社会福祉士 受験支援セミナー 日替講座
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2008/08/31(日) 公的扶助論・ポイント
*公的扶助論・ポイント
第3章 生活保護基準と最低生活保障水準
第1節 生活保護基準の考え方 P88から
 生活保護基準とは、生活保護法によって保障すべき最低生活の水準を金額で示したものであり,扶助の種類ごとにさまざまな事情を考慮して詳細に決められている。生活保護法3条では,こうした基準が健康で文化的な水準であるべきことが保護の原理として主張された。また8条の「基準及び程度の原則」では,この基準額の決定は厚生労働大臣の権限に属し,さまざまな事情を考慮して決定すべきことなどを定めている。具体的には,「生活保護法による保護の基準」(昭和38年厚生省告示158号)として定められ,改正を重ねている。
 この基準額は国が国民に保障する最低生活費ということになるが,その具体的な算定には,国民生活全体の動向との関連をどう考えるかという大きな論点が存在する。これまで,絶対的な必要額を積み上げたマーケット・バスケット方式,エンゲルの法則を利用して低所得世帯の消費動向の変化にリンクさせようとしたエンゲル方式,一般階層との格差是正を明確な政策目標とした格差縮小方式が採用された。現在は一般階層との格差の現状維持を目的とした水準均衡方式が採用されている。

◆生活保護基準について
 生活保護費は現在、内容別に8種類の扶助に分類され、細かく基準額が定められている。また、地域別に1級地−1から3級地―2まで、6地域(級地)に区分して基準額が定められている。
 生活保護費は、被保護世帯が生活するために、最低限度必要な額(最低生活費)として、一カ月単位で基準額が定められている。収入がない場合には、この基準額(最低生活費)そのものが、保護費として支給される。収入がある場合には、最低生活費から収入を差し引いて、残りの不足分が支給される。
 生活保護法第8条では,「保護は厚生労働大臣の定める基準により測定した要保護者の需要を基とし,そのうち,その者の金銭及び物品で満たすことのできない不足分を補う程度において行うものとする。A前項の基準は,要保護者の年齢別,世帯構成別,所在地別その他保護の種類に応じて必要な事情を考慮した最低限度の生活の需要を満たすに十分なものであって,かつ,これを超えないものでなければならない。」と,保護の要否判定の方法と受けることのできる保護の程度に関する原則を示している。
 最低生活保障原理は,「健康で文化的な最低限度の生活」を保障することを生活保護の基本とすることであるが,その際重要なことは,1949年社会保障制度審議会勧告「生活保護制度の強化改善に関する件」でも強調された,「この制度の実施に要する必要にして十分な予算の計上」であり,つまり財政上の理由による最低生活保障の抑制の禁止(公的扶助3原則)であった。
保護基準は,生存権のセーフティネットの内容を構成するナショナル・ミニマムであるために,生活保護を利用している人たちにとってはもちろん,国民にとっても重要なものである。したがって保護基準の決定は厚生労働大臣が行うこととされているが,その決定の過程が重要となる。生存権保障の中身を規定する生活保護基準が,すべて国の裁量と判断で行われることになるために,国民の側からの異議申し立ては,不服申し立て制度によるほかないということになる。
 1957年に提訴された,朝日訴訟裁判は,当時の生活保護基準が憲法で保障された「健康で文化的な最低限度の生活」を保障していないとして争われたものであるが,この提訴の前の4年間,保護基準が実質的に据えおかれたままであったことがその発端であった。国だけが基準の決定にかかわることの弊害が現れた典型的な事例である。
 生活保護基準が国民生活に深くかかわるものである以上,最終的に厚生労働大臣が決定するとしても,学識経験者や実務担当者,そして国民,とくに生活保護受給者の代表などの意見が,策定の過程で反映される必要があると考えられる。さらに,厚生労働大臣が決定した基準を,国会での審議承認することも本来は必要なことであろう。

