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2016/12/04(日)
巣鴨駅頭にて 雑感
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先月巣鴨で石渡先生と待ち合わせをした。時間前だったけれども僕は少しの間通り過ぎる人たちの顔を確認しながら先生を待った。10分近く他人の顔を見ていたとき過ぎる女性の顔に若かったころに気になった人の姿を探していた。「あれは彼女に生き写しだな、待てよこの人がもう少し髪を短くすればそっくりだ、ちょっと似ているな、こりゃダメだ、ドキッとするくらいそのものだ」あれから30〜40年も過ぎて同じようにおばあさんになっているということは一切考えず、いつもあの時のままできれいでドキドキさせる女性を探している姿にちょっと呆れた。それでもおっさんも男で青春もあってそばにはいつも女性の影があった。古今亭志ん生が噺の枕で「殿方は御婦人、御婦人は殿方…」と言っていたように女の方もそんな風に男を見るのだろうかと思って待っていた。すると歳をとったはずの石渡先生が比較的若い姿でえくぼを失わずに現れたのにはがっかりした…
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