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2018/12/06(木)
裸足と旗とローカル線
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起き掛けに詰まらいことに気が付いた。いや大したことではないけれど寒いのはしようがないとしてだからといって着込んでもこれまたしょうがないということでくつ下をぬいでみようと思いついた。以前から寒い時は温水でしか洗顔をしなかったのだけれどこの頃は冷水で顔を洗うようにしている。それがしゃきっとしていい感じだ。そんなこともあって今日は靴下をはかないことを試してみた。すると足の感覚に気が行って座布団でも滑らないし続けられれば健康には良いことだと気が付いた。 江戸時代には将軍もおおだなの主人も質素倹約で足袋をはかなかったとも聞いた。将軍になろうとは思わないが、足の感覚が戻ってくれば滑って転ぶことも少なくなるんじゃないかということだ。実につまらないことなのだ。それでも今日は朝に7℃、昼には10℃の南風で玄冬になたら元に戻ったとしたってそれでいいじゃないかと思って続けてみる。 今日はちょっと動いた。雪に埋もれてどこが何処だか分からないときのために立てた竿の先にピンクの目印の紐をつけた。旗竿にも滑車をつけてひとつ旗をはためかしてみようと思った。何にも動かない頃に何か目に付くものがひらひらしているのは元気が出るじゃないか。それに毎朝旗竿まで出て掲揚するのも何となく任務のような気がしてくるのじゃないかと。昨夜から山を吹く南風が強く枯葉が側溝を埋めていたそれも片付け、道も見に出た。 旗をどうするかと思って見たが、幸せではないのだから黄色というわけにもいかんだろうし、日章旗も曲が無い。メルケル首相の国の旗でもいいけれど女史の国ではいじめられているしやめた。では作るかと思うと敷布を裂いての白旗じゃ全滅を意味する。なかなか難しい。昔、栃木の八丁の湯で友人と冬に作った旗にしても良いけれどあれから50年も経っている。何か考えてみよう。 八甲田の谷地温泉は雪は消えたという。大湊線は雪ではなく津軽海峡を越えてくる風による不通はよくあるという。盛岡は雪なんかないよと答えた。東北もこの冬は少しだけれど楽が出来るのかもしれない。たまにはこんな冬があってもいい。そのなかを六角精児さんを気取ってひとり呑み鉄本線としゃれこもうかとひらひらたなびくピンクの目印を眺めている。動くものは元気をくれるな〜
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