来るなら来てみろ もっきりや
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最新の絵日記ダイジェスト
2019/10/06 索道の手入れをした
2019/10/05 山が少し色づいた
2019/10/04 HP日記の改修に悩んでいる
2019/09/30 患者も湧く、カメムシも湧く
2019/09/29 昨日は商売繁多であった

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2015/11/30(月) ネズミの季節でもある
 今週で仕事は終わるのだろうか、終わりそうでもあるし、続きそうでもある。でもどっちにしても明日は師走になってカレンダーも1枚になる。
 目の前を何かが動く。気をつけて目を凝らしているとこの辺りのネズミで(ハツカネズミ)という小さい奴だ。それが怖れるようすもなくうろちょろと目に前を行き来している。コタツに入って足の上を動き回る。よく観察してどこにわなを仕掛けたらいいのか研究しよう。あんまり目の前を動かれても困るのだけれど捕まえて殺してしまうのも気がひける。どうにか外に出て行ってもらいたいものだがここにいれば安全と春までの同居を許す大らかさも無い。そこで手を汚さない方法で捕まえるトラップを考えた。まずバケツに3分の1ほど水を入れてそこに糠を入れておく。2・3日は糠は水の上に浮かんでいる。彼らはその匂いに挽かれて飛び込んでおぼれると言う塩梅だ。生き物を殺すというのはどうもいかんのだが、カメムシを殺しまくるのだから僕も人間としては我がままで凶暴なのだろう。もちろん弱いものに対してだけだが…
 

2015/11/29(日) 新築の小屋を見つけた
 おかげさまで雪は消えました。気温は3℃ほどでしょうか。まだ細い木の雪囲いをしてここに向かってくる友人を津南で捕まえるべく半月ぶりに町に下りた。軽トラックを友人宅に預けておいたほうが得策と考えた。
 友人は一杯飲んで鍋をつついて「さ〜てと…」小屋へ向かった。相当気に入ったようである。そういえば見玉トンネルの先にいい小屋が出来ていた。ありゃ〜お金がかかっている。ただ気になったのはカタクリの花の咲くところだということなのだが…小屋というよりか別荘のような建屋でいい感じの造りだった。ちょっと僻んでみた。ただ、道に近すぎる。静けさとしてはここの小屋にかなうまいとまた僻んでみた。

2015/11/28(土) ゆっくり寝てしまう
 昨夜は流れる雲の合間にきれいな月が見えた。
 今朝は雪の上に朝日が差してきれいな光を跳ね返している。
 外気はちょうど0℃。寒いのは寒いのだが差し込む光に気分が浮き立つようだ。
 電話の調子が悪いというので調整に来てもらう。4時になってから帰途につく2トンのトラックが気になって無事に帰り着くべく共に道を駆け上がった。そういえばこの時期に修理の車が来たことがあった。なんでこの時期なのかと思うのだがとにかく雪の来る頃は色々とあると感じた。
 そんなわけできょうは便座の取替えと駐車場の掃除だけしか出来なかった。後は探してするような冬支度だから気にしないのだ。

2015/11/27(金) 来た来た初雪なのだ
 昨夜は予報に反して満月のようだった。その分今朝はずいぶんと冷え込み−1℃。指先が凍った。
 昼から雪になり夜になるとアスファルトの上にも積もっていた。それでも今のところは大雪にはならないと思う。初雪の時はいつでもそうだがフロントガラスから頭を突き出すように運転して帰って来た。例年と比べると一月は遅いようだ。
 この週は寒暖が日ごとに変わって体調を保つのが大変だったがとにかく終わったのできょうはゆっくり酒でも飲んで明日の朝は8時まで寝ていてやろうと決めた。たぶん積雪は10cmほどはあるだろうが大丈夫だろう。
 昨日は僕にとって大女優だった原節子さんが亡くなったというので「麦秋」を見ていた。僕のおっかさんや伯母さんとはずいぶん違うけれど大切な時代が遠ざかったのだろう。小津さんのDVDが宝物になったのだ。

2015/11/26(木) 熊も見た
 先週までキチョウが飛んでいたのだけれどここのところぱったり見えなくなった。成虫で越冬するチョウだというから何処かにもぐりこんだのだろう。そのかわりに小さいガがポワポワと飛んでいる。透き通った羽を忙しくはば立たせて目の前を行き来していた。今日は渋沢へ向かう水平道を魚野川から這い上がった熊が20mほど先を斜面に這い上がって消えた。
 天気が悪くなると思っていたのだが馬の背手前では暖かく霧が降りてきていたが群馬側ではうす曇で昼過ぎには日も射して昨日の雪は消えた。気温は12度近くあった。明日は大荒れと言うのだけれどここはまだ暖かい。

2015/11/24(火) この雨、雪になるかな
 夕方家の前で気温は5度。まだ雪にはならないが3度に落ちれば雪になるだろう。
 昼まではそれでもこのところの気温が維持されていてけれども昼食後はドンと寒くなった。雨も降り出した静だろうが山は霧のなかできっと雪になっていることは想像に難しくない。冬の厳しさがやって来た。
 今年のヤマブドウは成りが悪いようだが見るとサルの食べ残しのブドウが落ちている。このすっぱさが喉の渇きにいい。探してみると幾粒かのそれを見つける。食べると貴腐ブドウになっていて甘いだけだったがみんな食べてやった。やはり喉の渇きは収まった。

