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2009/05/26(火) 地域福祉の理論と方法・ポイント
<コミュニティワーク>
■アウトリーチ(第16・6回試験出題)
・クライエントの日常生活の場(自宅など)において必要な情報やサービスを提供する活動であり,特に,行政機関や地域福祉関連の機関において求められるソーシャルワーカーの機能である。また,地域のなかで生活困難に直面している人々を見つけだすことも意味し,その場合はケース発見と同義に使われる。いずれも,利用者の来訪をただ待つのではなく,ソーシャルワーカーが積極的に地域に出ていくという側面が強調されている。
・接近困難なクライエントとは、重篤な生活問題があり,周囲の通報や来所の促しがあるにもかかわらず,社会機関などへの援助は求めず,ワーカーなどの訪問に対しても拒否的,攻撃的であることから,問題解決が困難となる援助対象者のことである。

■インターグループワーク(第16・6回試験出題)
・1947年の全米社会事業会議でニューステッターが提起したコミュニティ・オーガニゼーション(CO)の主要技術の一つ。「集団間調整事業」「集団関係の指導技術」と訳される。地域社会の多様な問題を解決するためには,地域社会を構成する下位集団の協力と協働の関係を調整・促進して,地域社会の問題発見とその解決のための協働を実現するという過程を重視し、@各集団の協力関係の保持とその代表者組織(協議会)の形成,A代表者組織と各集団との円滑な結合,B各集団の機能強化,C代表者組織による共同計画の策定と協働実施,のアプローチを提示した。地域集団の弱体化や形骸化から限界を示し,小地域組織化による住民の直接的参加を重視するマレー・ロスの統合論に発展した。

■ソーシャル・アクション(第16・6回試験出題)
・社会的に弱い立場にある人の権利擁護を主体に,その必要に対する社会資源の創出,社会参加の促進,社会環境の改善,政策形成等,ソーシャルワーク過程の重要な援助および支援方法の一つである。ソーシャルワークの展開過程では,コミュニティ・オーガニゼーションの一形態として発生し,1960年代のアメリカを中心に,頻発した社会問題に鋭く対立した社会運動,特に公民権運動や社会福祉運動をリードする問題解決型のソーシャルワーク援助方法として用いられた。

 地域福祉の主体形成と地域福祉計画づくり
<福祉コミュニティ>
■福祉コミュニティ (第15・5回試験)P140〜
・コミュニティを「福祉」という機能の面から捉えた概念・モデル。そのコミュニティは,福祉や医療サービス等の現在および将来のサービス受益者および家族をはじめとするその関係者,共鳴者や代弁者,各種のサービスを提供する機関・団体・施設を中核として,普遍的人権意識と地域主体的態度をもつことを想定される構成員が,社会福祉以外の専門家集団とも協力して,社会福祉サービスの欠陥やその制度の改善を指摘あるいは要求する場であると同時に,公的機関が実施しない福祉サービスを一時的に引き受け実施するという機能をもつ地域社会である。最近では,ノーマライゼーションの理念に基づく住民の支え合いのネットワークがはりめぐらされた福祉コミュニティがまちづくりの中心的考え方となっており,福祉社会をコミュニティ・レベルで実現することを意味している。これは,2000年に改正された社会福祉法の「地域福祉の推進」という表現に示されているように,福祉コミュニティがまちづくりの目標概念となる方向性を示している。

■社会福祉関係八法改正(第13・3回試験)
・1990年に成立した「老人福祉法等の一部を改正する法律」(平成2年法律58号)のことで,社会福祉関係の8法を改正したためこのようによばれている。この法改正は,在宅福祉を積極的に推進するため,社会福祉各法に在宅福祉サービスについて規定し,在宅・施設の福祉サービス事務を市町村に一元化し,老人保健福祉計画の策定を地方公共団体に義務づけた(福祉サービス整備の計画的実施)。

■岡村重夫 (1906-2001) (第13・3回試験)
・大阪市立大学,関西学院大学,仏教大学各教授,大阪社会事業短期大学学長を歴任した研究者。社会福祉の固有の視点として,個人と社会制度との間の社会関係の主体的側面に焦点をあてた独自の理論(岡村理論)をうちたてた。[主著] 『地域福祉論』1974など。

■岡村重夫と福祉コミュニティ 
(第15・5回精神試験地域福祉論出題)
・機能コミュニティとは、特定の機能領域での公共的利益や社会的共通関心を契機として,目的的,限定的に共同活動を行う集合体をいう。居住を契機として個人の全生活過程を包摂しえない都市コミュニティでは,部分的領域にかかわるコミュニティの構成が図られる。例えば,コミュニティを地域社会類型の一つに位置づけた岡村重夫は,福祉コミュニティを基礎コミュニティと区別し,地理的に規定される地域社会内部に存在する機能コミュニティとして捉えている。
*福祉コミュニティについて,理論づけを行った岡村重夫は,一般的なコミュニティと異なる意味で,社会福祉サービスの利用者の生活要求を充足させるための組織として福祉コミュニティを提起した。
*少子高齢社会の到来に伴い住民組織の代表ともいえる自治会や町内会においても,福祉コミュニティづくりは,重要な課題の一つとなっている。
*福祉コミュニティの形成には,要援護者やその家族を支えるサービスを充実させるだけではなく,地域社会の構成員の福祉に関する理解と共感が不可欠である。福祉コミュニティは、高齢者,障害者,児童などの自立と連帯の理念に基づく。

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