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2009/08/12(水) ソーシャルワーク関連科目・ポイント
*社会福祉援助技術論・精神保健福祉援助技術論ポイント
■ジェネラリスト・ソーシャルワーカー
・ジェネラリストの定義には明確なものはないが,本来ソーシャルワークは,人と環境,個人と社会(制度),そしてその交互作用を捉え,さまざまな援助方法を用いて援助をしてきたことが,きわめてジェネラリスト的であると考えられている。共通する特徴は,さまざまな理論を拠り所とする方法を折衷的に活用し援助する方法論的多様性と,援助対象を捉える包括的な視点である。アメリカなどではソーシャルワーカーの専門的教育は大学院レベルで行うと考えられている場合が多く,ジェネラリストの教育は,そうした大学院レベルの教育訓練の前段階として行う,全般的,入門的なものとして捉えられることもある。しかし,ジェネラリスト・ソーシャルワーカーには高度なマネジメント機能などが求められ,アメリカでは,上級(advanced)ジェネラリスト教育の必要性が唱えられるようになっている。P120

■危機理論
・火災で犠牲となった人々の関係者(遺族,親族,友人・知人)の悲嘆にまつわるリンデマン(Lindemann, E.)の研究に端を発し,後にキャプラン(Caplan, G.)らと共同で1940年代から60年代に構築された理論。危機とは,対処困難な事態に突然直面した際に引き起こされる,身体的・心理的・社会的にホメオスタシス(恒常性)のバランスを崩した状態をいう。ホメオスタシスに基づく危機理論は,人が危機状態から脱する過程において一定の段階と法則が存在し,その期間が長期的なものではないとの仮定をおく。この理論は,さまざまな理論(精神分析理論,自我心理学,学習理論,ホメオスタシス理論,ストレス理論など)から構築されているが,第一次世界大戦時から行われてきた,極度のストレスに陥っている兵士への精神医学的応急処置の実践,死別による急性悲嘆反応についてのリンデマンの研究,1950年代に展開した自殺予防運動などの実践活動や研究によって,その実践的な有効性が実証されてきた。

■学習理論
・学習の基礎研究は,レスポンデント条件づけ,オペラント条件づけによるものがあり,さらには社会的学習理論や認知的学習理論など認知面も含めた学習に関する研究理論をいう。学習心理学でいう学習とは,「訓練や経験にもとづく比較的永続的な行動の変容過程である」とされている(久野能弘『行動療法』1993)。この学習理論を臨床的に応用したものが行動療法である。

■フェミニズム
 女性が男性と比べて劣位におかれているという認識のうえにたって,その状況から女性を解放していこうとする思想・運動の総称である。

■ケースワークの援助過程
*インテーク (15・17回試験出題)
・申請者のニーズを吟味し,サービス提供の可否を決定するために行われる援助過程の入口をいう。サービス提供に該当する場合には,利用者のニーズをケース処遇に合わせて評価するアセスメントへと移行する。また該当しない場合には,他機関への紹介などニーズに対応しうる地域の社会資源につなげる。受理は援助の開始期であり,利用者の動機づけを高めるために重要な段階である。
・この面接では,クライエントの抱える問題の性質とその社会福祉機関の専門性と機能を総合的に検討し,主に,@クライエントに援助を受ける意思があるか否か,Aクライエントに本当に援助が必要か否か,Bその社会福祉機関がそのクライエントを援助できるか否か,C他社会福祉機関へ紹介する必要性があるか否か,以上の4点を明らかにする目的がある。


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