社会福祉士 受験支援セミナー 日替講座
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2011/01/20 援助技術論等、事例問題対策3<練習問題>
2011/01/19 援助技術論等、事例問題対策2<練習問題>
2010/12/27 地域福祉論・web講座1
2010/11/30 前回セミナーの復習:ソーシャルワーク関連科目・練習問題
2010/11/26 ソーシャルワーク関連科目・練習問題(歴史)

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2010/09/29(水) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉(精神保健福祉)援助技術論・練習問題

問題13 援助者の機能(役割・働き)に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 高齢者や児童に対する虐待など、緊急介入や強制介入を実施せざるを得ない場合、当該司法機関との交渉を行う保護的な役割を「エデュケーター機能」という。
B 利用者の社会的機能を高め環境への適応能力を促進するために、利用者に対して必要な情報や生活技術を学習する機会を提供する役割を「ガーディアン機能」という。
C 「イネイブラー機能」とは、利用者の問題解決へ向けての目標が達成可能となるように側面的に支援する援助者の役割であり、他の様々な機能の基盤となる機能である。
D 「アドボカシー機能」には、当事者や家族の代弁・弁護を行う機能、つまり権利擁護を行なう機能がある。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○  ○ ○   ×
3 ○ × × ○
4 × × ○ ○
5 × ○ × ○


問題14 グループワーク(集団援助技術)に関する次の文章の、空欄A,B,Cに該当する語句の組み合わせとして、適切なものを一つ選びなさい。
グループワークの展開過程は、「準備期」「開始期」「作業期」「終結期」という順ですすめられる。準備期でワーカーは( A )を行う。開始期は( B )の段階である。作業期では、ワーカーは( C )という主要な課題に取り組む。
(組み合わせ)
    A B C
1 波長合わせ 媒介 仲介
2 社会治療 契約 観察
3 波長合わせ 契約 媒介
4 社会調査  モニタリング 観察
5 モニタリング    媒介           葛藤


問題15 集団援助技術(グループワーク)に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A グループワークでは、プログラム活動を行ない、それを成功させることのみが最終的な目標である。
B 社会福祉援助技術として発展してきたグループワークは、グループ活動の一つではなく、あくまでもグループ活動への援助方法であり、原則として、グループワークを行うのは援助者であって利用者ではない。
C グループワークでは、グループ自体が社会資源であるため、他の社会資源を活用することはありえない。
D グループ活動への不安や抵抗感がある人に対しては、グループ援助は効果がないため、行わない方がよいとされている。

(組み合わせ)
A B C D
1 ○ × × ○
2 ○  × ○ ○
3 × × ○ ×
4 × ○ × ×
5 × ○ ○ ○



===========================
<解答>

問題13 正答 4
A 誤り。「ガーディアン機能」の説明
B 誤り。「エデュケーター機能」の説明
(テキストp.210〜211 参照)

問題14 正答 3
Aは波長合わせ、 Bは契約、 Cは媒介 が該当する。
* テキストP215、216等参照。

問題15 正答 4  
A 誤り。プログラム活動は援助目標達成のための手段である。
B 正しい。
C 誤り。社会資源を適切に活用する。
D 誤り。
(テキストp.214 等参照)

2010/09/26(日) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉(精神保健福祉)援助技術論・練習問題

問題10 次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 援助者は、クライエントの消極的あるいは反抗的な態度を批判せず、そのような態度の背後にある不安や不信感などをまず受容したうえで、積極的に援助の手を差し伸べるべきである。
B なんらかの生活問題を抱えている人の全ては、問題解決に意欲的で、自ら進んで専門家や相談機関を訪れると考えられる。
C 専門家や相談機関を訪れることに抵抗や反発を感じているクライエントは、福祉サービスを受けることに対するスティグマを感じている場合がある。
D 拒否的クライエントに対しては、援助者は本人の自己決定を尊重し、本人が自らの意志で相談やサービス利用の申請に訪れるのを待つだけである。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○   × ○ ×
3 × × ○ ○
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○


問題11 次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 集団援助技術のグループの分類の「治療グループ」とは、個人の成長・発達,教育,心理的治療,あるいは個人間の対人関係改善,支援(サポート)などをすることを特徴とする。
2 集団援助技術においては、2人以上の人間がなんらかの共通した意識に基づいて相互に働きかけ合っている状態を「グループ」といっている。それよりも少人数の場合は、グループとして認められない。
3 集団援助技術における社会化的機能をもつグループとは,対人関係能力を促進・改善するために個人を援助をしていくものであり、青少年のためのグループ活動や生活技能訓練(Social Skill Training‥SST)などのグループがある。
4 成長的機能をもつグループとしては,参加者の認知力や洞察力を高める援助をするグループであり、エンカウンター・グループ,自尊感情を高めるためのグループなどがある。
5 利用者の家族は、いかなる場合においてもグループワークの対象とはならないので、ケースワークやカウンセリングで支援する。


問題12 ソーシャルワークに関する次の記述の、空欄A、B、Cに該当する語句として、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
 今日では、< A >な援助活動として,申請を待つのではなく,援助者が地域や家庭に出向くという<  B  >の活動の重要性も広がっている。面接構造も面接室ばかりではなく,<  C  >面接のようにベッドサイドでの面接や,廊下での立ち話なども意識化された面接として認知される。
(組み合わせ)
   A        B          C
1 保守的   リーチアウト     課題中心
2 典型的   セツルメント     困難事例
3 予防的   アウトリーチ     生活場面
4 画期的   ケアマネジメント   インテーク
5 積極的   ピアカウンセリング  対面形式 



========================
<解答>

問題10 正答 2
B× 全てというのは誤りである。自発的クライエントは相対的に少ないと考えられる。
D× 拒否的クライエントに対しても、積極的にアウトリーチ等を行なうべきである。
* テキストP206参照

問題11 答5
5 誤り 家族など関係者のグループを「サポートグループ」という。
* テキストP217、219参照

問題12 答 3
Aは予防的、 Bはアウトリーチ、 Cは生活場面 が該当する。
* テキストP207参照

2010/09/25(土) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉(精神保健福祉)援助技術論・練習問題

