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2009/02/14(土) 地域福祉論・練習問題&ワンポイント
*地域福祉論 練習問題
 解答は下方に表示されます。ご注意ください。

問題1 次の記述のうち、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 地域福祉計画がつくられた背景や理由のひとつとして、非貨幣的ニードから貨幣的ニードへの変化が挙げられる。
B 地域福祉計画がつくられた背景や理由のひとつとして、普遍的サービスから選別的サービスへの社会福祉サービスの質的変化と拡大が挙げられる。
C 社会福祉法においては2003年4月から、市町村が地域福祉の推進に関する事項を一体的に定める市町村地域福祉計画の策定を規定した。
D 社会福祉法において地域福祉計画は、1.地域における福祉サービスの適切な利用促進、2.地域における社会福祉を目的とする事業の健全な発達、3.地域福祉に関する活動への住民参加の促進の3点を踏まえなければ、社会福祉法上の地域福祉計画としては認められないと規定した。
《組み合わせ》
1 AB  2 AC  3 AD  4 BD  5 CD


問題2 次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A コミュニティ・ディベロップメントとは、日常生活圏を基盤として、住民が自分達でニーズや問題を明らかにし、組織をつくり資源を開発したり獲得して、生活を具体的に改善する一連の過程が重視される方法であり、「コミュニティ全体の経済的並びに社会的進歩の状態をつくり出すことを意図する過程」(国連)ともいえる。
B コミュニティ・オーガニゼーションとは、ベネズエラで体系化された技術であり、主に地域を対象にした社会福祉の援助方法、また福祉活動における住民参加を援助する社会福祉の専門的方法である。
C コミュニティ・オーガニゼーションの代表的な定義としては、M.スチュアートの組織化説等がある。
D コミュニティケアとは、 複合的なニーズを持つ人々を、入所型の福祉施設や医療機関のなかで、他の市民と同様に自立した生活が送れるように支援しようとする考え方やそのような実践であり、ノーマライゼーションの理念に基づいて、要援護者が地域社会において、自立した地域生活を送ることを目指した地域福祉の体系であるといえる。
  ( 組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ○
3 ○ × × ×
4 ○ ○ ○ ×
5 × ○ × ○



===========================
<解答>

問題1  正答5
A × 誤り。正しくは、貨幣的ニードから非貨幣的ニードへの変化。
B × 誤り。正しくは、選別的サービスから普遍的サービスへの…。
CとD ○ 正しい。

問題2  正答3
A ○ 正しい。
B × 誤り。正しくは、アメリカ(合衆国)で体系化された。
C × 誤り。正しくは、M.ロスの組織化説
D × 誤り。正しくは、地域社会のなかで

<ポイント解説>
*地域福祉計画
 「地域福祉計画」とは、法的には,2000年に改正され2003年4月に施行された社会福祉法107条・108条に規定される市町村地域福祉計画ならびに都道府県地域福祉支援計画をさすが,歴史的には,「地域福祉計画」がさす内容は時代ごとに変遷してきたといえる。
 以下,年代順に概略を記すと,@第1段階:「社会福祉協議会基本要項」(1962年制定)において,コミュニティワークの過程で具体的な問題解決を促進するためにたてられる計画として,A第2段階:1970年代〜80年代前半に,各地の社会福祉協議会が策定した「社会福祉協議会発展・強化計画」の名称として,B第3段階:市区町村社会福祉協議会の法制化(1983年)を契機として社会福祉協議会が策定した,自らの強化計画を含んだ自治体の福祉計画として,C第4段階:1989年に東京都地域福祉推進計画等検討委員会が提言した,三相計画に基づく区市町村の福祉計画として,D第5段階:上述した,社会福祉法に規定されている現在の使われ方としての地域福祉計画,というようにそれぞれの時代にそれぞれの意味をもって使われてきた。


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