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2013/12/31(火)
2013年もここまで
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大晦日朝9時 気温−3度 うす曇り 宮沢賢治の「永訣の朝」をEテレで見た。賢治がみた冬の、雪の、悲しみの時。彼は雪に感謝して、別れてゆく妹に冷たい雪を陶器に受けて与える。僕はそんな風に雪を見ただろうかと考えた。雪が与える静寂、積もる雪がみがきあげる精神の高揚。僕はそのひとつも感じていなかったと思い知らされた。この冬は心の修行の寒さになる。 大晦日に少し仕事をした。エントツの掃除。居間の掃きだし、洗濯をチビリチビリとウイスキーを飲みながらやっている。 この1年いろんなことがあったけれど、どうにか大過なくすごすことができた。その中でこのような日記を書き続けてきたのも誰かが読んでくれていると思うと何となく責任というか存在証明のように続けて来られた。誰とも知らないけれど誰もいないかもしれないけれど、この向こうにいるかもしれない同士に深く感謝します。これからの1年の皆様のご健闘を祈るものです。
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