来るなら来てみろ もっきりや
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最新の絵日記ダイジェスト
2019/10/06 索道の手入れをした
2019/10/05 山が少し色づいた
2019/10/04 HP日記の改修に悩んでいる
2019/09/30 患者も湧く、カメムシも湧く
2019/09/29 昨日は商売繁多であった

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2015/10/31(土) 買い物に出ると何も出来ない
 久しぶりに7時過ぎまで寝ている。曇り空なのだが時どき日が差すもので自分の敷布や布団カバーなんかを洗濯して一応電気毛布なんかを敷いて冬用の支度をした。
 10時過ぎにここを出て支払いや買出しに向かったのだけれど昼も取らずに帰ってみれば早3時を過ぎていた。行きは山はガスに隠れていたが帰りにはガスが上がって高いところは霧氷が覆っていた。途中登山者を乗せて聞いてみると雪は積もるところまではいっていないという。そういえば今日は寒いと感じた。それから三角小屋を片付けてみるのだが直ぐに暗くなってしまう。しょうがない。明日ということにしよう。しょうがないわい。

2015/10/30(金) 10月も終わる
 1週間の仕事が終わってひと月の仕事がおわった。来週は早11月になって冬が進む。このところは暖かいと感じてはいるがこんな時は寒くなれば一気に雪もないことはない。去年は12月の始め仁成館の猛さんの出棺の時に降り出した雪が根雪になった。もっともクリスマスまで降らないこともあるのだけれどそれは特別のこととして気持ちはびくびくしているのだ。だから週末は冬の準備に取り掛かる。やることをメモしたら1週間の疲れを取るべくOZUの映画を見よう。このところつづけて見ているとスクリーンの中で酌み交わす杯が移ってきてここでも燗を付けてひとり参加している。その飲み方はきれいなものだ。酒はこう飲まなければいけないと勉強中だ!

2015/10/29(木) どんな仕事も大変なのである
 小さな発電所の取水口に流れ着いた流木を昨日から片付けている。きょうは土砂の排除なのだが流れ落ちる水に濡れそぼった。土砂は流水でどんどん流れ落ちていくが安全確保のための何本も張られた命綱を縫うようにする作業だった。10時を過ぎて差し始めた日の光に助けられた。
 紅葉は500m辺りまで下っていったようだ。まだまだ観光客はバスのなかから目を凝らしているが葉の落ちた明るくなった山のたたずまいもまたいいものだと思う。自然はいいことも悪いこともつながって見せるのだ。
 11月の4日14時に奥志賀方面の林道は閉鎖される。来年5月末までの間ということになる。

2015/10/28(水) 氷雨に濡れる
 昨日は暖かくずいぶん長くつづくと思っていたらこの雨だ。終日降り続いてすっかり濡れてしまった。嫌だなーと思っているといつの間にか日が暮れてすっかり暮れ果てて帰って来た。風呂が沸くまでの間にウイスキーを飲んで身体を温めた。
 今度の休みも天気はよくなりそうもないと予報は言っているが冬の準備は天気を気にして入られない。むかしからこの時期は出稼ぎもあって早く早くと気が急く。降ったってたいしたことはないのだが体が出稼ぎを忘れていないのだろう。それに早く準備を終えてのんびりしたいというのもある。覚悟を決めてやることはやってしまおう。
 トイレのくみ出し、ガスの準備、もっきりやと思索小屋の冬囲い。水場の整備と三角小屋の片付け、ゴミの搬出、蝶の食草の埋め込み、冬場の買出し。いろいろあるな〜

2015/10/27(火) 生き物たちのこと
 むかしのことで恐縮だがカモシカが切明発電所内に迷い込み、柵に首を突っ込んで抜けなくなったことがあった。まだ雪のある頃だから春の連休中のことだった。それを見た観光客がやってきて大騒ぎになった。発電所には監視用のカメラが在ってそのことを見ていたけれども連休中で人もいなく対応が出来なかった。僕が切明の雄川閣にいたころだからずいぶん前のことで僕もいろんなところで働いていたものだと感慨が深いのだがそのときは車のジャッキを持って来て柵の隙間を広げてそのカモシカをたすけたことがあった。年を取ったカモシカのようで右の角は折れてしまっていた。奴さんは首が外れると一気に雪の山に駆け上がってこちらに向かってしきりに首を上下させていた。僕はそれを見てお礼を言われているようでいいことをしたとうれしかった。
 今読んでいる「犬のお伊勢参り」のなかに十辺舎一九の本で「翁丸物語」という小説がある。もちろん作り話なのだが首に掛けてある銭を何人かの荒くれ男がその金を奪おうとして逆に噛み付かれて怒って石を投げている。そこに土地の郡代官が通りかかりその命を救うのである。助けられた犬はその後、助けられた代官に飼われていたのであるが代官がほかの悪漢に逆恨みされて殺された時その膝にかみつき首を切り落とされた。しかし膝にかみついた首は取れなかったという。その後代官の息子の夢枕に犬が出て事の顛末を告げて親の敵討ちが出来たという話で西国にはそんな犬首(いぬがみ)明神がたくさんできたという。動物は感心なもので僕はあのカモシカを思い出してそんなこともあるのだろうと思うのだ。
 きょう切明に向かう道でタヌキがひかれていた。かわいそうだなと思って片手拝みで通り過ぎた。犬もカモシカも猫もタヌキも一緒に生きている。