■ナショナル・ミニマム
・国家がすべての国民に最低限の生活を保障すべきという理念。この理念は,シドニー・ウェッブが最初に提唱したとされる。ウェッブによれば,ナショナル・ミニマムとは,最低賃金などの所得保障にとどまらず,最低限の教育,衛生,余暇を含むもので,雇用条件,衛生的環境と医療サービス,余暇とレクリエーション,教育の分野で,国や自治体が,ナショナル・ミニマムを維持する必要があると主張した。その後,「ベヴァリッジ報告」(1942年)に「最低生活費保障原理」として取り入れられ,イギリスの福祉国家の基本理念となった。もっとも,ナショナル・ミニマムは一つの理念であり,その基準は,絶対的なものではなく,歴史的,社会的に規定される。日本では,この理念を発展させ,市民の生活権保障という観点から,国や自治体が保障すべき住宅,環境,衛生などの最小範囲という意味で「シビル・ミニマム」ということばが使われることがある。

■生存権
・日本国憲法25条は,その第1項で「すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定し,第2項で「国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と規定する。この条項を一般的には「生存権」規定とよんでいるが,条文の文言のうえでは,「生活」という用語がキーワードとなっている。ここで保障される人権は,「健康で文化的な最低限度の生活」という内容をもったものであって,たんなる生物としての存在,生理学的な生命維持といったレベルをさすものでないことは明らかである。さらに第2項は,この人権の実質的な保障のためのシステムを国家の責任で構築することを明示する。具体的な制度の定立によって国民の誰もが人間らしい生活を送ることができるよう求めている。

2008/08/28(木) 掲載を終了(他の日も同じく)
 練習問題等の掲載を終了しました。
 引き続き、当サイトと下記のリンクをご活用ください。

<社会福祉士・精神保健福祉士 受験対策レジュメ&練習問題集>
 関屋光泰が講師を担当した、受験支援セミナーのレジュメや模擬問題等の一部です。URLをクリックで、PCで閲覧できます。

@社会福祉の歴史 レジュメ・資料集(受験支援セミナー・MGU学内学会主催2008年11月10日)
http://docs.google.com/Doc?id=dcn94hv7_11c985njc2  

A社会福祉の歴史等、練習・模擬問題集(同上)
http://docs.google.com/Doc?id=dcn94hv7_12kpjxk5f5 

Bソーシャルワーク・社会福祉援助技術論、練習・模擬問題集(受験支援セミナー・MGU 第3回)
http://docs.google.com/View?docID=dcxvhmvj_4gnnzpghj&revision=_latest


C地域福祉論等、練習・模擬問題集(受験支援セミナー・MGU 12月1日)
http://docs.google.com/View?docid=dcn94hv7_134w7t7bdz

D公的扶助論(生活保護制度)web講座
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9517/1225585731/

2008/08/24(日) 公的扶助論・ポイント
第6節 「不服申立てと訴訟」 テキストP83
*不服申立て(不服審査請求)とは、保護の決定その他の処分について不服がある場合、被保護者などの請求に基づいて必要な審査を行い、その権利又は利益を救済する制度である。
→テキストP84 図2−5参照
*福祉事務所が行った保護の決定処分に不服がある場合、まず都道府県知事に審査請求を行い、その裁決に不服がある場合は厚生労働大臣に再審査請求を行うことができる。また、これらの裁決を経たあとでなければ(行政)訴訟を提起することができない、「審査請求前置主義」(第69条)がとられている。

*審査内容
@保護の適否、種類、程度及び方法の決定に関する処分
A保護の変更、停止又は廃止の決定に関する処分
B保護の申請却下に関する処分(保護の申請をして30日以内に通知を受けなかった場含も含む)その他
*講求の方法 
 正副2通の不服申立書を作リ、都道府県庁(の担当部署)又は福祉事務所に提出する。
*請求期聞
 処分のあったことを知った日の翌日から60日以内(やむを得ない理由によリ期間内に請求できなかった場合を除く)。なお、審査請求に対する知事の採決に不服のある人は、厚生労働大臣に再審査請求をすることができる(裁決かあったことを知った日の翌日から30日以内)。
 都道府県知事は50日、厚生労働大臣は70日の裁決をすべき期問が定められており、この期問内に裁決がなければ、請求が棄却されたものとして、次の段階に移ることができる。

◆不服審査請求制度への期待
 生活保護法第9章(第64〜69条)では、不服申立て制度が規定されている。要保護者の権利を実質的に担保すると同時に、保護実施機関に可能なかぎり適正な保護を行わせる効果も期待されている。旧生活保護法までは欠格条項があり、被保護者の権利義務について明確な規定がなかったが、現生活保護法では世界的にも進んだ規定となっている。旧法で問題点が指摘されていたのが、新法に反映された。

