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2009/11/27(金)
ソーシャルワーク関連科目・練習問題(歴史)
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*社会福祉の歴史は、当サイトの10月30日から、11月13日までの記事で、要点を確認して下さい。
*ソーシャルワーク関連科目(援助技術論)・歴史に関する練習問題 2 問題13 集団援助技術の歴史に関する次の記述のうち、正 しいものに○、誤っているものに×をつけた場合、組み合わ せとして正しいものを一つ選びなさい。
A 1946年、集団援助技術が、社会福祉援助技術の一方法であると公式に定義づけられたのを受けて、グループワーカーの団体(AAGW=アメリカグループワーカー協会)が結成された。 B 集団援助技術の源流となった諸活動は1920年頃までにはアメリカ全土に普及し、1940年代になって、最初の集団援助技術の専門教育が行われた。 C 「グループワークの母」とも称されるG.コイルは、自らの慈善組織協会における友愛訪問の実践経験を、フロイトの精神分析の理論と結びつけて、グループワークを理論的に体系化した。 D 集団援助技術の源流となった諸活動には、成人教育運動や公共のレクリエーション運動も含まれる。 (組み合わせ) A B C D 1 × ○ × × 2 ○ ○ × ○ 3 ○ × ○ ○ 4 ○ × × ○ 5 × ○ ○ ×
問題14 グループワークのモデルに関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 「相互作用モデル」では、グループワークの開始時にプログラムを持たず、それらをグループワークが進行する過程でグループのメンバーが決めていく。相互援助システムを志向する。 2 「社会的目標モデル」は、民主主義社会にふさわしい見識 ある市民を育てること、そのためにグループ経験を通じて必要 な行動様式を育て強化することなどをねらいとしている。 3 「社会的目標モデル」は、歴史的に青少年団体、セツルメントで活用されてきた伝統的なモデルである。 4 「治療モデル(R.ヴィンター)」における「個別化」は、多種多様なグループをそれぞれ独自のグループとして認識することである。 5 「治療モデル」には、E.トロップらの発達的アプローチやR.サリーらの行動主義モデルなどを取り入れる傾向が進んでいる。
問題15 次の文章の空欄A、B、C、に該当する語句の組み合わせとして、適切なものを一つ選びなさい。
集団援助技術は、理論的にはJ.デューイの進歩主義教育学や1930年代の実証的グループ・ダイナミックスの影響を受けている。実証的グループ・ダイナミックスの代表的なものとして、< A > ことが生産性の向上につながることを明らかにしたG.メイヨーらによる「ホーソン工場の実験」や、K.レヴィンらの< B > 、J.モレノらの< C >がある。 (組み合わせ) A B C 1 労働条件を改善する われわれ感情 リーダーシップの研究
2 労働条件を改善する カリキュラム研究 ソシオメトリー
3 人間関係的満足度を高める グループ規範の研究 マーケットバスケット方式
4 人間関係的満足度を高める リーダーシップの研究 ソシオメトリー
5 ストライキを行なう スティグマ エンゲル係数の研究
============================= <解答>
問題13 正答4 *テキストP91等参照 B× 最初の集団援助技術の専門教育が行われたのは1920年代(1923年、ウェスタン・リザーブ大学ソーシャルワーク大学院にグループワークの過程が設置された)である。 C× G.コイルがグループワークを理論的に体系化するのに影響を与えたのは、YWCAやセツルメントでの実践経験とJ.デューイの進歩主義教育の思想である。
問題14 正答4 4 × 「治療モデル」における「個別化」は、グループ内の各個人の相違点を認識すること(R.ヴィンターのいう「グループの各メンバーに、特定の処遇目標を設定する」こと)である。
問題15 正答4 *テキストp.91等参照
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