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2010/08/02(月)
ソーシャルワーク関連科目・練習問題
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*ソーシャルワーク関連科目 練習問題(社会福祉援助技術論、精神保健福祉援助技術論) 解答は下方に表示されます。ご注意ください。
問題23 次の記述はソーシャルワーカーの役割を述べたものです。A〜Dの機能と技術のレパートリーの対応として、適切なものには○、適切でないものには×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
ソーシャルワーカーは、「身体や精神などに障害のある人や、日常生活を営むのに支障がある人の(A)相談に応じて、(B)その人自身の解決能力を高め、(C)地域等の社会に働きかけ、(D)社会福祉サービスを調整し、社会生活の回復・維持・向上を支援する専門的な仕事を行う。
A 相談に応じて …………… グループワーク
B その人自身の解決能力を高め ………… エンパワメント
C 地域等の社会に働きかけ ………… ケースワーク、カウンセリング
D 社会福祉サービスを調整し ………… ケアマネジメント
《組み合わせ》 A B C D 1 ○ × ○ ○ 2 × ○ ○ × 3 ○ ○ × ○ 4 × ○ × ○ 5 ○ × × ×
問題24 次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 精神保健福祉士は、1997年の「精神保健福祉士法」に基づく,精神科ソーシャルワーカー(PSW、精神保健福祉領域のソーシャルワーカー)の国家資格である。 2 都道府県,市町村の福祉事務所において所定の職務を遂行するための任用資格として「社会福祉主事任用資格」がある。 3 福祉事務所を、町村は条例を定めてこれを設置する義務があり,都道府県と特別区を含む市はこれを設置することができる(任意)と規定されている。 4 ストレングス視点とは,援助者がクライエントの病理・欠陥に焦点を当てるのではなく,上手さ,豊かさ,強さ,たくましさ,資源などのストレングスに焦点を当てることを強調する視点であり,援助観である。 5 デンマークの社会省行政官バンク・ ミケルセンは、ノーマライゼーションを「知的障害者の生活を可能な限り通常の生活状態に近づけるようにすること」と定義している。
======================== <解答>
問題23 正答4 A× 相談に応じて:ケースワーク、カウンセリング B (正しい) C× 社会環境に働きかけ:コミュニティワーク、ソーシャルアクション D (正しい)
問題24 正答3 3 × 正しくは、「福祉事務所とは、(中略)、都道府県と特別区を含む市には条例を定めてこれを設置する義務があり,町村はこれを設置することができると規定されている。
<本日のワンポイント> *ストレングス視点 strengths perspective アメリカのソーシャルワーク実践理論において,1980年代以降提唱されている視点。それまで支配的であった病理・欠陥視点を批判する立場をとる。ストレングスとは,人が上手だと思うもの,生得的な才能,獲得した能力,スキルなど,潜在的能力のようなものを意味する。ストレングス視点とは,援助者がクライエントの病理・欠陥に焦点を当てるのではなく,上手さ,豊かさ,強さ,たくましさ,資源などのストレングスに焦点を当てることを強調する視点であり,援助観である。
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