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2016/05/29(日) マムシ酒
 お客さんが帰って、見学の人が来て、水平動を自転車で走った友人が寄ってくれた。彼は自転車で転び指の付け根を打撲していた。あの時の僕と同じで共通するけがのようだった。
 もっきりやは治療室となって奥にしまっていたマムシ酒を幹部にシップした。腰にはシップを渡して擦過傷には消毒液をつけるようにと云うのだが、大したことはないと言いつけを守らない。若い人は元気がいい。
 マムシ酒は長いことここにあってすっかりビンは汚れてしまっていた。打ち身には効くようだ。材木が倒れて当たり、色を失った腕がマムシ酒に漬けると見る見るうちに血行が復活するという。僕も以前山で指を脱臼して困ったことがあった。痛いのである。コップにマムシ酒を入れて指を浸していると痛みは消えた。その後指が動かなくなってお医者に怒られたことがあった。マムシ酒は民間薬の本によると神経痛、切傷、肋膜炎、歯痛に良いという。強精はこれではなく焼いて食べるらしい。また生の目玉を飲むとも書いてある。そこまでする強精は必要ないがマムシは民間薬としては昔から使われているようだ。お医者が近くにいないこの辺りではマムシ酒や熊の胆、栃の実の焼酎漬けなど実に多くの山の生り物や蜘蛛まで薬にした。こういった民間薬が命の綱だった。そういえば長野県は薬草の宝庫で養命酒や百草丸など実に豊富だ。


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