社会福祉士 受験支援セミナー 日替講座
社会福祉士・精神保健福祉士試験の受験対策 ⇒新ブログhttp://miseki.exblog.jp/ に移行しました
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2009年3月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新の絵日記ダイジェスト
2011/01/20 援助技術論等、事例問題対策3<練習問題>
2011/01/19 援助技術論等、事例問題対策2<練習問題>
2010/12/27 地域福祉論・web講座1
2010/11/30 前回セミナーの復習:ソーシャルワーク関連科目・練習問題
2010/11/26 ソーシャルワーク関連科目・練習問題(歴史)

直接移動: 20111 月  201012 11 10 9 8 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 月 

2009/03/21(土) ソーシャルワーク・社会福祉援助技術・web講座14
3.社会福祉援助技術としての支援概念 P138
◆方法としての支援概念 テキストP138から
・共同援助概念は、社会福祉援助技術の原理を構成する支援概念と呼ぶべきものである。
・共同援助概念は、公共援助と自己援助の機能発揮のため環境の構成と調整、つまり公的なサービスの活用、コミュニティや住民の参加の促進、支援ネットワークの構成などを行ない、支援活動を展開する。

・支援とは、利用者からみれば自助の促進であり、支援者からみれば問題解決を可能とするため、サービス提供と、利用者の主体性尊重と自己実現を目指した実践活動に協働で参加することである。
・社会福祉の援助とは、方法としての支援概念の展開過程を通じて実効を期待できる。ハード福祉である施策としての援助概念から、ソフト福祉の展開方法としての支援概念へ、利用者の自己実現に参画する方法と技術が、支援概念を構成する。

◆支援概念の特徴 テキストP138から
@ 共生を目的、
A 共助の関係と参加、
B 自己実現への協働を方法とする、
C 協働の過程からの実効を重視、
D 参加と協働への責任を担う、
E 形態は互助・相互協力を原型とする
・社会福祉援助技術は、これらの支援概念を中心に人間の社会生活の支援を目標とした科学としての方法をもつ。

◆社会福祉援助技術の基本的発想 P139から
*社会福祉援助技術の実践とは、支援過程の科学的展開である。展開方法に固有な支援概念を基本とした発想が指摘できる。それは、
@ 利用者の価値実現が目的、
A 利用者の主体性支援が特性、
B 利用者中心の視野、
C ニーズの自己認識から社会生活の向上が焦点、
D 利用者の参加と協働という方法、
E 自助努力が基点の問題解決、
F ネットワークづくりと支援環境の構成と調整、
G 支援原理に基づいた展開の過程
*つまり、社会福祉援助技術の基本的発想では、価値や主体性を尊重する利用者の視点を中心にした発想が原点である。
 また、社会福祉援助技術の実践とは、支援原理に基づく過程の専門的で科学的な方法の展開なのである。


第2節 社会福祉援助技術の体系 P140〜
1.社会福祉援助活動と社会福祉援助技術 
◆社会福祉援助活動
→ テキストP140参照
*社会福祉援助活動とは、施策としての社会福祉の目的を実現するために、利用者と社会的環境へ働きかける実践である。
 直接的に社会福祉サービスの提供など支援を行ない、同時に間接的に社会環境を調整・整備する、専門的・科学的な活動を意味する。
 ニーズに応える、問題解決・改善、地域生活環境づくりといった価値を実現する活動であり、利用者との協働の過程を重要視する。

◆社会福祉援助技術 
→ テキストP141参照
*社会福祉援助技術は、社会福祉援助活動を方法として専門的行為を具体化した概念であり、価値と知識、専門性と科学性に支えられた利用者支援への行動力、方法を展開する能力である。
 利用者の自己実現などの支援過程を展開する方法であり、利用者の理解、問題解決のための協働など、支援の姿勢や態度、行為・行動の過程そのものである。社会福祉援助活動の推進方法である。

◆社会福祉援助技術の特性分類 P141から
−J.ハインズの3分類− 
1)援助関係展開技術
 @対人関係を構成する技術(個人、集団等)、
A援助関係過程の展開技術(導入から終結)

2)問題解決対応技術
 B援助関係から面接場面展開の技術(観察、傾聴等)、
C問題解決への対応技術(無関心、価値の葛藤等)
D問題への対応技術(範囲、期間等)

3)運営管理技術
 E業務の運営技術(チームワーク、連携等)、
Fマネジメント技術(業務、他職員、自己等)、
Gアドミニストレーション技術(記録、報告、守秘等)

2 社会福祉援助技術の仕組みと体系 P143
◆社会福祉援助技術の統合
→ P143表「社会福祉援助技術の体系」参照
*社会福祉援助技術は、利用者の生活を総合的に支援するところに特徴がある。だからこそ体系化されていなければならない。

*社会福祉援助技術は多様な方法のレパートリーをもっているが、全体の構成は、個々の援助技術の方法を集約した総和ではなく、包括・統合的な共通原理と方法で構成された体系をもっている。

*個々の方法・分野は特殊分化して発達してきたが、原点に戻って新しい視野・発想・方法のもとに再生しようとする動向が統合化である。
 また統合化とは、ニーズと状況に最適な対応を求める現実が生み出した新しい視野と発想に基づく社会福祉援助技術の方法である。


<こちらも学習にご活用下さい。>
■公的扶助論(生活保護制度)web講座
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9517/1225585731/

■社会福祉の歴史 web講座
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9517/1226020506/


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.