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2017/12/31(日)
もっきりやに帰って雪下ろし
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小諸で目を覚まし直ぐに津南、秋山へ向かう。 お客さんが屋根に上ってくれるという。嬉しいのだけれどただお願いしますと言う訳にはいかない。危ない作業でもあるしジャ〜頼むとは言えないでしょう。あばらを折った痛みより大きな事故を他人任せには出来ない。11時に仁成館に着いて川を渡る。見るともっきりやはすっかり雪の中だった。一休みに後に屋根に上がる。もし、ひとりで作業すると2日はかかっただろう、それも健康体でだ。そりゃきれいにできなくてもこの建屋は雪を下すたびにグングンと力を回復しているように感じた。その力が折ってしまった6本のあばらにも伝わって僕だって力を得るのだ。3時間の後に飲んだ酒はうまかった。 雪はそうね、2mほどだったが少し少なかったかもしれない。ひとつのスノーダンプを壊したけれど人がいるだけで楽しく作業が出来る。あばら6本事故がこうして人たちの力を届けてくれた。 そりゃあばらは痛いのだけれど屋根から落ちる怖さが勝って僕だって頑張れたのだ。とにかくいつも僕を守ってくれるこの建物に御恩返しが出来た。ありがとうございます。感謝でした。 今日で2017年が終わるのだけれどこの1年は少し歳を感じた年だった。歳を取っては生きられないここであばらを折ってなのかいられないのだけれどいろいろ考えさせられた。2時間待って乗せられた救急車で1時間30分かかって運ばれた病院は回復するにつれてまるで竜宮城のように居心地の良いところだった分、「俺はなんてひどいところにいるのか」と泣いたのもホントなのだ。この世の旅が少なる今日にこれからの10年を考えた。時間や、思い出、けんかや仲直りそういったことをもう少し真剣に考えた時に僕のもっきりやが新しい姿となって帰って来ると屋根の上で感じた。皆様の新しい年のご多幸を祈る気はないけれど七転八倒して1年365日をご自分のものとして過ごされんことを祈りつつ2017年の日記を締めくくります。
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