◆生活保護訴訟 「朝日訴訟」 P85
 日本国憲法25条の生存権保障の具体的あり方をめぐって,生活保護基準内容などについて争われた。長期結核療養患者として入院中の朝日茂氏は,生活保護によって日用品費月額600円と給食付き医療給付を受けていたが,実兄から毎月1500円の仕送りを受けるようになった。福祉事務所は,この600円の支給を打ち切り,さらに残額900円を医療費の一部として負担させるという保護変更決定をした。
 朝日氏は,生活保護基準が憲法25条の生存権保障の理念に見あうものでないにもかかわらず,こうした保護費減額処分決定をするのは不当であるとして,行政不服申立てをしたが却下されたため,その裁決の取消しを求めて訴訟を提起した。
 この訴訟では,憲法25条で定める生存権と,健康で文化的な最低限度の生活の保障を実現するための生活保護制度,生活保護基準内容,厚生大臣による基準決定の法的性格などが争われた。一審(東京地裁1960年10月19日判決)は生存権が具体的権利であるとして原告が勝訴するが,控訴審(東京高裁1963年11月4日判決)は原告敗訴となった。
 上告中に原告が死亡し,最高裁(1967年5月24日)は,生活保護とその受給権は朝日茂の一身専属的な権利であり,養子夫妻は訴訟承継の対象にはならないという理由で,原告敗訴の判決を下した。人間裁判とも通称されたこの訴訟は,国民の生存権意識の向上とその後引き続く社会保障裁判運動に大きな影響を与え続けている。

2008/08/18(月) 公的扶助論・ポイント
生活保護法による保護施設
○保護施設の概要
*生活保護法は居宅保護を原則としつつも,保護の目的を達成するために,いわば補完的に保護施設を維持してきた。救護施設,更生施設,医療保護施設,授産施設,宿所提供施設の5種類の施設がある。
 このうち救護施設を除く4種類の施設は,障害者施策などの他法の整備・拡充によりその数が減少してきている。一方,救護施設は,他法の施設の入所待機者や他法の施設では受入れが困難とされる人々が利用し,施設数も増加している。
 
*救護施設:身体・精神上の著しい障害のため独立して日常生活を営めない要保護者を入所させる施設。
・「身体上又は精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者」のための生活扶助施設(38条2項)とされている。救護法による旧救護施設は,身寄りのない極貧者に対して限定的な院内救済を行う収容施設であったが,現在では,入所と通所によるサービスが実施され,重複障害等をもつために身体障害や精神障害等の各福祉法による施設になじまない者が多く利用している。
 救護施設は複合的な障害をもっていたり、長期入院していた精神障害者の退院先の受け皿などとして利用されている。

*更生施設:身体・精神上の理由により養護・補導を必要とする要保護者を入所させる施設。
第38条3項 更生施設は、身体上又は精神上の理由により養護及び生活指導を必要とする要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とする施設とする。

*医療保護施設:医療扶助の給付を行う施設。
・「医療を必要とする要保護者に対して,医療の給付を行うことを目的とする施設」(38条4項)とされている。救護法の時代から,医療費の負担能力のない浮浪者や行旅病人に対して入院等の治療を実施する病院として機能しており,生活保護法による医療扶助が普及した現在でも,住所不定者等に対して寝具や日常生活用具を含めた包括的医療を提供できる施設として,一定の役割を果たしている。

*授産施設:就業能力が眼られている要保護者のため就労または技能の習得のための機会・便宜を与える、通所施設。
・生活保護法による授産施設は,「就業能力の限られている要保護者に対して,就労又は技能の修得のために必要な機会及び便宜を与えて,その自立を助長することを目的とする施設」(38条5項)とされている。授産施設の数は減少の一途をたどっている。

*宿所提供施設:住宅のない要保護者の世帯に住宅扶助を行う施設。
・「住居のない要保護者の世帯に対して,住宅扶助を行うことを目的とする施設」(38条6項)とされている。第二次世界大戦後の混乱の時代において,住居を失った者,海外からの引き揚げ者,浮浪者等に対して住居を提供してきたが,その後,住宅事情の改善によって施設数は激減している。現在では,精神障害者等が社会復帰する際の一時的な生活の場として利用されること等が多い。