問題7 ソーシャルワークに関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 クライエントがそれまで他の人に向けていた感情を援助者・ワーカーに向け、無意識的に個人的欲求を満たそうとすることを転移という。
2 クライエントの行為が、本人や他者に害を及ぼす危険がある時には、クライエントの自己決定にソーシャルワーカーが干渉し制限する場合がある。
3 あらゆる手立てを講じても、自己決定を行なうことが出来ないクライエントについては、援助者(ワーカー)が意思決定を代弁することによって権利擁護を図る。
4 知的障害者や認知症高齢者の場合、自己決定が困難であることが多いので、本人の意向より、まず家族や保護者の意向を尊重すべきである。
5 クライエントの自己決定能力に関して、明らかな疑いが現れるまでは、クライエントに自己決定能力があるという仮定を保持すべきである。


問題8 「バイステックの原則」に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 受容の原則とは、利用者が違法な行為を行なって他者の権利や財産を侵害し、また極めて逸脱した態度を示す等であっても、それを許可・是認し、何ら非難してはならないという原則である。
B クライエント本人の意思よりも、援助者の所属する福祉機関・施設・組織の方針を優先することは、バイステックの「自己決定の原則」に基づいていると言える。
C クライエントが自分の意志を主張した場合に、援助者が所属する機関・施設・組織の方針に従うようにクライエントに説得することは、バイステックの「個別化の原則」に基づいていると言える。
D クライエントが援助者に対して反発的な態度や言動をとった場合に、その援助者が感情的に反論しないように努めることは、バイステックの「統制された情緒関与の原則」に基づいていると言える。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ×   × ○  ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ×
5 × × × ○


問題9 次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 ケアマネジメントの展開は,従来のケースワークの展開と類似しているが,これらは同一の方法論と考えるべきではない。
2 個別援助技術において、利用者の主訴と、背景にある生活問題はいかなる場合でも一致する。
3 望ましい援助関係のためには援助者と利用者との間の信頼関係(ラポール)が必要である。この信頼関係形成のために、援助者は利用者が表出するニーズや情動を受け止め,理解できていることを利用者に的確に伝える必要がある。
4 利用者の自発性に応じて,自発的クライエント,非自発的クライエント,拒否的クライエントに分け,それぞれに応じた援助関係の形成に努めるべきである。
5 個別援助技術では、利用者を取り巻く環境と、利用者とそれらの相互関係に着目し、援助を展開することは必要である。



==========================
<解答>

問題7 答 4
2 正しい。 法律(民法・刑法等)を逸脱する内容を含んだ自己決定や暴力行為は「制限の原則」によって制限を受ける
4 誤り。自己決定の原則とは、選択したり,決定する主人公は,利用者本人であって援助者ではないという原則であり、その理念は、人は自己決定を行う能力をもっている,自主的な行為者であるから、利用者の自己決定を支えるためあらゆる手立てを講じる必要がある。
* テキストP196等参照

問題8 正答 5
A × 違法な行為をとったり逸脱した態度を是認してしまうことは「許容」であって「受容」ではない。「受容」は、違法な行為を制止は
するけれども、その背後にある事情や心情を理解して受け止めること。
B × 誤り
C × 誤り
D ○ 正しい
* テキストP197、198参照

問題9 答2
2× 誤り。これらが異なる(一致しない)ことはよくある。
* テキストP203参照

2010/09/24(金) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉(精神保健福祉)援助技術論・

問題4 ソーシャルワークの援助過程に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 利用者自身が問題ととらえていることに耳を傾け(傾聴),直面している生活問題やニーズについて明確にする。
B 利用者と出会うインテークの局面では,問題の所在を明らかにするために、書類等からの客観的な情報の収集に焦点化する。
C ワーカーが所属する施設・機関より、他の施設・機関の方が適切な援助を行うことができる場合には,相手先の施設・機関と必要に応じて紹介や連携をとり、送致する。
D 利用者からの情報収集は、インテークの局面でのみ行ない、不明な点はインテーク時に得たデータから推測することを原則とする。
(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○  ○  ○  ×
2 ○  ○  ×  ○
3 ○  ×  ○  ×
4 ×  ○  ×  ○
5 ×  ×  ○  ○


問題5 次の記述のうち、社会福祉援助技術の基本原則として、誤っているものを一つ選びなさい。
1.専門的援助関係の過程は、専門職者の「意識的調整」の過程であり、援助者の言動は常に意識化されていなければならない。
2.援助者は、その所属する機関・施設の目的や機能によって、対象となる利用者の範囲や援助行為を制限されない。
3.専門的援助関係をすすめていくうえで、可能な限り利用者が問題解決過程に参加することを促すことが大切である。
4.援助者は、自分自身の価値観や道徳的観念だけで、利用者を一方的に裁いてはならない。
5.どのような状態にある人に対しても、個々人のもっている変化・成長および向上の可能性を信頼し、それを尊重することが大切である。


問題6 次のうち、「バイステックの7原則」に含まれるものの組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
A 意図的な感情表現の原則
B 自己覚知の原則
C 受容の原則
D 意図的な調整の原則
(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D



===========================
<解答>

問題4  答3  ○×○×
A.○。利用者の悩みや不安を十分に受け止めながら,主訴に耳を傾け,本人のストレングスにも注目する。言語的態度だけでなく,非言語的態度にも気をつけて相手の感情や状況を理解することが重要である。まずは,利用者の話しを聞くことに集中し,相手の話の流れに沿っていく。話の要約,まとめることも必要である。
B.×。利用者の言葉や、書類等の客観的な事実だけでなく、表情や感情等にも目を向けながら初回面接を行う。観察も求められる。
C.○。相談に応じた機関の機能に照らし,適切な援助が可能か,他機関のほうが適切かを見極め,連絡をとり,他機関・社会資源を紹介する。利用者はやっとたどり着いたという状況であり,相談し,援助を受けることに不安感を持っている。利用者の主体性とを尊重し,その機会をとらえることが重要で,しっかりと次につなぐことが大切であり,つなぎすぎるということはない。
D.× 情報収集は、インテークから始まり,アセスメント,援助計画へとつながる。情報はその過程で利用者等から聞き取られ、追加されていく。
* テキストU P22〜24等参照。


