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2010/08/28(土)
ソーシャルワーク関連科目・練習問題
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ソーシャルワーク関連科目・練習問題 *解答は画面下方に表示されます。ご注意ください。
問題23 コミュニティ・オーガニゼーション理論の日本への移入に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 A 岡村重夫は、M.ロスの著書『コミュニティ・オーガニゼーション』を翻訳した。 B 牧賢一は社会福祉協議会の理論的中核を担った人物であり、著書『コミュニティ・オーガニゼーション概論』のなかで「レイン報告書」を翻訳した。 C 第二次大戦後すぐ黒木利克、谷川貞夫らによって紹介されたコミュニティ・オーガニゼーション理論は、M.ロスの住民組織化説の影響を強く受けていた。 D 橋本正己は著書『公衆衛生と組織活動』でコミュニティ・オーガニゼーション理論を紹介し、伝染病対策など地域保健の領域においても有効な方法・技術として活用された。 (組み合わせ) A B C D 1 ○ × ○ ○ 2 ○ ○ × ○ 3 ○ × ○ × 4 × ○ × × 5 × ○ ○ ○
問題24 地域援助技術の意義(原理)に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。 1.地域援助技術は、地域の歴史的な状況、現実に対応し、また、地域社会の個性や固有性、文化に立脚した援助を原則とする。 2.地域援助技術の働きには、福祉施設や在宅福祉サービスなどのフォーマルな社会資源の整備を含む。 3.地域援助技術は、直接援助技術が展開しやすいように環境(あるいは条件)を整える働きをする技術である。 4.地域援助技術の働きには、地域住民の理解や参加・協力などのインフォーマルな社会資源の整備は含まれない。 5.地域援助技術の働きには、地域における福祉の諸サービスと保健・医療サービスなどとのネットワークを形成し連携を図ることを含む。
問題25 グループワークに関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 A グループとしてのまとまりを生み出すのに役立つ、メンバー同士の仲間意識や一体感、グループ内で共有される意識や感情を「われわれ感情」という。 B グループ独自のものの考え方、行動の仕方、対処の仕方など、そのグルーブの共通の判断枠組みとなっているものを「グループの凝集性」という。 C 個人がほかの人々との相互のやりとりを通じて、社会的アイデンティティや役割、行動様式などを身につけ、その社会にふさわしい存在となる過程を「統合化」という。 D グループには、個人の成長・発達を阻害し、個人を心理的・精神的に傷つける力が働くという側面もある。 (組み合わせ) A B C D 1 ○ ○ × × 2 × × ○ ○ 3 ○ × × ○ 4 × × ○ × 5 × ○ × ×
========================== <解答>
問題23 正答 2 テキストP.181〜185参照 C× 第二次大戦後すぐ紹介されたコミュニティ・オーガニゼーション理論は、「レイン報告書」の「ニーズ・資源調整説」が中心であった。 M.ロスの定義が出たのは1955年なので、第二次大戦後すぐに移入されるということはあり得ない。
問題24 正答 4 テキスト P.179〜181参照 4 × 誤り。地域援助技術はフォーマルな社会資源だけでなく、インフォーマルな社会資源の整備も含まれる。
問題25 正答 3 B× これは「グループ規範」の説明である。 P.175参照 C× これは「社会化」の説明である。 P.169参照
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