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2009/07/26(日) ソーシャルワーク関連科目・練習問題
*ソーシャルワーク関連科目 練習問題(社会福祉援助技術論、精神保健福祉援助技術論)
 解答は下方に表示されます。ご注意ください。

問題19 次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A QOL(quality of life)とは、 生活者の満足感・安定感・幸福感を規定する主観的要因や生活者の意識構造、生活環境などを表す用語である。
B 利用者とは個人・家族・組織集団の構成員・地域住民等の当事者を意味し、個別援助技術、集団援助技術、地域援助技術等の対象となる。
C 個別援助技術の流れは、インテーク(出会い)→アセスメント(事前評価)→プランニング(目標・計画)→インターベンション(意図的働きかけ)→モニタリング(達成状況)→ターミネーション(終結)となる
D  エンパワメントとは、主体的な生活を諦めた無力状態(パワーレス)に陥った人々が、自分の無力さや現実を直視して、自分たちの問題の解決は専門職に全て任せていけるよう、そのサービスを活用する能力のみを強めていこうとする援助である。
《組み合わせ》
  A  B  C  D
1 ×  ○  ○  ○
2 ○  ○  ×  ○
3 ○  ×  ×  ×
4 ×  ○  ×  ○
5 ○  ○  ○  ×

問題20 ゾフィア・ブトゥリムは,ソーシャルワークの基本的価値前提として,下記の三つをあげているが、空欄 A、B、Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
@人間<  A  >:人間は,その人の能力や行動に関係なく人間であること自体で価値がある。
A人間の<  B  >:人間はそれぞれ独自性をもった生きものであるが,その独自性を貫徹 
  するのに,他者に依存する存在である。
B<  C  >の可能性:人間は,  C  ,成長,向上する可能性をもっている。
   A    B    C
1 尊重  可能性  前進
2 主義  社会性  進化
3 尊重  社会性  変化
4 尊厳  可能性  変身
5 主義  依存性  変化

問題21 次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

1 専門的な援助関係とは、援助者がクライエントとの間で築きあげる,信頼関係に基づいた問題解決を進めていくうえでの専門的・職業的関係であり、クライエント個人・家族等との援助関係が,援助を展開していく媒体となる。
2 信頼関係はラポールともいわれ、援助者と利用者の間につくりあげられる相互信頼,相互理解に基づく調和のとれた関係を意味し,ラポールの形成が、あらゆる介入(援助・支援)の最終的な目標となる。
3 受容とは、対人援助に際して,援助者が,利用者の人間としての尊厳と価値を尊重しながら,その言動,態度,価値観,抱えている問題,訴えなどを含め,その人の存在を現在あるがままの姿で受け止めることを意味する。
4 傾聴とは、ソーシャルワークの面接技法の一つであって、クライエントの最大の関心事にしっかりと焦点を当て,その言語的・非言語的メッセージを理解することである。
5 共感とは、援助者がクライエントの立場に自分を重ね合わせながら,クライエントの思考,感情,体験を援助者の認識の枠組のなかに取り込んでいくことをいう。

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<解答>

問題19 正答5
A,B,C ○
D × 正しくは、「再び、本来持っている力を取り戻し、自分たちの問題を自分たちで解決していけるよう、その能力を強めていこうとする援助である。」 

問題20 正答3
Aは尊重、Bは社会性、Cは変化が該当する。

問題21 正答2
2 × 正しくは、「信頼関係(ラポール)は援助者と利用者の間につくりあげられる相互信頼,相互理解に基づく心が通じ合った調和のとれた関係を意味し,これが援助関係の基本となる。」
信頼関係の形成が最終的な目標ではない。

<本日のワンポイント>
*援助過程 helping process
 ソーシャルワークの援助が始まって何らかのかたちで終結するまでの時間経過のなかで進められる専門的展開過程。援助過程の区分は理論的基盤の違いによって多様であるが,最近では,個別援助,集団援助などの区別をせず,援助活動共通の枠組をもつものとして,@問題把握からニーズの確定,Aアセスメント,B支援方針・目標設定,C支援プログラムの展開,Dプログラム実行,Eモニタリング,F評価の段階に区別される。


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