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2009/05/22(金) 地域福祉の理論と方法(地域福祉論)ポイント
*「社会**回」とは、過去の社会福祉士試験において、それぞれのテーマに関して、いつ出題されたのかを意味します。

<社会サービスと地域ケア>

■社会サービス (社会第15回・精神第5回試験出題)
・人々のニーズ(生活上の必要)を充足するために個人もしくは世帯に対して提供されるサービスのうち,政府が供給に大きく関与しているものをさす。慣習的に,社会サービスに含まれるのは,保健・医療,対人社会サービス(社会福祉),教育,住宅供給とされているが,所得保障なども社会サービスに含める場合がある。
・日本で社会サービスは、1986(昭和61)年版の厚生白書においてこの用語が用いられてから,頻繁に使われるようになった。厚生白書では,保健・医療・福祉をその範囲とした。
・欧米諸国では、社会サービスの範囲にばらつきがある。

■「コミュニティ形成と社会福祉」1971年 中央社会福祉審議会答申(第16・6回試験問題)
・1971年の中央社会福祉審議会答申「コミュニティ形成と社会福祉」では,「社会福祉の対象を収容施設において保護するだけでなく地域社会すなわち居宅において保護を行い,その対象者の能力のいっそうの維持発展を図ろうとするものである」とした。

■「在宅福祉サービスの戦略」(第16・6回試験)
・在宅福祉の展開を図るわが国最初の本格的研究として,全国社会福祉協議会編『在宅福祉サービスの戦略』(1979)が刊行された。ここでは,社会福祉ニーズを貨幣的ニーズと非貨幣的ニーズに分類し,非貨幣的ニーズに対応する対人福祉サービスの提供を,公(国,都道府県,市町村),私(民間組織,地域住民)役割分担のもとに提供する方策が示されている。

■在宅福祉
・家事や介護等の生活面で社会からの支援が必要となった場合,施設に入所してそれを受けるか,住んでいる居宅においてそれを受けるかによって,施設福祉と在宅福祉が区別される。在宅福祉は,サービス自体が居宅に配達される訪問型と,施設で提供されるサービスをそこへ通って一部利用する通所型に分けられ,高齢者分野で「在宅福祉三本柱」といわれ重視されたのが,訪問型のホームヘルプサービスと通所型のデイサービス,ショートステイ(短期入所)である。住み慣れた居宅での生活を継続するために,これら諸サービスの総合的な活用が必要である。障害者分野では,脱施設化の流れから家族との在宅ではない方法として,グループホームを生み出した。高齢者分野に普及するとともに,地域での生活を支える在宅福祉のサービス形態として注目されている。なお在宅福祉では,状況やその変化に応じて,多様なサービスを組み合わせて利用するためのケアマネジメント機能が重要な役割を果たす。

■在宅福祉三本柱
・1970年代後半から社会福祉改革の方向として重視され始めた在宅福祉を推進するため,中心的な事業と位置づけられたホームヘルプサービス,デイサービス,ショートステイのこと。1989年の高齢者保健福祉推進十か年戦略(ゴールドプラン)において数値的な整備目標が掲げられ,在宅福祉充実に向けた本格的な取組みが始められた。老人福祉法の老人居宅生活支援事業としても,これら老人居宅介護等事業(ホームヘルプ),老人デイサービス事業,老人短期入所事業(ショートステイ)が規定されており,1997年の法改正によって痴呆対応型老人共同生活援助事業(グループホーム)が加えられた。

■トータルケアシステム
・トータルケアシステムとは、地域における長期ケアが必要な要介護等の高齢者等への支援の仕組・結びつきである。
 病院機能が急性期医療と長期ケアに区分され,またさらに長期ケアを施設中心ではなく地域ケアへと転換するようになると,地域に長期ケア体制整備が必要になり,医療・看護あるいは生活支援のサービスを総合的に提供するシステムが求められるようになった。

■介護予防
 介護が必要にならないよう,比較的健康な高齢者を対象に提供されるさまざまな福祉サービスとして介護予防がある。
 介護保険制度施行に伴い,要支援・要介護状態とならないと,デイサービスなど心身の健康維持を目的とした福祉サービスを利用することができなくなった。そのため,介護予防やひきこもり防止を目的に,健康体操,指使いゲーム,パワーリハビリ(高齢者筋力向上トレーニング事業),創作活動,団らんのお茶飲み会等が行われている。


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