被保護者の権利及び義務
*不利益変更の禁止(第56条)
・生活保護法第56条では、一度なされた保護の決定について、相当の理由がないかぎり不利益になる変更は許されない「不利益変更の禁止」が定められている。保護機関の裁量など窓意的な変更は許されない。

*公課禁止(第57条)、差押禁止(第58条)
・生活保護法第57条と第58条では、公課禁止と差押禁止が明示されている。最低限度の生活である以上、論理的にも租税の余地はないし、民事上の債務から保護金品を保障するためにも必要な規定である。

*譲渡禁止(第59条)
・一方、被保護者の義務としては、第59条で、保護を受ける権利は一身専属権で、第三者に譲渡できるものではないことを明示している。

*生活上の義務(第60条)
・また、第60条では、被保護者の生活の維持・向上に努める勤労と節約という生活上の義務を規定している。直接的な制裁規定はないが、保護機関の指導指示に従わない場合は、保護の変更、停廃止がなされる場合もある。

*届出の義務(第61条)
・第61条では、被保護者の収入などに変動があった場合は速やかに保護実施機関に届け出る義務を課している。

*費用返還義務(第63条)
・被保護者に資力があるにもかかわらず、急迫した事情で保護を受けた場合は、第63条で費用を返還する義務を課している。

*指示などに従う義務(第62条)
・第62条で被保護者は原則として保護実施機関の指示に従う義務があり、従わない場合は被保護者に弁明の機会を与えたうえで、実施機関は保護の変更、停廃止を行うことができるとしている。被保護者の自由を尊重すべきことも規定されているが、保護実施機関の指導指示権限がぎりぎりのところで上回っているといえる。

2008/08/17(日) 受験対策・医学一般・練習問題
*受験対策・医学一般・練習問題
<解答は、各問題の下方に表示されます。ご注意ください。>

問題63 脳血管障害に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 脳出血(脳内出血)は、基底核部に好発する。
B 脳梗塞は、加齢により発症が増加する。
C くも膜下出血の頭痛は、発症後二、三日でピークに達する。
D 頭部外傷は、慢性硬膜下血腫の原因となることがある。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ×○○×
5 ××○○


=======================
<解答>

問題63  解答 2
A ○ 脳出血(脳内出血)は、大脳の基底核部で起きやすい
B ○ 加齢により脳の血管も詰まりやすくなる
C × くも膜下出血の頭痛は発症後すぐ。
D ○ 慢性硬膜下血腫というのは、硬膜とくも膜のあいだに、頭部外傷が起こったときなどに出血した血液がかたまり大きくなる状態のことをいう

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

問題64 糖尿病に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 三大合併症とは、腎症、網膜症、末梢神経障害である。
B 自覚症状がなければ薬物療法は適用にならない。
C 生活習慣病とされるのは1型である。
D 生活習慣病を改善しても、遺伝的素因のある人は発病を免れない。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○××
2 ○×○×
3 ○×××
4 ×○×○
5 ××○○


=============================
<解答>

問題64 解答 3
A ○
B × 糖尿病は、自覚症状がないことが多い。自覚症状がなくても糖尿病では薬物療法は必要。
C ×糖尿病にはT型、U型があり、T型は若者に多いインスリン依存型、U型は中年に多いインスリン非依存型。U型は食事習慣や運動不足がリクスになるので、生活習慣病とされるのはU型である
D × 遺伝的要素は確かにあるが、生活習慣を見直すなどで予防できる病気でもある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

問題65 疾患とその特徴に関する次の組み合わせのうち、誤っているもの一つ選びなさい。
1 変形性膝関節症  →痛覚鈍麻
2 緑内障      →眼圧の上昇
3 メニエル病    →回転性めまい発作
4 血友病      →血液凝固因子の欠損
5 バセドウ病    →頻脈


=========================
<解答>

問題65 解答 1
1× 変形性膝関節症は関節の老化現象でおきるが、痛みが鈍麻ということはなく、痛みは激しい。
2 ○ 緑内障になると眼圧上昇
3 ○メニエル病は、めまいが特徴。特徴は回転性めまい発作、難聴、耳鳴
4 ○ 血友病は、血液凝固因子の欠損で、血が出てもかたまりくくなる
5 ○ バセドウ病は甲状腺の自己免疫疾患。症状の特徴は発汗・頻脈・眼球突出など