問題5 正答 2
2 誤り。「援助者も所属する機関・施設の目的や機能によって、利用者の範囲や援助行為に制限を受ける」
* テキストp.190 参照


問題6 正答 2
 AとCが正しい。
* テキストp.194 参照

2010/09/22(水) ソーシャルワーク関連科目・練習問題

問題1 地域援助技術(コミュニティワーク)の構造と機能に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 地域援助技術の機能の一つとして、地域内の住民諸団体や福祉団体・機関、行政機関等の公私社会福祉事業等の組織化も挙げられる。
B 同じ市町村内であれば、その中のコミュニティ・小地域単位は、どこであっても全く同じ特質・特性をもつと考えられる。
C 住民主体の社会福祉に関する活動は、小さな範囲である小学校区などの小地域単位の活動が多い。
D 地域援助技術の機能の一つとして、地域住民の組織化、つまり住民の福祉活動への参加を組織化し、住民のニーズ、福祉課題の明確化と住民活動の推進を図るものが挙げられる。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○  × ○ ○
3 × × ○ ×
4 × ○ ○ ○
5 × ○ × ○


問題2 ソーシャルワークに関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 統制された情緒関与とは、援助者が自己の感情をコントロールし、利用者の感情的側面に対して援助者の感受性を働かせることによって,感情の意味について理解し,意図的に反応することである。
2 秘密保持の原則は、個人情報の第三者との共有をいかなる場合にも禁止している(クライエントの個人情報を他の専門家と共有することが有用と判断される場合等も含めて)。
3 個別化の原則とは、利用者を特定の人格を持つ存在として接するべきであるという原則であり、利用者の基本的人権の尊重と生活状況などの特殊性、問題解決能力などの独自性などを重視し、援助にあたって利用者に最適の援助方法を実現しようとするものである。
4 知的障害者や認知症高齢者の場合、自己決定が制限される場合があるが、クライエントの自己決定能力の有無についてワーカーが一方的に決めつけてはならない。
5 クライエント本人による自己決定が明らかに困難であると判断された場合、ソーシャルワーカーは「代弁的役割」を担うことによって、利用者の権利擁護を図る。



問題3 集団援助技術(グループワーク)におけるプログラムに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 プログラムの達成は援助のための手段ではなく、その目標である。
2 プログラムの計画段階から、利用者(メンバー)に参加を働きかける。
3 プログラムを迅速に進行させるため,プログラムにおける活動は援助者主体で行なう。
4 一度立案したプログラムは、活動終了まで変更しない(プログラム貫徹の原則)。
5 プログラム活動をメンバーに完全に委ね,援助者はそれに関与しない。



==========================
<解答>

問題1 正答 2  
B× コミュニティ・小地域単位には特性の違いがある。(地域格差は、むしろ、小地域間の格差が市町村の格差より先に生じる)
(テキストp.228〜 参照)

問題2 答2
2 誤り。秘密保持は援助者あるいは援助者集団の倫理的義務であると同時に,身につけていなければならない基本的態度である。 しかし、利用者の秘密を部外者と共有する必要のある場合は,利用者にその必要性を説明し,納得を得る。利用者の秘密保持に対する権利は絶対的なものではない。
* テキストP198参照

問題3  答2
2が正しい。
1は誤り。プログラムは手段である。
3は誤り。プログラムを行なうのは利用者(メンバー)。
4は誤り。柔軟な対応が求められる(例えば、メンバーの体力に応じて変更もあり得る)
5は誤り。援助者は媒介となる。
* テキストP222〜224参照

2010/09/19(日) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉(精神保健福祉)援助技術論 練習問題
6
問題24 社会福祉計画に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 市町村地域福祉計画は、平成15年度以降,すべての市町村で策定することが義務付けられている。
B 市町村地域福祉計画は、保健・医療・福祉の総合的展開と教育,住宅,交通等の連携の強化を目指すことが求められている。
C 市町村地域福祉計画は、社会福祉法により、住民等の参画により策定され、その内容を公表することが求められている。
D 市町村地域福祉計画は、地域住民,行政,民間の社会福祉関係団体等がそれぞれの役割を確認し,協働するあり方を具体的に示すことが求められている。
(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ○
3 ○ × × ×
4 ○ ○ ○ ×
5 × ○ ○ ○

6
問題25 社会福祉計画に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 都道府県地域福祉支援計画に盛り込むべき事項は、社会福祉を目的とする事業の従事者の確保や資質向上に関する事項が含まれる。
B 都道府県には、市町村地域福祉計画の作成を促進するため、地域福祉支援計画の策定が義務づけられている。
C 都道府県地域福祉支援計画の策定に当たっては、公聴会の開催等住民等の意見を反映させることが求められている。
D 市町村地域福祉計画に盛り込むべき事項には、地域福祉に関する活動への住民の参加の促進に関する事項が含まれる。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ○
3 ○ × × ×
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○



=========================
<解答>

問題24  正答5
A 誤り。正しくは「市町村地域福祉計画は、平成15年度以降,すべての市町村で策定の努力が義務付けられている。」
B C D 正しい。

問題25  正答2
A ○ 都道府県地域福祉支援計画に盛り込むべき事項は、社会福祉を目的とする事業の従事者の確保や資質向上に関する事項が含まれる。
B × 正しくは、「都道府県には、市町村地域福祉計画の達成に資するため、地域福祉支援計画の策定の努力が義務づけられている」
C ○ 都道府県地域福祉支援計画の策定に当たっては、公聴会の開催等住民等の意見を反映させることが求められている。
D ○ 市町村地域福祉計画に盛り込むべき事項には、地域福祉に関する活動への住民の参加の促進に関する事項が含まれる。

2010/09/18(土) ソーシャルワーク関連科目・練習問題

問題20 事例調査についての次の記述のうち、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

事例調査の特質は、少数対象の<  A  >を集約的に調査するものである。つまり、少数の事例が対象であり、その事例の多数の側面を全体関連的にとらえ、<  B  >・洞察的、柔軟性に富んだ手法を用いて、<  A  >を多面的・動態的に資料収集し、<  B  >・洞察的に分析して、<  C  >・普遍化を目指す方法であるといえる。                    
    A       B      C
1 量的データ  客観的  特殊化
2 質的データ  主観的  一般化
3 量的データ  主観的  純化
4 質的データ  客観的  特殊化
5 量的データ  統計的  一般化



