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2015/04/17(金)
団塊のお稲荷さん
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いろんな友人がいる。そのほとんどが老人の域に入っているのだが割りと元気だ。団塊の世代と言うものは生まれた時こそ食糧難で大変だったが、大変だったのは親の世代で僕らは無為徒食でおっかさんのスカートの縁を引っ張って歩いていればよかった。テレビだ電話だステレオだと世の中の騒がしさに乗っかって、脇で欲しい買おうとわいわい云っていればよかった。そんな僕らの世代は日本という国の有史以来最高の時代を流れてきたのだろう。そんな僕らは今でも各世代の頂点に君臨して暮らしているようだ。もう直ぐ終わりになるのだけれどこの元気さでは10年いや15年は終わりそうも無いとも感じる。それがこの国を駄目にしているとも知らないで。 きょうはそんな世代の友人が大島町に作った別荘の手伝いに呼ばれた。で、朝からたくさんのお稲荷さんを作ってもって行くことにした。 お稲荷さんは五合の飯米を酢飯にして煮込んだ30個の油揚げにちょうどよく収まる。鮨酢はあんまり多くてはいけない。ご飯がばらばらとまとまらないから。で30個は多すぎるから周りのご老人の昼食に分けてからとしよう。もっとも今年から僕も老人クラブに参加することにしたのだけれど、僕は件の団塊の世代であるからその会では元気な若造である。当たり前のことだ。元気な奴が面白がってやっていることがいい。何もことさら「絆」だとか「おもてなし」だとか政府のスローガンみたいなことは一切言わないのだ。
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