社会福祉士 受験支援セミナー 日替講座
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2009/06/06(土) 地域福祉の理論と方法・ポイント
■日本赤十字社 (第12・2回試験出題)
・通称「日赤」。1877年に創立された博愛社がその前身で,1886年に日本政府がジュネーブ条約に加入したことに伴って,翌87年に名称を日本赤十字社と改称。現在は,1952年に成立した日本赤十字社法による特殊法人である。災害救助,病院経営,看護師・助産師等の養成,医療・社会福祉事業,青少年赤十字活動等を行う。組織は会員(「社員」とよばれる)形態をとり,2002年3月31日現在,個人社員が約1553万人,法人社員が約22万社に達している。

<以降、企業の社会貢献>
■メセナ  (第16・6回試験出題)
・フランス語で「文化の擁護」の意味から,日本では特に企業による芸術文化活動の支援をさす。企業の社会貢献活動として1980年代後半からの好景気の時期に,劇場の設立や美術館の運営など,多くの企業でさまざまな活動が取り組まれた。当初は経営者の意向が強く影響した独善的な活動も多かったが,近年はメセナ担当部署が主導権を握り,地道な活動を行う方向へと転換している。近年の経済不況で活動は伸び悩み,廃止する企業が増加している。

■フィランソロピー (第16・6回試験出題)
・直訳すると「博愛(主義)」「慈善(行為)」。ギリシャ語の「人間を愛する」という意味のことばが語源。アメリカでは,企業の「社会貢献」の意で広く使用される。1990年に経済団体連合会(現・日本経団連)によって,企業は不特定多数への貢献を経営の柱として位置づけるべきとする「経団連企業行動憲章」が打ち出され,営利活動だけでなく「良き企業市民」として地域社会に貢献していく気運が高まってきている。積極的な社会貢献の推進のためには企業による環境づくりが欠かせない。

■マッチング・ギフト制度 (第16・6回試験出題)
・企業の社員が福祉・教育などの団体に寄付をしたとき,その企業が社員の寄付金に同額またはそれ以上の寄付金を上乗せして寄付する制度。この制度は,アメリカで1960年代に行われはじめた。社員の社会貢献と同時に社員の意向を尊重した企業の社会貢献の一つであり,寄付の多様化と活性化に対応した仕組といえる。日本では大企業を中心に制度の導入が行われているが普及度は低い。

■ユナイテッド・ウェイ (第16・6回試験)
・アメリカの各地域約2300カ所で活動している共同募金団体。近代的な共同募金が制度として確立したのは,1913年のオハイオ州クリーブランドでの取組みとされる。全米での募金総額は,2001年から02年の間に約50億ドルに達している。全米の連絡・調整機関としてUnited Way of Americaがあり,募金方法の研究,全国的な広報,配分につなげるニーズ評価,役職員の研修などを行っている。また世界で45の国・地域で活動している連絡機関としてUnited Way Internationalがある。

■企業ボランティア(参考)
・企業が社会貢献活動の一環として行う活動。1990年には「フィランソロピー協会」,経済団体連合会(現・日本経団連)の「1%クラブ」など企業の助成団体が次々と設立され,企業が社会貢献活動を行っていく基盤が整えられ始め,「ボランティア休暇」制度を取り入れる企業も増えてきている。近年は,「企業の業務の一環」としての企業そのものが推進するボランティアから,企業に所属する個人が自己実現を求めて自発的に行うボランティア活動の増加へと傾向が変化してきている。

■1%クラブ (参考)
・経済団体連合会(現・日本経団連)によって1990年から発足した団体。会員は,経常利益の1%以上(法人会員),可処分所得の1%以上(個人会員)を目安に社会貢献活動のために拠出することに努める企業および個人で,2001年現在で法人300社あまり,個人1500名あまり。広く国民各層において,寄付やボランティア活動が活発化するよう機運を醸成し,市民活動団体をはじめとするNPOと企業,個人を結びつけるコーディネーターとして,社会のニーズに合った社会貢献活動を推進することを目的とする。会員への社会貢献活動の情報提供やボランティア・セミナーなどを行っている。

■寄付の文化 (参考)
・アメリカなどでは,市民や企業が応援する施設や市民団体に積極的に寄付を行う文化が根づいており,オンラインによる寄付や税制控除の仕組も整っている。日本における代表的な寄付活動を行っている中央共同募金会は,1997年より「新しい寄付の文化」をめざすことを掲げ,共同募金の配分先はNPOやボランティア団体へと幅が広がった。多くの市民が寄付で団体を支えることは,その団体にとってたんに財源安定だけでなく団体の存在感や活動への信頼感も実感させるものであり,市民社会を育てていくことにつながる。


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「社会福祉士受験支援講座」09年度ブログ版
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