問題21 地域援助技術の記録に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 地域援助技術における記録とは単に専門職が関わった記録ととらえず、地域社会の諸活動に役立てることのできる記録としてとらえる。
2 地域援助技術の活動の経過は、プライバシーに配慮したうえでできるだけ記録として公開する。
3 ボランティア活動の記録、特に緊急・災害情報の記録は素早く公開する。
4 市町村社会福祉協議会の委員会などの記録も情報公開する。
5 専門職としての地域援助技術の業務記録においては、住民や関係組織と協働で進めたものであるから、スーパービジョンや学習には活用できない。


問題22 これは「社会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)」が掲げている基本的方向について述べたものであるが、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 改革の基本的方向とは、(1)サービスの利用者と提供者との< A  >の確立、(2)地域での< B >支援、(3)幅広い需要に応える多様な主体の参入の促進、(4)サービスの質と効率性の向上、(5)情報公開等による事業運営の透明性の確保、(6)増大する社会福祉のための費用の公平かつ公正な負担、(7)住民の積極的な参加による< C >の創造、である。
(組み合わせ)
    A     B       C
1 連絡体制  分野別の    高齢者用住宅
2 対等な関係  総合的な   福祉の文化
3 対等な関係  専門分化した 福祉教育
4 連絡体制   地域生活の  ユニットケア
5 協力体制   自立生活の  地方自治


=====================
<答>

問題20 2
Aは質的データ、Bは主観的、Cは一般化


問題21 5
5 × 誤り。正しくは、専門職としての地域援助技術の業務記録は、スーパービジョンや学習に活用する。
*授業レジュメ3Q−4、テキストUP139等参照

問題22    2
*テキストP207等参照

2010/09/17(金) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉(精神保健福祉)援助技術論 練習問題
 答えは画面下方に表示されます。ご注意ください。

問題16 社会福祉計画に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 「日本型福祉社会」とは、公的保障が基礎であり、自助努力や地域連帯といった私的役割はこれらを補完するものにとどめる「社会福祉改革」の方向性であると言える。
B 社会計画とは、具体的には教育・保健医療・住宅(生活環境)・雇用(所得保障)・社会福祉サービス等の側面について、非経済的尺度で進める計画である。
C 高齢化・少子化の進展に伴う福祉ニーズの増大とニーズの多様化に対応するために、社会福祉の計画的整備が不可欠である。
D 「日本型福祉社会」は、1979(昭和54)年の「新経済社会7か年計画」で明らかにされた。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○  ×  × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ ○ ○
5 × ○ × ○


問題18 小地域活動システムについての次の記述のうち、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
 小地域において住民が地域内の<  A  >を発見し、住民が相互に<  B  >するシステムが普及してきている。小地域活動システムの目的とは、@高齢者の孤立予防等、A安否対応・緊急対応、B住民の見守りと活動の<  C  >、C健康保持、予防活動等が挙げられる。
    A     B    C
1 貧困問題   管理  社会調査
2 高齢者世帯  監視  計画策定
3 福祉ニーズ  支援  ネットワーク化
4 社会資源   介入  ネットワーク化
5 福祉ニーズ  介入  計画立案

問題19 社会開発についての次の記述のうち、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
 社会開発とは、生産第一主義の< A >の進展に伴う国民生活への有害な影響を除去、または緩和するために、保健衛生・住宅・雇用・教育・社会保障などの<  B  >の増進、国民の<  C   >の向上を図る総合策である。日本において、社会開発は、経済発展と経済計画に従属した位置付けとなっている。
  A          B        C
1 経済開発     公共的サービス  生活環境
2 システム開発   営利サービス   教育環境
3 人間開発     民間サービス   社会環境
4 資本主義     公私サービス   自然環境
5 国民経済    社会サービス    福祉環境


=========================
<解答>

問題16 4
A × 誤り。自助努力や地域連帯といった私的役割が基礎であり、公的保障はこれらを補完するものにとどめる
B ○  C ○  D ○  正しい。
*テキストP202参照


問題18 3
Aは福祉ニーズ、Bは支援、Cはネットワーク化
*テキストP131から参照

問題19 1
 Aは経済開発、Bは公共的サービス、Cは生活環境

2010/09/15(水) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉(精神保健福祉)援助技術論 練習問題
問題1 次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 KJ法とは、笠井信一が考案した、収集した資料の文章を要約し、似たものをまとめてグループ分けをし、文章化し、解釈する方法である。
2 小地域活動システムは具体的には、「福祉委員」を20世帯に1人程の単位でボランティアとして委嘱し,その訪問活動と、必要に応じた専門職との連携といったシステムが典型的である。
3.ボランティアセンターの機能として、ボランティアスクール、研修などの開催がある。
4.ボランティアセンターの機能として、コーディネートがある。
5.小地域活動システムでは、地区社会福祉協議会が中心となり、町内会、民生委員等と連携してすすめるという形態が多い。   

問題2 社会福祉計画に関する次の記述のうち、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
 ゴールドプラン21(「今後5か年間の高齢者保健福祉施策の方向」)の基本的な目標とは,@<  A  >ある高齢者像の構築,A高齢者の尊厳の確保と<  B  >支援,B支え合う地域社会の形成,C利用者から< C >される介護サービスの確立,をかかげるとともに,保健・福祉サービスの整備量の増強を図っている。
(組み合わせ)
1 経済力  スポーツ   擁護
2 ゆとり  家族     感謝
3 魅力   家庭     信託
4 活力   自立     信頼
5 能力   自律     選択


