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2016/09/21(水)
山は水浸しだった
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山はどこも水が湧き出してそれを集めた雑魚川は増した水量を呑み込めないまま河原一杯に広がって流れ下っていた。 ふだん水のない小さな沢や山の斜面から染み出す流れが足元を濡らした。秋山郷は毎年2mや3mの雪で覆われ、春の雪解けの水を流す道が大地に深く刻まれている。その水道を伝ってこの間の大雨が流れ下るのだ。 そのせいではないだろうが今日は仲間がキノコを見に行くと出てすぐに帰って来た。マイタケがあるという。袋がないのでシャツを脱いでおよそ6キロほどの初ものを採って来た。もちろんみんなで分けた。雨で塗れた身体にマイタケの香りが移った。
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