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

問題66 疾患等に関する次の組み合わせのうち、因果関係のないものを一つ選びなさい。
1 大腸癌       →腸閉塞
2 肝硬変       →食道静脈瘤
3 高尿酸血症    →痛風
4 前立腺肥大症  →尿管結石
5 胃潰瘍      →ヘリコバクター・ピロリ


=======================

問題66 解答 4
1 ○大腸癌が進行すると腸内腔を狭くしてしまい、腸閉塞を併発する。
2 ○肝硬変では、肝臓内の血流が悪くなり、食道粘膜下の静脈がかたまり食道静脈瘤ができやすい。最悪、静脈瘤が破裂して、出血死することがある。
3 ○尿酸値が高いと尿酸の結晶(針のような)ができ関節内に沈着し、激痛をもたらす
4 ×前立腺肥大症により様々な排尿障害をおこす。尿路結石は腎臓結石が尿管へ移行し激しい痛みをもたらすものであるが前立腺肥大症とは直接関係がない
5○ 胃潰瘍にはピロリ菌も関係している

2008/08/16(土) 地域福祉論・本日の練習問題
*地域福祉論 本日の練習問題
 解答は下方に表示されます。ご注意ください。

問題23 社会福祉協議会に関する次の文章の、空欄A、B、Cに該当する語句の組み合わせとして、適切なものを一つ選びなさい。
社会福祉協議会とは、地域住民と公私の社会福祉機関・団体より構成された(  A  )である。根拠法は(  B  )にある。当初は各福祉施設や民生委員などの連絡調整業務が期待されていたが、1990(平成2)年の福祉関係8法改正に伴い、(  C  )サービスを展開する中心組織と位置づけられるようになった。
   A        B      C
1 財団法人    民生委員法   在宅福祉
2 民間組織    社会福祉法   在宅福祉
3 行政機関    社会福祉法   老人福祉
4 相談機関    民生委員法   施設福祉
5 第三セクター  生活保護法   老人福祉

問題24 次の文章の空欄A、B、Cに該当する語句の組み合わせとして、適切なものを一つ選びなさい。
日本におけるコミュニティオーガニゼーションないしはコミュニティワークの技術は,社会福祉協議会活動の中で(  A  )活動として発展してきた。それは,(  B  )の主体的参加意欲と(  C  )能力を引き出し,関係者間の協働活動を促進することによって,具体的な問題の解決や地域社会の関係の改善をめざすものである。
    A       B      C
1 慈善組織    地域住民   現状打破
2 社会奉仕    小中学生   問題解決
3 生活共同組合  地球市民   問題分析
4 労働組合    小中学生   問題分析
5 地域組織化   地域住民   問題解決

問題25 社会福祉協議会に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 昭和26年の社会福祉事業法の制定により、市町村社会福祉協議会が規定された。
B 昭和58年の社会福祉事業法の一部改正により、全国及び都道府県社会福祉協議会が規定された。
C 平成2年のいわゆる社会福祉関係八法改正により、市町村社会福祉協議会は、社会福祉を目的とする事業を企画し及び実施するよう努めなければならないとされた。
D 平成12年の社会福祉法の改正により、都道府県社会福祉協議会の事業の一つとして、「社会福祉を目的とする事業の経営に関する指導及び助言」が規定された。
(組み合わせ)
 1AB   2AC   3AD   4BC   5CD


===========================
<解答>

<社会福祉協議会>
問題23 正答2
社会福祉協議会とは、地域住民と公私の社会福祉機関・団体より構成された(A 民間組織)である。根拠法は(B 社会福祉法)にある。当初は各福祉施設や民生委員などの連絡調整業務が期待されていたが、1990(平成2)年の福祉関係8法改正に伴い、(C 在宅福祉)サービスを展開する中心組織と位置づけられるようになった。

問題24 正答5
日本におけるコミュニティオーガニゼーションないしはコミュニティワークの技術は,社会福祉協議会活動の中で(A 地域組織化)活動として発展してきた。それは,(B 地域住民)の主体的参加意欲と(C 問題解決)能力を引き出し,関係者間の協働活動を促進することによって,具体的な問題の解決や地域社会の関係の改善をめざすものである。