2015/11/23(月) 晴れ間に稼いだ
 天気がもちそうということで急遽仕事になった。この時期雨の中での作業は健康に良くない。それにやることはたくさん残っている。
 昨日の水場の整備のとき鷲鷹が飛んでいるのを見た。だがなんという鳥なのかは分からなかった。2年前にはイヌワシが水場の上を良く飛んでいて川西道でも何回も見たが、去年今年はここでは見かけない。その鷲鷹は大きなものでトビよりか大きいように思えたのだが腹や翼の裏側は白く見えた。一日座り込んで空を見上げていたらまた会えるかもしれない。なかなか格好がいいと思って目で追いかけていた。
 4時半というと暗くなるのだが今日はトイレの水を切った。今度は時間があれば便座を取り替えるようだ。

2015/11/22(日) ほぼ終えた
 うす曇で時より日も差した。バケツを持って釘袋にゲンノウをぶち込んで杖を突き突き水場へ上がった。ここの水は4ヶ所から3っつの沈砂用の桶を通して下の用水タンクに送っている。このところの天気で水の量は充分でこのまま雪が降っても大丈夫だと考えていた。でもちゃんとメンテをしておいた方がいいに決まっている。そこでお客さんのご婦人と水場に上がった。湧水は4ヶ所とも充分にあった。それでも掃除を終えると水の量はずいぶんと増えた。沈砂用の桶からあふれるほどになった。また小屋への新たな水源とその取水方法を見てきた。これはブロックでダムを作って流れを堰き止め少し掘ってモルタルで底を固めれば出来そうに見た。来年だけれど。最後の1ヶ所は一年ぶりで見に行くがここもいい水が出ている。ただもう少し工夫をしないと水量が少ない分用をなさないようだ。とにかく水場の整備を終えれば大方の準備は終えたようなものだ。おまけに索道の「山房下駅」の雪囲いも終えたのだからたいした仕事したということにしておこう。これからはゆっくりもっきりやへつづく道の側溝でも片付けていればいいようなものだ。
 ところで小屋に泊まったMOTOKOちゃんは音楽も聴かずに中天の月を眺めていたという。こじゃれたいい小屋だと!

2015/11/21(土) IF YOU COME YOU CAN COME
 MOTOKOちゃんは電気をかざして小屋に向かった。どんな顔をして明日帰ってくるのかちょっとおもしろい。
 彼女が言うには外国のサイトにここを載せればジョンやメリーやピエールやエリザベスがやってくるという。そりゃ僕も承知しているが平日仕事に出ている僕にしてみればジョンやピエールへの対応は力が要る。仕事を辞めれればそれなりに遊べるが今のところは仕事の収入は重大事である。MOTOKOちゃんはそういったことを含めて海外のサイトに出してみようかという。
 彼女が乗ったバスで出会ったおばあちゃんは84年もここに住んでと話し始めた。海外で仕事をするMOTOKOちゃんにしてみれば84歳の老人がひとりでバスに乗って町に出て用事を済まして帰ってくるということが驚異だという。世界で3mも4mも雪が積もるこの地域で人が暮らしているということが人々を驚かす。アフリカの人やアラブの人、アジヤの人やアメリカの人に世界で最も困難な冬を過ごす人間の知恵や我慢を体験してもらうために「もっきりやさんちょっと冒険をしてみたら」と言うよなことを話して去った。
 朝の内は雨で昼から樹木の雪囲い通水の確認、薪の片付けをやりました。明日は曇りマークなのでMOTOKOちゃんに手伝ってもらって水場の掃除をしてみようかな…

2015/11/20(金) カモシカの右足
 山を歩く時このところ足元ばかりみて登るようになってしまった。それに上りは時間がかかるようにも感じる。こういったことは年齢による衰えに類するものだろうが、まぁ〜そんなに気にすることはない。年を食ってしまったのだからそれはいいのだ。足元を確認して歩くことは大事でゆっくりゆっくり歩幅を広く取って登っていけばいい。
 切明から岩菅山方面への上り道はきつくつらく今日もそれこそゆっくり登っていった。と、なんとなく感じるものがあってふと立ち止まって顔を上げると5mほどのところに冬毛に着替えた丸まるとしたカモシカがこちらを見ていた。「おおっつ」と声を出してしまった。奴さんは逃げるでもなく見下ろしていたが、それでは僕が先に進めない。こんな時デルス・ウザーラは「おまえ何しているか、山に居場所が無いのか。ここはお前の歩く道ではない」と話しかける。それに倣って僕も静かに声を掛けた。奴さんはゆっくり道を外れて斜面を下って行った。
 用事を済ませての帰り同じようなところでまた奴さんに出会った。デルスになりきってまた話しかけると登山道を降りて行く。どうも右後ろ足を引きずっているようだった。
 作業で上り下りする人が言うにはそのカモシカはこのところ道を外れないでいるという。人が歩く道は彼らにしても居やすいのだろう。これからの雪の季節、怪我をしたままの野生動物は春を迎えるのが厳しいと思われるけれど少しでも早く治ってくれればと感じた。奴さんのためにも僕のためにも雪が遅くなればいいのにと願う。 

11月絵日記の続き


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