|
2014/05/16(金)
最後の六本は…
|
|
|
雪解けで水量を増した中津川右岸に植えられた山桜がある。散り始めて来たが僕は湯の遅桜と呼んでいる。みんな終わった頃にふっと目にするサクラはいいものだ。護岸工事の後に植えられたサクラでもサクラは桜だ。 じゃあ志賀のサクラはどうなったのかと見に行った。奥志賀林道の合流付近で5〜6本の山桜を見た。秋山林道は整備されていってきれいなものだった。何で今週内に開通させないのかと感じた。 この週末に道に迷った旅行者が夫婦で走って来るとしよう。長いなれない山道で心細く思うころ彼らはサクラを見ることだろう。 「あれ何!えっサクラじゃない。きれいね 見て」「今年最後のサクラだな」「ね〜え おとうさんここで今年の名残のサクラが見えたのね。サクラがあたしたちを呼んでいたのね」「寂しそうに咲いているね」「あたしたちみたいね」とくるところだ。そんなチャンスをつぶしてしまう役所仕事では旅をする人に思い出を伝えられないと考えた。道がきれいに片付けられていると余計にもったいないなと思った。
|
|
|
|