問題25 正答5
A × 正しくは「昭和26年の社会福祉事業法の制定により、全国及び都道府県社会福祉協議会が規定された」
B × 正しくは「昭和58年の社会福祉事業法の一部改正により、市町村社会福祉協議会が規定された」
C ○ 平成2年のいわゆる社会福祉関係八法改正により、市町村社会福祉協議会は、社会福祉を目的とする事業を企画し及び実施するよう努めなければならないとされた。
D ○ 平成12年の社会福祉法の改正により、都道府県社会福祉協議会の事業の一つとして、「社会福祉を目的とする事業の経営に関する指導及び助言」が規定された。


*練習問題等は、関屋光泰が編集・提供しています。

2008/08/14(木) ソーシャルワーク関連科目・ポイント
ソーシャルワーク関連科目・ポイント

<新たなモデル 続き>
■家族療法
・家族内に問題があると利用者が意識するか,援助者が家族で問題を解決するのが効果的であると判断した場合に開始される援助方法。援助方法や技法は多様であるが,基本的には家族メンバーのそれぞれの思いを受け止めながら,問題解決が長引いている「偽解決パターン」を把握し,新しい解決パターンが生まれることをめざして援助介入が行われる。援助者は家族メンバー間の葛藤に巻き込まれないための中立的な立場をとり,家族関係を肯定的に評価するリフレーミング技法を多く活用する。

■課題中心アプローチ
・短期かつ計画的にクライエントの援助を行うケースワークのアプローチとして,シカゴ大学のリードとエプスタイン(Epstein, L.)によって研究・開発された。クライエントの訴える問題を優先し,クライエントとともに課題を設定,遂行する援助方法である。目的をもった行動をアクションとよび,一連のアクションが「課題」(task)であるとしたこと,具体的な課題を設定する計画的なプロセスを明らかにしたこと,課題とケース目標を整理し,契約することによってケースに関わる者すべてが課題を共有すること,課題の遂行状況をモニターし評価する手順を明確にしたことなどが,課題中心アプローチの特徴であり,ソーシャルワークへの貢献であると考えられる。このアプローチは,援助技法というよりは,援助の枠組を提供するものであり,ケースワークの範疇を越え,今日ではソーシャルワークの重要なアプローチとして広く認知され応用されている。

■行動変容アプローチ
・本来,行動変容とは,スキナー(Skinner, B. F.)のオペラント条件づけを人間行動に応用した応用行動分析に基づき,人間の行動を変化させることをさすが,一般的にはより広く,レスポンデント条件づけ,社会的学習理論,認知学習理論を含めた実験的研究を基礎とした行動原理に基づいた応用心理学の一つとされている。1970年代には,アメリカで行動変容を臨床場面で用いる行動療法がケースワークに導入され,行動変容アプローチとしてソーシャルワークに浸透してきた。

■ライフ・モデル・アプローチ
・1960年代以降アメリカでは,複雑で多様な生活問題に対する援助の社会的要請が高まり,従来の個人のパーソナリティに治療の焦点をおいた伝統的なアプローチに対する批判が高まった。
そのソーシャルワークの限界を打開するために,生態学や一般システム理論などの新たな理論的枠組を背景に登場したのがジャーメインらによって体系化されたライフ・モデル(生活モデル)である。このモデルでは,人,環境のどこに問題があるのかを問うのではなく,問題は生活空間における不適切な交互作用(transaction)にあると考え,人と環境の接触面(interface)に焦点をあてていく。ソーシャルワーカーの社会的目的は,人々の成長と発達を最大限にし,環境を改善する交互作用を生み出すように,人々の適応能力と環境の特性を結び合わせることとされる。そこでは,生活体の適応能力を高めると同時に環境を改善するという二つの実践の焦点があり,人も環境も等しく重要であって,この両者の互恵的適応関係のバランスがいかに獲得されるのかに最大の関心が払われる。したがって,ソーシャルワーカーが扱う対象は人と環境の「開かれた」連鎖的交互作用であり,「人と環境の適合性」である。

2008/08/12(火) 受験対策・医学一般・練習問題
*受験対策・医学一般・練習問題
 解答は各問題の下方に表示されます。ご注意下さい。

問題58 人体の構造に関する次の記述のうち,正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 座骨(ざこつ)神経は大腿骨を走行している。
B 橈骨(とうこつ)神経は下腿部を走行している。
C 正中神経は上腕部を走行している。
D 総腓骨(そうひこつ)神経は上腕部を走行している。
(組み合わせ)
1 AB
2 AC
3 BC
4 BD
5 CD

