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2010/09/10(金)
ソーシャルワーク関連科目・練習問題
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*社会福祉援助技術論・精神保健福祉援助技術論 練習問題 問題16 コミュニティワークに関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 A 地域援助技術では、長期的な方針、理論的な整理や本来的あり方を最優先すべきであり、目の前で困っている人々のニーズに即応・対処する必要はない。 B 地域援助技術の基本的性格としての地域の個別化とは、それぞれの地域社会を個々にとらえ、独自性をもつ地域として理解することである。 C 地域援助技術において、問題に取り組み解決する主体は、福祉専門職とその所属する機関・施設である。 D 地域援助技術では、地域のニーズを把握するには社会調査のみが重要であり、日常的な業務を通じてニーズを把握することは、業務を優先しなければならないため、重視されない。 (組み合わせ) A B C D 1 ○ ○ × × 2 × ○ × × 3 × × ○ ○ 4 ○ × × ○ 5 × ○ ○ ×
問題17 次の記述のうち,適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。 A 課題中心ケースワークでは,援助者が独自の視点から目標となる課題を設定し、援助が行われる。 B 診断主義ケースワークでは,人と環境との生態系に着目して援助が行われる。 C アグレッシブ・ケースワークでは,危機的状況等にありながらも,自ら進んで援助を求めようとしないクライエントを 対象とする。 D 行動主義(行動療法)ケースワークでは,クライエントの行動変容を目指して援助が行われる。 (組み合わせ) 1 A B 2 A C 3 B C 4 B D 5 C D
問題18 地域援助技術に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。 1 人口構成の年次推移から地域社会全体の動向を把握し、人口の増減の要因などから将来の福祉ニーズを予測すること等も必要である。 2 地域援助技術においては、人口動態・構成など地域社会の状況に違いがあっても、対処の仕方は全く同じである。 3 コミュニティ診断において、現代は地域社会全体が都市化し、複合型の社会へと構造変化したため、地域社会の基礎的な理解の方法として、複合型社会としての接近が有効な場合が多い。 4 コミュニティ診断として、地域社会の自然環境や産業・就業構造などの歴史的変遷をたどることも重要である。 5 コミュニティワークに関わる住民による集団・組織の現状について、情報を把握し、地域福祉活動との関わりについて評価する必要がある。
========================= <解答>
問題16 解答2 A × 目の前で困っている人々の、緊急に対応を必要とするニーズにまず即応・対処してから、理論的な整理や本来的なあり方を検討することが重要である。 B ○ C × 主体は、住民でありその組織・団体などである。 D × 日常的な業務を通じてニーズを把握することも必要である テキストP108等参照
問題17 答5 C D A.×。課題中心ケースワークは,「援助者が設定した課題」ではなく,利用者が問題としたもの(課題)に援助の焦点を絞る点に特徴がある。 B.×。これは、ジャーメインの「生活モデル」の説明である。 C.○。アグレッシブ・ケースワークは,問題を抱えて社会福祉施設や機関の援助が必要であるにもかかわらず,援助を求めない対象者に対して,援助側が積極的に働きかけ,家庭訪問などによって問題解決に取り組む個別援助である。日本では「アウトリーチ」の用語が一般的。 D.○。行動主義ケースワークに基づくアプローチは,行動変容アプローチで,学習理論に依拠した実践モデルである。
問題18 答2 2 × その状況によって、対処の仕方が異なる。 テキストP113から参照
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