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2015/04/15(水) 三頭目の小熊
 日が差したと思っていると曇りだし、カミナリがなって雨が降り出す。こんな日だった。
 今日は本読みばかりで疲れてしまってこれといって書くこともないので昔聞いた話をしてみる。
 最近は屋敷や上の原の集落に出没する小熊を何人もの住民が目撃している。私は見かけたことは無いが小熊は必ず近くに親熊がいて、見かけたときはまず、その場から離れたほうが無難だという。ところがその時の小熊には親の姿が見えなかった。この話を聞いたのは和山の福一さんのところだった。以前は猟もやっていた彼の話は面白い。彼は続けてこう話した。
 「熊というのは二頭の子供を育てることしか出来ない。三頭の小熊が生まれると親はその中で一番元気な子を放してしまう」と。子犬のような大きさの熊が生きてゆけるのかは不明であるが、三頭の子供を持った母熊の困惑は容易に想像できる。人間もそうだがそれ以上に親に捨てられた小熊の先行きを心配してしまう。
 ここの大家さんの信一さんも仁成館への旧道で黒い犬と見間違った小熊を見たという。近づいてみると熊だったのでびっくりして一目散に来た道を引き返したという。
 和山の武雄さんのところには一枚の写真がある。若い頃に撃った母熊の近くで小熊を捕まえた時のものだ。小熊は須坂辺りの動物園に引き渡したようだが二頭の小熊を従えて笑っている若い武雄さんが往時の猟のを忍ばせている。そのときも小熊の数は二頭だったという。


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