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2009/02/15(日)
地域福祉論・練習問題&ポイント
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*地域福祉論 本日の練習問題 解答は下方に表示されます。ご注意ください。
問題3 正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 地域福祉の計画の変遷として、1950年代は各地の福祉事務所主体のコミュニティ・オーガニゼーションの地域福祉の計画が推進されていた。 B 地域福祉の計画の変遷として、1960年代には行政主体のソーシャルアクション中心の地域福祉の計画が推進された。 C 地域福祉の計画の変遷として、1970年代にはコミュニティケアを中心とする地域福祉の計画が進められた。 D 1953年には、牧賢一が著した「社会福祉協議会読本」が刊行され、地域福祉計画の位置づけがされた。 《組み合わせ》 1 AB 2 AC 3 AD 4 BD 5 CD
問題4 正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 市町村地域福祉計画の策定に当たっては,住民の意見を反映させることが強く求められている。 B 市町村地域福祉計画に盛り込むべき事項には、地域福祉に関する活動への住民の参加の促進に関する事項が含まれる。 C 地域福祉の計画に関して、1980年代には地域福祉理論の統一的理解が図られたものの、住民主体の原則に立って公私協働による社会福祉の新しい体系等として地域福祉計画を位置づけた取り組みの必要性は提起されていない。 D 地域福祉計画においては、計画の実施時のみに住民の参加を必要としている点に特色があり、いわば専門家は頭脳であり、住民は実行部隊にすぎない。 《組み合わせ》 1 AB 2 AC 3 AD 4 BD 5 CD
======================= <解答>
問題3 正答5 A × 誤り。正しくは、社会福祉協議会主体の。 B × 誤り。正しくは、コミュニティ・ディベロップメントの C D ○ 正しい。
問題4 正答1 A ○ 正しい。 B ○ 正しい。社会福祉法第107条を参照「第107条 3.地域福祉に関する活動への住民の参加の促進に関する事項」 C × 誤り。正しくは、提起された。 D × 誤り。地域福祉計画の策定には、すべての面に住民の参加を必要としている点に特色がある。専門家は側面的援助を行うものであり、いわば住民・専門家・行政担当者との合同計画である。
<ポイント解説> *市町村地域福祉計画 2000年に改正された社会福祉法107条に規定されるように,地域福祉の推進に関する事項を一体的に定めるために市町村が策定する計画のことであり,@地域における福祉サービスの適切な利用の推進に関する事項,A地域における社会福祉を目的とする事業の健全な発達に関する事項,B地域福祉に関する活動への住民の参加の促進に関する事項をその内容とする(2003年4月施行)。 また,市町村地域福祉計画を策定し,または変更しようとするときは,あらかじめ,住民,社会福祉を目的とする事業を経営する者その他社会福祉に関する活動を行う者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるとともに,その内容を公表するものとされている。 なお,具体的策定に向けて,平成14年1月に指針「市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画策定指針の在り方について(一人ひとりの地域住民への訴え)」(社会保障審議会福祉部会,平成14年1月)が公表されている。
*(都道府県)地域福祉支援計画 2000年の社会福祉法への改正に伴い,都道府県は,市町村の地域福祉計画の達成を支援するために都道府県地域福祉支援計画を策定することが定められた。具体的事項は,市町村の地域福祉の推進を支援するための基本的方針に関する事項,社会福祉を目的とする事業に従事する者の確保または資質の向上に関する事項,福祉サービスの適切な利用の推進および社会福祉を目的とする事業の健全な発達のための基盤整備に関する事項である。
<参考リンク> 『市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画策定指針の在り方について(一人ひとりの地域住民への訴え)』 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/01/s0128-3.html
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