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最新の絵日記ダイジェスト
2019/10/06 索道の手入れをした
2019/10/05 山が少し色づいた
2019/10/04 HP日記の改修に悩んでいる
2019/09/30 患者も湧く、カメムシも湧く
2019/09/29 昨日は商売繁多であった

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2017/07/31(月) 1日でひと月分の仕事をしたということだ
 ようやく晴れたといった感じであった。昨日順延した索道整備をやる日である。御普請組の元組頭は朝の8時には来てくれたが、こっちはようやく茶わんに飯を盛ったところだった。
 索道はこの春、少しお太りになったお客さんが乗ると自重で引っかかることになった。荷物専用ということだが、荷物管理の時もあるのだ。安全ということは法律では推し量れないこともある。法よりも命が優先するのが田舎の暮らしだ。いつでも被告になる用意は出来ている。それはいいのだがまずキトウクリップで4分のワイヤーをチルホールで引っ張り、ターンバックをめいっぱい緩め、本線のクリップを外して詰めてからターンバックを締めて調整する。こんなことは誰も分からなくてもいいけれど面倒なことなのだ。
 その後が大変で水の原水の整備とタンクの水漏れと思えるところに手がかかった。油粘土をはがしたコーキングの後にぬってみた。水漏れはだいぶ治まったが油粘土の油がタンク内に浮かんで困った。ただこのタンクのまずい点は分かった。粘土の代わりに綿などを詰めるのが昔の方法だ。それも含めて対応できるところまで来た。7月31日、群馬太田のK氏がいてくれたおかげで何だかずいぶん先が見えるようになった。ひとりではしょうがないなと思う瞬間である。

2017/07/30(日) 予定通りにはいかないけれどもこなしていく
 朝は晴れていた。そうなると今日の中止にした索道ワイヤーの張り直しが出来そうだった。御普請組の元組頭に連絡、14時以降ならと返事をもらう。それまで草刈の続きをしていると激しい雨が来る。これではだめと諦めつつ空を見上げると雨は止んだ。止んでみたり降って見たりと天気に振り回されて明日以降に順延とした。ついでに水槽の漏水を見てもらう。今あるタンクを使うということにしてまず漏水箇所を特定しようということになった。
 「すわり」の福一さんのところによる。夏バテ気味の福一さんとK氏と笑って帰って来た。
 「今年の天気だと秋の紅葉はいまいちだろう」と彼は空を見上げる。

2017/07/29(土) 体に悪い
 予報通りの雨降りの朝でした。せっかくK氏が来てくれているのですがこの雨ではと気を使っております。少し雨脚が弱まるとK氏は「草刈は降っていたほうがこ気持ち良い」とおっしゃる。
 そうなんです汗で濡れるのも雨で濡れるのも同じでむしろ雨のほうが気持ちが良い。はじめから諦めているからだが。そして草の切れも良いように感じる。K氏は「草というものは根元から刈るとその後必死に成長するという。種を残さなくてはいけないから」という。ひもで刈る場合は根っこからきれいに刈れるがその後の草の伸びが早いと感じていた。刃で刈る場合は土の上を10cmほどで刈るのだが刈った後の様子はピンとこないが何となく伸びが緩やかだとずうーと感じていた。「そうなのか」と僕は納得した。それでもひもを中心に刈っているのだけれど…
 4時間かけて二人でずいぶん頑張った。天気は明日、明後日と悪いようだ。予定していた索道のワイヤーの調整は延期せざるを得ない。8月になってからということにする。となると明日も草刈になる。びっしょり濡れてこれでは体に良いわけはない。

2017/07/28(金) 軽トラックがここでの文化です
 病院の帰りに預けた軽トラを取りに行った。急いで帰って3時間もかかる。やはりここでは軽トラックが何かにつけ必要なのだ。無いと途端に感じる。明日は朝から太田のK氏の力を借りて草を刈る。
 帰りに見た空に浮かぶ雲はやさしくてきれいだった。
 忙しいので明日に備えて一杯飲んで寝よう。そういえば病院に行ってからタバコを吸わない。このままやめられるかしら!