========================
<解答>

問題1 1
1 × 誤り。正しくは川喜多二郎であるから、KJ法である。笠井信一は大正6年に済世顧問制度を考案した岡山県知事である。
*テキストP197から参照

問題2 4
Aは活力、Bは自立、Cは信頼

<ポイント>
■ゴールドプラン21
 老人保健福祉政策の推進計画として策定した2000年度から目標年次2004年度までの政策形成プラン(期間は状況に応じて適宜見直し)。当時の厚生・大蔵・自治の3大臣合意で,正式には,「今後5か年間の高齢者保健福祉施策の方向」と称される。
 その基本的な目標としては,@活力ある高齢者像の構築,A高齢者の尊厳の確保と自立支援,B支え合う地域社会の形成,C利用者から信頼される介護サービスの確立,をかかげるとともに,保健・福祉サービスの整備量の増強を図っている。
 経過としては,高齢者保健福祉推進十か年戦略(1989年策定,計画実施機関1990〜94年,通称:ゴールドプラン)が「新・高齢者保健福祉推進十か年戦略」(1994年策定,新ゴールドプラン)として見直しされてきたが,さらにその目標終了年次の1999年以降の政策形成の展望として提起された。

2010/09/12(日) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉援助技術論・精神保健福祉援助技術論 練習問題
問題22 集団援助技術に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 「グループ規範」とは、グループ内のある事態への対応はその規範に基づいて行われることを指し、メンバーに共通の判断枠組みとなるものであり、成立した規範はメンバーの行動を規制していく。
B 「エンカウンターグループ」とは、ソシオメトリーと同様にモレノが創始した集団精神療法の一技法であり、即興的に舞台(ドラマ)で、さまざまな役割を患者に演じさせることで、内的葛藤、洞察へと導き、新しい役割を学習させていくことをねらいとしている。
C 「グループの凝集性」とは、グループのまとまりのことであり、グループ内にメンバーを引きとめるように作用する総合的力のことである。
D 「われわれ感情」とは、グループのメンバーがもつ仲間意識や一体感のことであり、具体的にはメンバーがグループ内で共有する意識や感情のことである。
 (組み合わせ)
A B C D
1 ○  ×  × ×
2 × ○ × ○
3 ×  × × ○
4 ○ × ○ ○
5 × × ○ ×

問題23 集団援助技術に関する次の記述のうち、空欄A、B、Cに該当する語句として正しい組み合わせを一つ選びなさい。
 集団援助技術において、「 A 」とは、あるメンバーの行動、態度、判断を、そのグループやほかのメンバーが期待する方向に変化させることである。変化させるように働く影響力を「  B  」という。また、その結果変化した行動を「  C  」という。
(組み合わせ)
   A    B      C
1 同調  グループ圧力  同調行動
2 解離  グループ力学  執着行動
3 幻聴  集団圧力    異常行動
4 妄想  社会化     行動変容
5 自助  再社会化    行動同調

問題24 集団援助技術に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 集団援助技術において援助者は,メンバー自身やグループが持つ葛藤に気づき,それを抑圧するのではなく,必要に応じてその葛藤を表出させることが必要となる。
B 集団援助技術において援助者は、グループのメンバー自身が逃避することなく葛藤を直視し,主体的に取り組めるように支持することが必要である。
C グループのメンバーにとって,援助者の支持がある場面で葛藤の解決方法を学べることはきわめて有意義であり,社会的成長を促進させることにつながる。
D 集団援助技術に関する「ヘルパー=セラピー原則」とは、グループのメンバー自身やグループ内での葛藤に対して,メンバーが自分たちで解決できる方法を見出せるように援助者が導くことである。
 (組み合わせ)
A B C D
1 ○  ×  × ×
2 × ○ × ○
3 ×  × × ○
4 ○ ○ ○ ×
5 × × ○ ×

問題25  地域援助技術に関する次の記述のうち、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
 地域援助技術において、福祉サービスや各種の福祉制度、人的資源、地域住民による福祉活動など、問題解決の手段として役立てる一切のものが< A >である。福祉専門職は、これらの社会資源の情報に精通し、<  B  >する能力が必要である。また、新たな<  A  >の開発において、住民の主体的な参加を引き出す為の、< C >など働きかけの力量が求められる。
   A         B       C
1 福祉ニーズ    福祉経営    エンパワメント
2 社会資源     マネジメント  動機づけ
3 ソーシャルワーク 管理      カウンセリング
4 社会資源     ケースワーク  危機介入
5 社会的課題    社会開発    動機づけ


=============================
<解答>

問題22  答4
B × サイコドラマの説明

問題23  答1
 同調  グループ圧力  同調行動

問題24 答4
D × これは「葛藤解決の原則」の説明である。
 リースマンが提唱した「ヘルパー=セラピー原則」とは、「援助する人が最も援助を受ける」つまり他者を援助することによって自分自身の治療や回復につながるといった意味であり、セルフヘルプ・グループの持つ重要な側面である。

問題25  2
 社会資源     マネジメント  動機づけ

2010/09/11(土) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉援助技術論・精神保健福祉援助技術論 練習問題

問題19 コノプカのグループワーク14原則に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 グループ内での(メンバーの)個別化とは、各個人の独自の相違点を認識し,それにしたがって行動することである。
2 メンバーの受容とは、各個人をその個人独特の長所・短所とともに純粋に受け入れることである。
3 グループの個別化とは、集団援助技術のグループを、社会全般における様々な集団とは区別して考えるというものであり、それぞれのグループの独自性を尊重するものではない。
4 ワーカーとメンバーの援助関係の構築とは、グループワーカーとグループメンバーとの間に意図的な援助関係を樹立することである。
5 メンバー間の協力関係の促進とは、グループメンバーの間によい協力関係ができるように奨励し,その実現に力をかすことである。


問題20  社会福祉援助技術の機能についての次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 人々が自らの意志を明確にして問題解決の能力を高めるように動機づける。
B 社会福祉制度の目的,サービス内容,援助方法を的確に理解し,人々が自らの問題に立ち向かえるような援助を展開する。
C 人々が自らを生活問題解決の主体であることを自覚し,ニーズに応じた社会資源を活用できるように,援助を展開する。
D 人々の安定した情緒の実現に向けて、彼らの無意識の領域にある葛藤を分析し,治療する。
(組み合わせ)
 A   B   C   D
1  ○  ○  ×  ×
2  ○  ×  ○  ○
3  ×  ○  ×  ×
4  ○  ○  ○  ×
5  ×  ×  ○  ○


