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最新の絵日記ダイジェスト
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2016/01/09(土) 画面に映る 父母の時代の から元気
 予報はよく当たる。今朝までの雪はそうね、10cmほどで昨夜舞っていた雪は積もるような降りにはならなかった。気温は−2℃。
 「早春」を見た。小津安二郎作品の戦後サラリーマンの暮らしは良かった。この延長上にもう一本の作品を見たかったと思う。これは銀座にあった近代映画センター?で見て以来の作品でちょっと間違いをした池部良と淡島千景の夫婦が岡山の三石に転勤するまでの映画なのだが僕の両親や親戚の伯父さんたちと同時代作品だ。その頃の僕は6歳で近くにはまだ空襲で焼けた鉄骨や防空壕のあとや防火用水用の池があった時代だ。隣のおじさんは戦地でカエルやヘビをこう食べたとかそれがうまかったとかを僕らのおどろく顔を面白がって話したのを覚えている。その「早春」でも戦友たちが11年後集まって戦友会をする場面があった。彼らはひどい経験をしたのだろうがその会で唄われる歌や表情には時間の流れた後の落ち着きなのだろう 懐かしく話しているのだ。それでも その裏にちゃんと戦後の生活の苦しさや情けなさを飲み込んで、それをを笑いとばす機知があるように感じた。あの頃の隣のおじさんの戦争話のように…だってヘビやカエルなんかうまいわけはなくそれしか食べられないのが戦争なのだと今になって感じるのだ。戦争やら災害に見舞われ続ける日本人とはなかなかしたたかな面白い人間だとようやく思えるようになったのだ。


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