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2018/12/29(土)
大雪続き ひとり楽し
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いや〜よく降る。1mは越えたと思う。それでも12月は降らなかったのだから得をしたということだ。良いと思えばすぐにこれでも参ったということはない。降らなきゃ街の人が困るのだからバランスの上でもこれを受け入れるのが山で暮らす人の覚悟だ。 今朝は7時になんて起きやしなかった。朝令暮改は世の習いだ。起きだしてお客さんが来るのでここのおせち おでんを作ってから外に出る。雪片付けで家の周りと下屋の雪を下す。消雪の水で少しでも融かそうということだ。2時間もかかってしまう。それから朝食を頂いてストーブを点けて落ち着いたのが昼前だった。 こうなると降り止むまでは何も出来ないので読みかけの「八甲田山死の彷徨」を読み始める。高島平の旦那が八甲田の谷地に行のならこれは読んでおかなければと渡されたものだが八戸でピタリと本を閉じた。いや他人ごとでは無いと感じた。冬の寒さで指が凍って小便が出来なくて凍えて死んで行く青森5連隊の兵隊の記述に感じたのだ。冷たくて指が使えなくなって垂れ流して凍って倒れる。そこまでは無いとしてもそれに近い体験はある。昨日までの晴れが突如として大雪になった今回のような低気圧に遭遇してしまえばそれは僕の体験ともなる。これは嫌だよ。電車で最終で小便に悩まされても死ぬことはないけれども、ここではひどいことになるのは必定だ。だから読み進めなかったが今日はストーブも漬けたし豆炭炬燵も用意したのだからと読んで行く。するとお茶ばかり飲んでいるのでトイレが近い。近すぎた。外は細かい雪が糸を引くように降るのを確認した。一服つけてテレビを入れると「72h」の総集編に出会った。本もやめてテレビの前で焼酎を飲み始めてしまった。だって、今見なければ見過ごす番組だろう。NHKのなかでは1,2の番組だ。それを見ている。雪のことなんか気にしちゃいられない。いろんな人が悩み笑い照れ怒っている姿は見ておくべきものだと大雪に閉じ込められた僕が見ている。「な〜んだ みんなおんなじじゃないか」と
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