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2009/08/10(月) ソーシャルワーク関連科目・ポイント
<ソーシャルワークの基礎理論>
■ブトゥリム
・Z.ブトゥリムは、ソーシャルワークの基本的価値前提として、人間尊重、人間の社会性、人間の変化の可能性、の三つをあげている。これは人間の本質に内在する普遍的価値から引き出したものであって、ソーシャルワークに固有の価値とはいえないが、ソーシャルワークに不可欠な価値である。代表的著作は『ソーシャルワークとは何か〜その本質と機能』である。 (15回試験出題)

■W.フリードランダー
・社会福祉援助技術の根本原理を「個人の価値」「人格に固有なる尊厳」「個人の福祉に対する社会の責任」「共通善に貢献すべき個人の責任」という民主主義的な諸価値から導き出した。 (15回試験出題)

■M.メイヤロフ
・『ケアの本質』において、援助者は利用者をケアし、利用者からケアされることからケアの本質はもたらされる。 (15回試験出題)

■W.ベーム
・社会的機能とは個人には様々な役割があるが、その役割を果たしていくために不可欠だと考えられる諸活動であり、それを高めることがソーシャルワークであるとワーカーの意義を明確にした。「ケースワークの基礎」たとえ社会で支配的な価値とあらゆる点で一致するような一組の価値をソーシャルワークに付与することを意味するものではないと述べている。(16回試験出題)

■エリクソン Erikson, Erik Homburger
(1902-94) (15回試験出題)
・ドイツ生まれで,ウィーン精神分析協会で学んだフロイト派に属する精神分析学者。ナチスの迫害を逃れて渡米。精神分析理論を下敷きとしつつも,幼児期決定論にとらわれず,生涯を通じて自我が発達していくものと捉え,おのおのの時期ごとの発達課題を8段階図式として提案した。青年期をアイデンティティの危機とその乗り越えの再編期と捉え,そこでのモラトリアムの重要性を指摘するなど,自我論研究に社会や歴史との関連を盛り込み,大きな足跡を残した。[主著] Childhood and Society, 1950 ; Identity and the Life Cycle, 1959.

■B.ソロモン
・1960年代のソーシャルワークの実践家、研究家。公民権運動を背景にエンパワメントという考え方を提唱している。差別的・抑圧的な環境によって人々は無力な状態に追いやられていると考える。 
(16回試験出題)

■一般システム理論
 1968年,生物学者バータランフィ (Bertalanffy, L. v.) によって発表され,有機体の全体性を包括的に説明した理論として位置づけられている。この理論は,ニュートン力学など,それまで主流だった還元主義に基づく近代科学に対して,有機体の構成要素を分断せず,構成要素間の関係性に注目した点に特色がある。具体的には,@有機体の各構成要素間の相互作用・相互制御に基づく全体性の存在,A開放システムによる外的諸条件との相互作用,B構成要素間あるいは外的条件との間で生じるフィードバック・メカニズムとシステム維持機能 (ホメオスタシス),といった三つの基本概念から有機体システムの特徴を説明している。生物学にとどまらず,物理学,心理学,あるいは社会科学で扱われるいかなるシステムにも適用できる一般的特性を示しており,多くの分野でシステム分析のために活用されている。社会福祉分野では,1980年代以降,エコロジカルな視点に基づく方法論の統合化が行われた際,「人と状況の全体性」を捉える理論的枠組として重要な役割を果たした。 テキストP108

■H.ゴールドシュタイン
・ピンカスやミナハンと並び、一般システム理論を用いてソーシャルワーク理論の再編を試みた。 (16回試験出題)

■エコロジー (生態学) テキストP113〜
 19世紀中葉にヘッケル(Haeckel, E. H.)が生物学の一分野として造語。ギリシャ語のoikos(家)に由来し,生物とその環境の相互作用を扱う科学=生態学を意味する。1960年代以降は,主にヨーロッパで,この概念が社会行動の領域に援用され,環境汚染をもたらす産業社会や既存の社会システムへの批判として用いられるようになった。代表的なものとして「緑の党」の運動がある。今日では人間と自然環境との調和的な政治・経済・社会システムを構想しようという目的や理念,態度,環境保護運動や自然保護運動を示す。
■エコロジカル・アプローチ
 生物科学である生態学に基づいてジャーメインとギッターマン(Gitterman, A.)によって1980年代に提唱され,生活(ライフ)モデル・アプローチとして体系化されている。生活問題は個人や家族と,彼らを取り巻く環境間とその接触面(インターフェイス)における不適切な相互作用の結果として発生するとみなし,人間のプラスの側面に目を向け,適応(コーピング)能力を高め,環境の応答性(レスポンス)を増してストレスを軽減し,新しい適応のバランスを得ることをめざして援助を行う。


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