問題21 コノプカのグループワーク14原則に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A グループ過程の変更とは、グループ過程に必要が生じたときにも、絶対に変更を加えてはならないということである。
B 参加の原則とは、メンバーは各自の能力の段階に応じて参加するよう励まし,またその能力をさらに高めることができるよう援助することである。
C 問題解決過程へのメンバー自身の取り組みとは、メンバーが問題解決の過程に参加することができるように援助することである。
D 葛藤解決の原則とは、メンバーが葛藤解決のためのよりよい方法を経験するように援助することである。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○  ×   ○ ×
2 × ○ ○ ○
3 ×  ○ × ○
4 ○ ○ × ×
5 × × ○ ×



============================
<解答>

問題19 答3
3 × 集団援助技術における多種多様のグループをそれぞれ独自のグループとして認識し,独自性を尊重し、それにしたがって行動することである。
授業レジュメ3−3等参照

問題20 答4 ○○○×
A.○。Bの解説参照のこと。保護の対象でしかなかったと感ずる人々が,パワーを自ら獲得して主体的に自立を図っていくというエンパワメントの発想に基づく援助は重要である。
B.○。問題解決の主体はあくまで利用者であり,利用者自身が,何が問題かを自覚して,その問題解決に向けて考え,行動できるように側面的な立場で援助することが重要である。
C.○。利用者が問題解決に必要な社会資源や福祉サービスについての情報を活用できるように提供し,利用者の選択と自己決定を支援する役割がある。
D.×。これは精神分析の説明である。

問題21 答2
A × グループ過程の変更とは、グループ過程に必要な変更を加えることである。

2010/09/10(金) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*社会福祉援助技術論・精神保健福祉援助技術論 練習問題
問題16 コミュニティワークに関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 地域援助技術では、長期的な方針、理論的な整理や本来的あり方を最優先すべきであり、目の前で困っている人々のニーズに即応・対処する必要はない。 
B 地域援助技術の基本的性格としての地域の個別化とは、それぞれの地域社会を個々にとらえ、独自性をもつ地域として理解することである。
C 地域援助技術において、問題に取り組み解決する主体は、福祉専門職とその所属する機関・施設である。
D 地域援助技術では、地域のニーズを把握するには社会調査のみが重要であり、日常的な業務を通じてニーズを把握することは、業務を優先しなければならないため、重視されない。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○   ○  × ×
2 × ○ × ×
3 ×  × ○ ○
4 ○ × × ○
5 × ○ ○ ×


問題17  次の記述のうち,適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 課題中心ケースワークでは,援助者が独自の視点から目標となる課題を設定し、援助が行われる。
B 診断主義ケースワークでは,人と環境との生態系に着目して援助が行われる。
C アグレッシブ・ケースワークでは,危機的状況等にありながらも,自ら進んで援助を求めようとしないクライエントを
対象とする。
D 行動主義(行動療法)ケースワークでは,クライエントの行動変容を目指して援助が行われる。
(組み合わせ)
1  A B
2  A C
3  B C
4  B D
5  C D


問題18 地域援助技術に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 人口構成の年次推移から地域社会全体の動向を把握し、人口の増減の要因などから将来の福祉ニーズを予測すること等も必要である。
2 地域援助技術においては、人口動態・構成など地域社会の状況に違いがあっても、対処の仕方は全く同じである。
3 コミュニティ診断において、現代は地域社会全体が都市化し、複合型の社会へと構造変化したため、地域社会の基礎的な理解の方法として、複合型社会としての接近が有効な場合が多い。
4 コミュニティ診断として、地域社会の自然環境や産業・就業構造などの歴史的変遷をたどることも重要である。
5 コミュニティワークに関わる住民による集団・組織の現状について、情報を把握し、地域福祉活動との関わりについて評価する必要がある。



=========================
<解答>

問題16 解答2
A × 目の前で困っている人々の、緊急に対応を必要とするニーズにまず即応・対処してから、理論的な整理や本来的なあり方を検討することが重要である。
B ○
C × 主体は、住民でありその組織・団体などである。
D × 日常的な業務を通じてニーズを把握することも必要である
テキストP108等参照

問題17 答5 C D
A.×。課題中心ケースワークは,「援助者が設定した課題」ではなく,利用者が問題としたもの(課題)に援助の焦点を絞る点に特徴がある。
B.×。これは、ジャーメインの「生活モデル」の説明である。
C.○。アグレッシブ・ケースワークは,問題を抱えて社会福祉施設や機関の援助が必要であるにもかかわらず,援助を求めない対象者に対して,援助側が積極的に働きかけ,家庭訪問などによって問題解決に取り組む個別援助である。日本では「アウトリーチ」の用語が一般的。
D.○。行動主義ケースワークに基づくアプローチは,行動変容アプローチで,学習理論に依拠した実践モデルである。

問題18 答2
2 × その状況によって、対処の仕方が異なる。
テキストP113から参照

2010/09/08(水) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*画面下方に解答が表示されます。ご注意ください。

問題13 ソーシャルワークに関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 個別援助技術の面接において援助者は、閉じた質問のみ用いるべきであるとされている。
B 特定の相談室などにおける面接に対して,家庭や施設,病棟など生活の場で行う面接は,特に「非定型状況面接」と呼ばれる。
C グループワークにおける「平行過程の原則」とは、ワーカーの課題や役割とメンバーの課題や役割は、相互依存的ではあるが明確に区別されなければならないということである。
D 現代においては、利用者の生活を重視する立場から、援助の実施を「処遇(トリートメント))」という言葉ではなく、「介入(インターベンション」という言葉で呼ぶことが多くなっている。
(組み合わせ)
A B C D
1 × ○ × ○
2 ○  ×  × ×
3 ×  × ○ ○
4 ○ × ○ ○
5 × × ○ ×


問題14 集団援助技術に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 グループワークでは援助者の力量と利用者間の相互作用のみ必要とされるため、部屋の広さや椅子の配置など物理的環境に配慮する必要は無い。
2 閉鎖的グループは、毎回のメンバーが固定されず、グループ援助が開始された後も随時新たな利用者が加わることも可能である。また、毎回新しい信念、価値観、情報が得られやすい。
3 グループワークの展開過程の「準備期」において援助者は、個々の利用者の生活状況、感情、ニーズなどについてあらかじめ理解しておくことは先入観や偏見につながる為、すべきではない。
4 予備的接触においては,利用者への波長合わせを忘れてはならない。例えば,参加を促したときの利用者の態度や表現内容から,利用者の感情をあらかじめ理解していくことが大切である。
5 集団援助技術において援助者は、専門的援助関係を結んでいるため、利用者の名前を正確に覚えて名前で対応する必要はない。


