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2009/03/14(土)
公的扶助論・練習問題&ポイント
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*公的扶助論 本日の練習問題 解答は下方に表示されます。ご注意ください。
問題10 生活保護の原則についての次の記述の空欄AとBとCに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 生活保護法第7条に定められている原則とは、保護は( A )にもとづいて開始すべきこと、但し書きとして急迫した場合に( B )が補完的に可能であることがその趣旨である。また、保護の開始については、実施機関は保護申諸のあった日から原則として( C )に保護の要否等について通知すべきことが規定されている。 (組み合わせ) A B C 1 通報 一時貸付 3日以内 2 通報 応急保護 5日以内 3 申請 職権保護 14日以内 4 申請 一時保護 60日以内 5 救急搬送 緊急保護 90日以内
問題11 教育扶助と住宅扶助に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。 A 都道府県知事認可の専門学校の就学に必要な費用は、教育扶助の対象になる。 B 教育扶助は教材などのほか、給食費,通学のための交通費なども対象になっている。 C 教育扶助は原則として金銭給付であるが,学校給食費は学校長に対して交付することもできる。 D 住宅扶助は借家やアパートなどの家賃のほか、分譲住宅のローンも対象になる。 (組み合わせ) 1AB 2AC 3AD 4BC 5BD
========================= <解答>
問題10 正答3 A申請、B職権保護、C14日以内
問題11 正答4 A× 専門学校は、教育扶助の対象にならない。 D× 住宅扶助は、分譲住宅のローンは対象にならない。
<本日のポイント> *住宅扶助 housing assistance 生活保護の八つの扶助の一つ。住居費を負担すると衣食の面で最低限度の生活を維持できない者に,@家賃・地代,A家屋補修等(新築は不可)に必要な費用の不足分を,地域別の基準の範囲で,原則として金銭給付する。宿所提供施設の利用・委託のかたちで現物給付することも認められる。近年では,被保護人員の4分の3程度が受給している。
*金銭給付 cash benefit 社会保障制度の給付形態としては,金銭給付(現金給付)と現物給付がある。金銭給付の形態とは,社会保障の給付が金銭のかたちで行われるものである。年金,雇用保険,生活保護,児童手当などは主に金銭のかたちで給付が行われる。金銭給付は,受給者がその使途を自由に決めることができるという点で優れているが,制度の本来意図した目的に必ずしも金銭が消費されないなどの欠点がある。
*現物給付 benefit in kind 現物給付の形態とは,社会保障の給付が現物・サービスのかたちで行われるものである。医療保険,介護保険,福祉サービスなどは主に現物・サービスのかたちで給付が行われる。現物給付は,制度の本来意図した目的に現物・サービスが必ず使われるという長所がある一方,提供者側の意向が優先されたり,必ずしも受給者のニーズに合った給付がされず,受給者の福祉改善につながらない場合もあるという欠点がある。
<こちらも学習にご活用下さい。> ■公的扶助論(生活保護制度)web講座 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9517/1225585731/ ■社会福祉の歴史 web講座 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9517/1226020506/
<受験支援セミナー 編集者HP> http://homepage3.nifty.com/misekiya/
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