく浴槽で寝てしまうくらいの思い出にも浸かってこようと思う。皆さん外の雪降る寒さの中でだれも口を利かないでひとりふたりと湯に浸かる人たちのことを思い描いてください。今度はあなたの番ですよ。杉浦日名子さんの本も持って行きたいけれどもこの辺りでは無理かも。いや通販で買うか! 時代の進みについて行けなくなって迷惑ばかりかけている。自分より年下の指導者の施策にも納得がいかない。 医者に行っても、薬をもらうばかりになって やり直しの利かない年齢になった。だからといって息を止めても死にやしない。 それならば 元気に暮らそう。生きていたらまた是非 逢おう。 失敬! こんな賀状の下書きができた。
|
|
|
|