問題15 ソーシャルワークに関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 「波長合わせ」とは、第1回目のグループ会合の段階から、参加者全員が自己紹介などを通じて、互いにリラックスできる雰囲気を作ることを指す。
B グループワークのメンバーが9人では、グループが成立せず相互作用も全く働かないため、参加希望者を増やす方策をメンバーに働きかける。
C アドボカシーとは、社会的弱者等の権利を擁護する働きであり、援助者はニーズを把握し、社会資源・制度についての情報提供や、実際の利用に結びつける機能等である。
D 「開放的グループ」においては、毎回の参加が確約出来るメンバーで過半数を占めることが出来るよう、グループの形成を行なう必要がある。
(組み合わせ)
A B C D
1 × ○ × ○
2 ○  ×  × ×
3 ×  × × ○
4 ○ × ○ ○
5 × × ○ ×



==========================
<解答>

問題13 答3
A× 開かれた質問と閉じた質問を状況に応じて組み合わせることが大切である。
B× 「生活場面面接」
C ○   D ○
テキストP56から参照


問題14 答4
1× 配慮する必要がある
2× 閉鎖的グループはメンバーが固定され、開始後は新たなメンバーは加われない。新たな価値観なども得られにくい。
3 × これらへのあらかじめの理解=波長合わせが必要である。
4 ○ 正しい
5 × 名前を正確に覚えて名前で対応する必要がある
テキストP72から、P80等参照


問題15 答5
A× 波長合わせとは、援助者の、メンバーに対するあらかじめの理解等である。「予備的感情移入と名付けてよい」(シュワルツ)
B× メンバーが9人だからグループが成立しない、相互作用が働かないといったことに根拠が無い。
メンバーの人数については、テキストUP70では「理想的には・・・5人から15人ぐらいまで」、他の箇所では「7人から」となっている。
C ○ 正しい
D × そのような規定は無い。
テキストP72等参照

2010/09/05(日) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*画面下方に解答が表示されます。ご注意ください。

問題10  集団援助技術に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A いかなる集団援助技術のグループにおいても、メンバーの年齢や性別は、メンバーを構成しグループを形成する際の重要な要素・基準とはならない。
B グループワークの進行中は、利用者の混乱を避けるため、個別援助技術を用いてはならない。
C グループワークでは、グループ全体を対象とした記録のみ必要である。
D 「準備期」における「波長合わせ」の一つとして、援助者がグループ活動のなかで表面化しそうなこと、起こりそうな出来事を予測することが含まれる。 
(組み合わせ)
A B C   D
1 × ○ × ○
2 ○   ×  × ×
3 ○ × ○ ○
4 × × ○ ×
5 ×  × × ○


問題11  ソーシャルワークの援助過程に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 利用者と出会う最初の局面では,問題の所在を明らかにするために、書類等からの客観的な事実・情報の収集に焦点化する。
B 利用者自身が問題ととらえていることに耳を傾け,直面している生活問題やニーズについて明確にする。
C 所属する施設・機関より別な施設・機関の方が適切な援助を行うことができる場合には,相手先の施設・機関と連携をとり送致する。
D 契約は,この援助過程が終結するまで継続し,変更が必要な場合は担当者を変えた新たな援助過程として始めることを原則とする。
(組み合わせ)
 A   B  C   D
1 ○  ○  ○  ×
2 ○  ○  ×  ○
3 ○  ×  ○  ×
4 ×  ○  ○  ×
5 ×  ×  ○  ○


問題12 集団援助技術に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 集団過程で生じるサブ・グループとは、一つのグループ内でさらに小さなグループができることを指し、それらはグループワーク全体の崩壊を招くことになりかねないため、その存在は原則として認められない。
B 集団過程における結束力とは、グループの中で次第に関係やつながりが強くなり、グループへの所属感が高まってできるものである。
C 集団過程における凝集性とは、グループとしてのまとまりのことを指し、メンバーをグループにとどめようと作用するすべての力の合成と定義される。
D グループワークの展開過程の「準備期」では、メンバー同士の否定的感情にグループ全体で向き合うことによって、否定的感情を乗り越え、グループの凝集性が強化される。
(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D



========================
<解答>

問題10 答5
A× 年齢や性別がメンバーの基準となるグループもある。
B × 一人ひとりの個人を対象としているので、グループワークの進行中にも個別援助技術を適宜用いるべきである。
C × 個人を対象とした記録とグループ全体を対象とした記録がそれぞれ必要である。
D ○
テキストP76等参照


問題11 答4  × ○ ○ ×
A.×。書類等の客観的な事実だけでなく、利用者の言葉や、表情や感情にも目を向けながら、初回面接を行う。
B.○。利用者の悩みや不安を十分に受け止めながら,主訴に耳を傾け,本人が持っている潜在能力にも注目する。
C.○。相談に応じた機関の機能に照らし,適切な援助が可能か,他機関のほうが適切かを見極め,連絡をとり,
他機関・社会資源を紹介する。(しっかりと次につなぐことが大切であり,つなぎすぎるということはない。)
D.×。「新たな援助過程として始めることを原則とする」「担当者を変える」は適切でない。モニタリングによって計画の変更・見直しが必要になった場合には,再アセスメントをして援助を継続していくことが原則である。


問題12 答3
A × 崩壊を招くとは言えない。またグループとして成長していく過程の中でその存在を認めていくことも必要である。
D × 「作業期」では
テキストP79、85等参照

2010/09/04(土) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*画面下方に解答が表示されます。ご注意ください。