=====================
<解答>

問題58 解答 2
A ○ 座骨神経が走る場所は骨盤から大腿部。
B × 橈骨神経は上腕をはしる神経で上腕骨から橈骨(親指)側をはしる
C ○ 正中神経は上腕部を走行している神経
D × 総腓骨(そうひこつ)神経は足の背屈運動に関係。つまり上腕部を走行していない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

問題59 人体の組織・細胞とその働きに関する次の組み合わせのうち,誤っているものを一つ選びなさい。
1 白血球  →酸素運搬
2 膵臓   →インスリン分泌
3 尿細管 →水・電解質再吸収
4 水晶体 →焦点調節
5 肺胞  →ガス交換


=========================
<解答>

問題59 解答 1
1 ×赤血球が酸素運搬をする
2 ○ 膵臓のランゲルハンズ島からインスリンが分泌される
3 ○ 尿細管は体液から必要な水と電解質分を吸収する
4 ○ 水晶体は凹凸レンズの役割する。焦点の調節をします
5 ○ 血液中の二酸化炭素が肺胞に中にだされ肺胞の酸素が血液に取り組まれる仕組みとなっている。これをガス交換という

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

問題60 疾患とそのアルファベット略字に関する次の組み合わせのうち,誤っているものの組み合わせを一つ選びなさい。
1 重症急性呼吸器症候群 →SARS
2 後天性免疫不全症候群 →AIDS
3 筋萎縮性側索硬化症  →SLE
4 外傷性ストレス障害   →PTSD
5 性行為感染症      →STD


=========================
<解答>

問題60 解答 3
1 ○SARS(サーズ)重症急性呼吸器症候群
2 ○
3 × 筋萎縮性側索硬化症の略はALS.。
4 ○
5 ○ 性行為感染症はsexually transmitted diseaseの略

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問題61 寝たきりの高齢者に見られる次の疾患のうち、速やかに対応しなければならないものとして、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 顔や手に見られる境界明瞭な褐色の「しみ」
B 口唇チアノーゼ 
C 安静時喘鳴
D 血圧120/65mmHg
(組み合わせ)
1 AB
2 AC
3 BC
4 BD
5 CD


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<解答>
問題61 解答 3
A ×
B ○酸素供給がうまくいってないと唇が青紫色になる。急性の呼吸障害等が考えられるので速やかな対応が必要
C ○ 喘鳴とは。呼吸しているときに聞こえる呼吸の雑音。気道が狭くなっている可能性があり、速やかに対処が必要。
D × 最低血圧は低いが、速やかに対処しなければならないほどではない。

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問題62 がんに関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 高齢出産や少産の者は、乳がんのリスクが高くなる。
B 肺がんのうち扁平上皮がんは、喫煙との関係が深い。
C 我が国では前立腺がんが増加している。
D 膵臓がんは、胃がんに次いで治療成績はよい。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ×○○×
5 ××○○


======================
<解答>

問題62 解答 1
A ○
B ○「扁平上皮がんは、喫煙との関係が深い」
C ○ 生活様式の変化に伴い増えている
D× 膵臓癌は発見が遅れることが多い。生存率も悪く、治療成績は良くない。

2008/08/05(火) 掲載を終了しました(他の日も同じく)
 練習問題等の掲載を終了しました。
 引き続き、当サイトと下記のリンクをご活用ください。

<社会福祉士・精神保健福祉士 受験対策レジュメ&練習問題集>
 関屋光泰が講師を担当した、受験支援セミナーのレジュメや模擬問題等の一部です。URLをクリックで、PCで閲覧できます。

@社会福祉の歴史 レジュメ・資料集(受験支援セミナー・MGU学内学会主催2008年11月10日)
http://docs.google.com/Doc?id=dcn94hv7_11c985njc2  

A社会福祉の歴史等、練習・模擬問題集(同上)
http://docs.google.com/Doc?id=dcn94hv7_12kpjxk5f5 

Bソーシャルワーク・社会福祉援助技術論、練習・模擬問題集(受験支援セミナー・MGU 第3回)
http://docs.google.com/View?docID=dcxvhmvj_4gnnzpghj&revision=_latest


C地域福祉論等、練習・模擬問題集(受験支援セミナー・MGU 12月1日)
http://docs.google.com/View?docid=dcn94hv7_134w7t7bdz

D公的扶助論(生活保護制度)web講座
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/9517/1225585731/


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