社会福祉士 受験支援セミナー 日替講座
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2008年7月
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2008/07/12(土) 本日の練習問題&ポイント<ソーシャルワーク論>
*ソーシャルワーク関連科目 練習問題(社会福祉援助技術論、精神保健福祉援助技術論)
14日の受験支援セミナー(MGU)の予習です。
 解答は下方に表示されます。ご注意ください。

問題1 医学モデルにおいては、援助者は利用者の生活を指導するのではなく支援するのであり、利用者は受動的存在ではなく、能動的・応答的存在としてパートナーとしてみら問題2 ソーシャルアドミニストレーションとは、従来のソーシャルワークの実践が利用者の「弱さ」に焦点を当てていたことへの批判から、人や家族、グループ、コミュニティが潜在的にもつ力や能力に視点を置いたソーシャルワーク援助である。
問題3 コノプカは,ソーシャルワークの基本的価値前提として,@人間尊重,A人間の社会性,B変化の可能性の三つをあげている。
問題4 社会改良とはソーシャル・ニーズを充足するために動員される施設・設備、資金や物資、集団や個人の有する知識や技能を総称していう。
れる。
問題5 エコシステム視点では,クライエントのみならず,クライエントを取り巻く環境(家族,友人・知人,関係社会機関,地域など)からの影響、クライエントと環境との間にある相互関連性をも含めて包括的に理解することが求められる。
問題6 社会福祉専門職の価値とは,専門職としての人間観・社会観のことであり実践の基礎となる哲学であって、社会福祉専門職団体の倫理綱領等に明文化されているものがある。
問題7 パターナリズムとは、人間関係を権利と義務の関係としてではなく,恩顧と保護の関係で捉える考え方であり、親子関係や父子関係になぞらえて,国家や医者等は,子どもや病人などに対して,相手方の最善の利益のために干渉することができると説くものである。
問題8 生態学・エコロジーを基軸にソーシャルワーク論を展開したものが「ライフモデル・生活モデル」〈ジャーメイン、ギッターマンによる〉である。
問題9 今日の社会福祉援助活動は、エコシステム接近方法(生態学的視座とシステム思考の統合)を取り入れた「医学モデル」の枠組みによって得られる。
問題10ライフモデルは人々の成長と発達を最大限にし、環境を改善すれば良好な適合状態が確保されるという観点から、人間の不健全性だけに関心をもつ。
問題11 医学モデルにおいては、援助者は利用者の生活を指導するのではなく、支援するのであり利用者は受動的存在ではなく、能動的・応答的存在としてパートナーとしてみられる。
問題12 国際ソーシャルワーカー連盟の定義では、個人の問題の解決を、それを生み出す社会構造とは無関係で考える視点をもたらし、解決するには積極的に、その原因となっている社会構造はそのままで社会的不正義には妥協することと示している。
問題13 (同上の定義では)ソーシャルワーカーは、人間関係における問題解決を図り、人々のエンパワメントと解放を促す。また、国際ソーシャルワーカー連盟によれば、ソーシャルワーカーは、人間の行動と社会システムに関する理論を利用して、人々がその環境と相互に影響しあう接点に介入する。
問題14 ソーシャルワーカーの行う活動は@専門職の価値と倫理 A専門的な知識 B専門的な技術に根差している
問題15 「マイヤーのニーズ(欲求)の階層」とは、第1段階は生理的なニーズ、第2段階は安全と安定のニーズ、第3段階は所属と愛情のニーズ、第4段階は自尊のニーズ、第5段階は自己実現のニーズである。

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<解説>

問題1 × これは「ライフ(生活)モデル」
問題2 × 正しくは、ストレングス視点(モデル)
問題3 × 正しくは「ブトゥリムは,ソーシャルワークの基本的価値前提」
問題4 × 正しくは、社会資源
問題5 ○ 正しい
問題6  ○ 正しい
問題7 ○ 正しい
問題8 ○
問題9 × 正しくは「生活モデル(ライフモデル)の枠組みによって」。
問題10 × 正しくは、「人間の不健全性だけではなく、健全性にも関心をもつ。」
問題11 × 正しくは、ライフモデル
問題12 × 正しくは「個人の問題の解決を、それを生み出す社会構造との関わりで考える視点(中略)原因となっている社会構造を変革し社会的不正義に挑戦することと示している。」
問題13 ○
問題14 ○
問題15 × 正しくは、マズロー

<本日のポイント>
解説:ライフモデルアプローチ life model approach
 1960年代以降アメリカでは,複雑で多様な生活問題に対する援助の社会的要請が高まり,従来の個人のパーソナリティに治療の焦点をおいた伝統的なアプローチに対する批判が高まった。そのソーシャルワークの限界を打開するために,生態学や一般システム理論などの新たな理論的枠組を背景に登場したのがジャーメインらによって体系化されたライフ・モデル(生活モデル)である。このモデルでは,人,環境のどこに問題があるのかを問うのではなく,問題は生活空間における不適切な交互作用(transaction)にあると考え,人と環境の接触面(interface)に焦点をあてていく。ソーシャルワーカーの社会的目的は,人々の成長と発達を最大限にし,環境を改善する交互作用を生み出すように,人々の適応能力と環境の特性を結び合わせることとされる。そこでは,生活体の適応能力を高めると同時に環境を改善するという二つの実践の焦点があり,人も環境も等しく重要であって,この両者の互恵的適応関係のバランスがいかに獲得されるのかに最大の関心が払われる。したがって,ソーシャルワーカーが扱う対象は人と環境の「開かれた」連鎖的交互作用であり,「人と環境の適合性」(person-environmental-fit)である。


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