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2014/04/28(月)
四月だってもう終わるのに
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きのうは小津安二郎の「彼岸花」をみていた。向田邦子の「阿修羅のごとく」をよく見る僕にとっては、それの元になった作品のように感じる。佐分利信の無口さがいいのだ。で、すこし元気になったわけだ。60歳に近くなった旧制中学の同窓生が唄う「青葉茂れる桜井の 里の渡りの夕間暮れ…」がいいのだ。 きょうは予定通りに蝶を土中の枡から出した。65個の蛹がひとつを除いて完璧に出てきた。ひとつはカビに巻かれていた。出して日に当たるとアッという間に乾いた。この分なら5月のはじめにはすべて羽化するだろう。そのうちの半分はきっと卵を産み付けてくれると考えている。大丈夫だろう。たぶんいいだろう。きのう飛び立たなかった砂糖水まみれの蝶はきょうどうにか飛び出していった。大変だが、負けるなとエールを送る。 昼からは約束の壊れた看板を作り直した。これが面倒でコンパネを切って、トタンを切りそこにペンキで文字を書くのだが、手が震える。うまく書こうとするからだけれど、書けないからしょうがないので、濃いめのペンキでなぞるようにした。このような看板は下手うまでいいのだと書き終えてから分かった。
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