2017/07/27(木) 夏の日
 このところの天気は晴れず曇る、暑いといった日が続く。
 あれこれと水槽からの漏水を考えて日が過ぎて行く。そういえば道の草刈もやらなければ。先日渡った飯山線の線路のようにここでの暮らしも少しさび付いたようだ。

2017/07/26(水) 病気は鼻かぜらしい、フン
 8時から寝てしまうと12時前と2時ごろと4時に目が覚める。まだ大丈夫と目をつぶると今度は6時前の目覚ましが鳴る。鳴るとあ〜起きるのかと目覚ましを止めたがそのまま寝ていた。これはちょっとまずいと病院に行く。内科の医師は咽喉を見て聴診器を背中に当てて「咳出るの、咳出るの」と聞いただけで薬の処方を書くだけだった。せっかく仕事を休んで来たのにちょっと軽いなと感じた。たいしたことがないということだろうが僕としては肺炎もありかと覚悟をしていたというのに…
 このところ水が減って困っている。補助の水を加えて水量を増やしたが2月の断水、凍結事故後の対応をしなければいけないといつも考えているのだ。大工さんところで相談すると今のタンクのどこから漏水しているのかを確認して止まるようならそれでいいだろうということだ。まずタンク周りを少し掘って井戸側のタンクを露出させようと決める。昔は今のような良い材料がないから綿のようなもので物で水漏れを止めたという。これが結構良いらしい。あーだこーだとめんどくさがってむずがっていても漏水は止まらない。一度タンクを空にして漏水箇所を特定してみようと考えた。帰って給水パイプを出してみた。とりあえず今日は病人としてここまでだがこの土曜には水場の仕事になるな!しょうがない!

2017/07/25(火) 病光明に入るかな?
 今日は休めないのだ。仕事がちょっときつく仲間との連帯を考えると休めないのだ。昼に下着とシャツ、午後に下着を変えた。汗の感じが病人のようにシャツを濡らす。
 朝には35.6℃、帰って来ても36.2℃。熱はないのだ咳とタンだ。な〜に起きていてもしょうがないから今日は7時には寝ちゃうのだ。
 切明の野天風呂にもだ〜れも人はいない。みんな夏風邪だ!

2017/07/24(月) 時間が流れる
 風邪気味で良くない。一昨日、昨日と続けた草刈のせいで回復は遠のいた。まっ風邪といっても咳とタンぐらいで熱が無ければ大したことはないと感じる。そのまま今日も草刈に出る。
 ちょっと考えた。
 お医者も事務員もタクシーの運転手も誰にも同じように過ぎて行く時間のなかで人は暮らしていると。良い時も悪い時も公平に時間は流れて行く。
 都市でも、田舎でも夏と秋と冬と春、季節は進んでそのなかで良いところ悪いところ思い悩んでいてもみんな同じなのだと感じる。
人間の思い込みはみんな的外れで喜びや涙はいつか消えてしまうけれど過ぎて行った時の重みだけが残る。
 どうしようと考えたってしょうがないと気が付いたとき、自分の安らぎを思うと、つまりそんな時間を上手に使えただろうかということに尽きる。風邪気味でも雨が降って来ても少しでも進めたという満足感が時間の中に残る。それでいいだろうと風呂に入って汗を流す。よくわからないけれどこの時代2017年7月24日は世界どこでもちっも変わらないのだから。

2017/07/23(日) 休養になった
 朝は雨で今日は休養するかとぐずぐずしていた。
 昼に伊達巻の時の友人がテレビに無線ランを取り込む器具を持って来てくれた。つまり無料の映画などをテレビで見れるということらしい。冬の長い夜にはもってこいのものだ。スマホもDVDカメラも今度はTVstickだ。みんな使い上手になるには異口同音にとにかく使いなさいと言う。しょうがないいじくりまわしてみるしかない。ちょっと重荷だけれど。
 彼が3時に帰ると雨も上がったので少し草を刈りに出る。再び降り出した雨に濡れたけれど少し草刈は進んだ。

2017/07/22(土) 孤独を忘れるために草刈
 スマホもDVDカメラも使わなくてはだめですよと友人は言う。それは分かるがスマホとDVDカメラだけで暮らしているわけではない訳でまずここでの暮らしの順番として夏は草刈などをやっていなければならない。梅雨が明けて水の量が減ったと思うし、そうなるとタンクの漏水を止めなければいけない。索道も緩んだワイヤーを張りなおさなければならないし、時期を見て屋根のペンキや道のコンクリート伏せが待っている。こう言った作業は絶対にやらなければならないというわけではないのだけれどやっておかないと自分の気持ちの拠りどころがなくなってしまう。ひとつひとつを順々とこなして初めて心が安らぐのだ。どっちみちひとりの人間が自然を前にしてやっていけることなんか心細いものでどう負けるかが大事なのだと思うのだ。どう死ぬかが分からないと真に生きられないように、負け方に慣れておかないと明日に続かないように思うのだ。
 で、お日様の動きを見ながら昼からもっきりやの周りの草を刈ってみた。

7月絵日記の続き


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