2015/10/26(月) あとひと月、降るな!
 志賀方面の木々は落葉して見通しが利くようになった。それでも観光バスは眠そうなお年寄りを乗せて上り下りと忙しいようだ。例年ならと言ってもこの4・5年だが来月辺りまでは紅葉の見ごろだったが今年のもみじは1週間早く終わってしまった。バイクで東北を旅した方のカメラには夏油温泉のまた鳴戸峡のきれいな紅葉が収められていた。
 土日の風で一気に葉は落ちて川にはたくさんの葉っぱが流れ着いている。この一週間が仕事のピークになるのだろう。腰が痛く膝も痛く指先の痺れもあってこう薬だらけになってしまった。それでも泣いている訳には行かない。昨日の雪は昼になってもうっすらと山の天辺に見られた。雪が下りてこないように、11月がこのままならいいのだけれど。

2015/10/25(日) 手伝ってもらっちゃた
 夜半から強い風が吹いた。その度に目が覚める。お客さんが手伝ってくれると言うので小屋の雪囲い金具を付けることにした。金具が長すぎたり雪囲い板の調整に手間取ったが何にも考えずどんどん進めた。山は重い霧の中でその下は雪になっていた。1800mあたりの上が初冠雪となった。積み残した薪をかさ上げしてトタンの屋根を掛けた。あと少しは積もったら積もったで来年でも構いはしないけれど出来れば積み終えたい。なので作業は進めるしかない。まだまだ終わらないのだから。
 昨日はむかしの伊達巻の仲間がきのこ採りに行こうとやって来た。そんなことをしている場合ではないのだけれどしょうがない山へ入った。藪こぎで大変だ。カタハしか採れなかったけれど山で暮らした「洞窟おじさん」の日常をちょっと思った。山ぶどうも採ってワインでも造るにはいい甘さだった。造ってとみんな渡した。
 明日はこの風で仕事が大変だろう。

2015/10/24(土) この寒さでアゲハチョウは無理だ
 伊達巻戦争の友人が来ると電話があったのだが何処をどうしているのか来ない。洗濯物を持って外に出てみるとオナガアゲハが息も絶え絶えにへいつくばっている。この時季に羽化するのは時季を間違えたとしか思わないのだがさてと頭をかしげた。見るとクロアゲハだろう幼虫も見た。幼虫は箱に確保して蛹になるのを見守ることにしたが気息奄々としたオナガアゲハのオスはしょうがないから標本にした。いろんな蝶がいる。人間と同じだ。
 で友人はどうしてもキノコ狩りに行こうという。行きたくはなかったが渡世の義理で行ってみた。ムキタケばかりだった。他には山葡萄を採った。みんな戦友に持たせて何時か一杯飲ませてもらう気でいる。
 きょうは網戸を片付けて終わってしまった。

2015/10/23(金) シロやアカのこと
 みんなに助けられてPCはどうにか復活しました。それではというのでこの間のイライラを忘れて日記でも書いてみます。とはいうものの機械の更新も考えているのですよ。
 「犬の伊勢参り」に出てくる犬の名前と言うのはみんな同じようでシロ、クロ、アカ、ブチなど呼ばれているようだ。ここでも戦後しばらくまでは実際にシロ、アカといったような名前が多かった。アカと言う名前の犬は仁成館に住み着いた犬で志賀から岩菅山を越えてきた登山者と一緒にやって来たと聞いた。おとなしい大きな雄犬でいつも鎖につながれていた。ここもっきりやは以前山田信一さんが住んでシロという名のメス犬がいた。和山の集落はむかしから猟師が暮らしてそこにはアカという名の雄犬とシロという名の雄犬がいてここのメス犬にちょっかいを出しに来る。その度に仁成館のアカをからかった。大きな犬だから一頭では勝ち目も無いが仲間と二人連れならどうにかなると踏むのだろう。おまけに一方は鎖につながれている。そこで前と後ろからその大きなアカをいじめたもんだそうだ。このアカは仁成館からお客を湯沢のバス停まで送ってまた帰って来たという伝説の犬でもある。一方シロは猟に行ってはぐれて10日の後にぼろぼろになって帰って来たこともあったという。どうもシロとかアカとかクロで判然としないが犬はそういう風に飼われて集落の中でちゃんと役割を持っていたようだ。今時は人間の名前も難しくなったし、犬の名前も国際化したようである。ちなみに兄が飼っていた犬の名前は「ケン(犬)」である。
 こんな紅葉の中を鎖をつけずに歩く犬のことを考えたら…

2015/10/22(木) みんなパソコンでは辛い毎日なんだろうか?
 いや昨日はこのパソコンがつながらなくなって困った。停電があったせいでルーターという機械の接触が切れたということらしい。この中古の機械は取り替えることにする。時間の無駄はよくない。
 で、昨日は新しいヘリコプターが来るという。プロペラが2段になっているという。4トンまで吊り上げられるという。では見るかと言うので山を上がって待っているとやって来た。ずんぐりした奇妙な感じのヘリだった。汽車でも車でも船でも飛行機でも動くものはむかしから好きだから見ているとおもしろい。でも新型ヘリは1回しか飛んでは来なかった。サービスが悪い。
 今日は保健所の講習会というので朝から奥志賀を抜けて中野、それから飯山へお米を取に行った。このところ30kgの米袋を持つのが辛い。飯山の友人は「それぐらい持てんでどうする」というが25kgのセメントだって重くてかなわない。明日にでも仕事で泊まっている青年をおだてて手伝ってもらうことにする。いや、本当のところ狭い急な階段を持ち上げるのは往生なんだから…
 パソコンの調子が悪いので何時日記が途切れてもしょうがありません。雪の降る前までにどうにかしなくてはこの冬がつまらないから。今日は「洞窟おじさん」の最終回だ!

10月絵日記の続き


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