問題7 個別援助技術に関する次の記述のうち、空欄A、B、Cに該当する語句として、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
 利用者の生活を重視する立場から、援助の実施を< A >という言葉で呼ぶことが多くなった。利用者とその周囲の< B >、両者の相互関係にも関心が向けられているからである。援助者は利用者の< C >過程を、信頼関係を背景として専門的立場から援助し、利用者自身によって問題解決はなされる。
(組み合わせ)
   A    B      C
1 処遇   家族   援助実施
2 治療   問題   社会的治療
3 介入   家族   社会的治療  
4 介入   環境   問題解決
5 措置   環境   危機介入


問題8 集団援助技術に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
A グループワークの展開過程における各段階の援助者の役割をおおよそ「中心的役割」と「側面的援助」に分けたとき、開始期は「中心的役割」になる。
B グループワークの展開過程の「終結期」は、グループ援助は終わるものの,このグループで得たものを糧として,次の生活へと移っていく「移行期」でもある。
C グループワークの展開過程の「終結期」における援助者の役割として、今後も援助が必要なメンバーに対して、受容的態度・共感や口頭で励ます程度の支援にとどめ、終結後はメンバーの自己責任とすべきである。
D グループワークの展開過程の「準備期」では、メンバー間の人間関係が成立するにつれて、他のメンバーへの否定的感情やメンバー間の摩擦・対立等が起こりやすくなる。
(組み合わせ)
1 A B
2 A D
3 A C
4 B D
5 C D


問題9 個別援助技術に関する次の記述のうち、空欄A、B、Cに該当する語句として正しい組み合わせを一つ選びなさい。
 緊急対応においては、<  A  >も必要最小限にとどめ、< B >の判断で必要な援助を行ない、<  C  >した段階で、改めて< A >から個別援助の過程を開始すべきである。また、< C  >した後に、利用者自身が今後のことを考えていけるよう援助することも重要である。
(組み合わせ)
    A          B          C
1 アセスメント    利用者       問題が解決
2 介入         行政機関     課題が達成
3 インテーク      援助者      状況が安定
4 コミュニケーション 利用者の家族  状況が悪化
5 介入          利用者      状況が固定



===========================
<解答>

問題7 答4
 テキストP52等参照
介入   環境   問題解決


問題8 答1  A B
C × 必要なメンバーには、新しい個別援助やグループ援助の計画を準備していく。
D × 「作業期」
テキストP91から参照


問題9 答3
 テキストP54等参照
インテーク  援助者  状況が安定

2010/09/03(金) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*解答は画面下方に表示されます。ご注意ください。

問題4 集団援助技術に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 集団援助技術においては、参加者の相互作用への集中を乱すおそれがあるため、ゲームなど、所謂「アイスブレイク」は行なうべきではない。
2 グループの初回の集まり等では、全員がお互いの顔を見渡せるように座席を配置し、湯茶などの準備もしておく。
3 グループワークの集まりにおいて援助者は、記録の必要性と自由に話し合ってもらうために、参加者には無断で、開始5分前からテープレコーダーを録音状態にしておく。
4 援助者(グループワーカー)は,専らグループを対象としてプログラムを実施することが役割であって、プログラムの成功こそが最終的な目的である。
5 グループワーカーは専らグループを対象としてプログラムを実施することが役割であるため、個々の利用者との専門的援助関係は、個別援助技術等の、他のサービスに任せるべきである。


問題5 集団援助技術に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 集団援助技術における参加の原則とは、メンバーが各自の能力に応じてグループに参加することを促し、各メンバーがグループ全体の活動を進めるうえで欠くことのできない一員となるように、援助者が援助することである。
B グループワーク過程の「終結期」において、援助者は、終結が近づいた時点でもメンバーの混乱を避ける為、メンバーに対しては終結が近いことを予告するべきではない。
C グループワークの展開過程の「開始期」では、メンバーは希望や期待とともに疑問・不安・緊張などの気持ちが混じり合っている。 
D グループワークの展開過程の「終結期」では、メンバーから、その段階まで表出されなかった最も重要な感情が表出されることがよくある。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×」
2 ○  ×  × ○
3 ○ × ○ ○
4 × × ○ ○
5 × ○ × ×


問題6 障害者の権利擁護(アドボカシー)に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A アドボケイトは、当事者と、利害の対立する機関・施設との間で,中立的な立場に立つことが求められる。
B ソーシャルワーカーが日常的に行っている情報提供は,権利を擁護する重要な方法である。
C 障害のある当事者の仲間がアドボケイトとして代弁する方法を「セルフ・アドボカシー」という。
D ある利用者に、直接サービスを提供しているソーシャルワーカー(援助者)は,サービスに関して、その利用者のアドボケイトにはなりにくい。
(組み合わせ)
A  B   C  D
1 ×  ○  ×  ○
2 ○  ○  ×  ×
3 ○  ×  ×  ○
4 ○  ○  ○  ×
5 ×  ×  ○  ○


============================
<解答>

問題4 答2 ○
1× グループの初回の集まり等では、メンバーの緊張をほぐすためにも、ゲームなどのアイスブレイクの準備も必要である。
3 × もし録音するときには参加者の同意を得ることが必要であり、無断で行なうことは信頼関係を損なうことにつながる。
4 × プログラムは手段にすぎない。
5 × メンバーに望ましい影響を及ぼすように適切な専門的援助活動としての介入を行わなければならない。個別援助技術等と適宜組み合わせる必要がある。
テキストP76、79、83等参照


問題5  答3
B × 終結が近いことを早目に予告するべきである。
テキストP78、P91から参照


問題6  答1  ×○×○
A.×。オンブズマンは「中立的な立場にたって裁定を下す」ものである。しかし、アドボカシーは,「中立ではなく利用者・患者の立場に立って援助・代弁を行う」という点で機能的に異なるものである。
B.○。制度化された権利擁護として、地域福祉権利擁護事業におけるサービスは,@福祉サービスについての情報提供・助言,A福祉サービスを利用する際の手続き,B福祉サービスの利用料の支払い手続き,C福祉サービスについての苦情解決制度を利用する手続き,などである。
C.×。これは「セルフアドボカシー」の説明ではない。セルフアドボカシーは,親や専門家や市民の支援を受けながらも,障害者自身によって進められるものである。
D.○。サービス提供者とそのサービスに関するアドボケイトの双方の立場を同時に担うことはできない。提供者は,利用者と直接的な利害関係があるからアドボケイトにはなれない。


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