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2013/11/19(火)
東京では小津安二郎が
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東京の友人から小津安二郎の特集企画の情報が来た。12月にでも東京に出て見て来ようかという気持にさせる映画の題名が踊っていた。小津さんの作品はいろいろあるけれども僕の主観で云えばやっぱりサイレントは見ないのだ。まず何といっても「東京物語」「麦秋」「晩春」なのだが僕が好きな作品は後期の「彼岸花」「秋日和」「秋刀魚の味」がいい。「浮草」はなかなかのものだと思う。ひとりになる冬の晩に一杯飲みながら見ていると僕の周りに亡くなった父や母、伯母や兄、友だちたちがやって来て一緒に涙を流したりして見ているのだ。吹雪の夜の力強い見方は都はるみだけではない。そう感じると真冬の夜も待ちどうしく思える。
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