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2008/06/26(木)
6月26日の練習問題<社会福祉原論>
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社会福祉士・精神保健福祉士受験支援プログラムmgu <本日の練習問題の試験運用中です。下記は社会福祉原論の練習問題です。解答は画面下方に表示されますので、ご注意下さい。> *正しいものには○、誤りには×で解答しなさい。 問題1 D.サリバンは、日本へのグループワークの本格的導入とされる占領軍の指導下の講習会で講師を務めた。 問題2 小河滋次郎は、1899年、「家庭学校」を設立し、感化教育・教護の活動を行った。 問題3 牧賢一は、1959年、『専門社会事業研究』を著し、社会福祉援助技術の理論化を行った。 問題4 仲村優一は、1950〜60年代、アメリカのソーシャルワーク論の積極的導入を主張し、後にケースワークを理論化した。 問題5 慈善事業とは中世キリスト教社会で広まった、生活困難にある人に対して,宗教的な動機から援助する救済事業のことである。 問題6 エルバーフェルト制度とは、ドイツの貧民救済制度であり、1853年に市の条例に基づいて実施され,その後国内各地で実施されるようになった。 問題7 慈善組織協会(COS)はロンドンでの設立当時から普遍主義を採用し、貧困に苦しむすべての人を援助の対象にした。 問題8 賀川豊彦は、神戸新川の貧民街においてキリスト教社会事業家としてセツルメント活動を行ない、また,労働組合,農民組合,生活協同組合運動などでも多彩な活躍をした。 問題9 1938年、竹内愛二は『ケースウォークの理論と実際』でアメリカのケースワークを体系的に紹介したが、戦時下の厚生事業には受け入れられなかった。
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<解答> 問題1 答○ 正しい。 問題2 答× 誤り。正しくは、留岡幸助が、1899年、「家庭学校」を設立した。 福祉士養成講座編集委員会「新版 社会福祉士養成講座 社会福祉原論 第2版」2003 中央法規出版 P35等参照。 問題3 答え× 牧賢一はコミュニティ・オーガニゼーションの理論を日本に紹介した人物。 「1959年、『専門社会事業研究』を著し、社会福祉援助技術の理論化を行った」のは竹内愛二である。 *前掲テキストP15等参照。 問題4 答え○ 正しい。 問題5 ○ 正しい。 問題6 ○ 正しい 問題7 × 誤り。 正しくは、慈善組織協会は設立の当初、選別主義を採用していた。 慈善組織協会(COS)は、慈善・博愛による援助活動を組織化し、効果的な援助実践を行うことを主な目的に設立され、後にアメリカ合衆国に移入された。 前掲テキストP46等を参照。 問題8 ○ 正しい 問題9 ○ 正しい
■ワンポイント *小河滋次郎 (1862-1925) 小河は、内務省監獄局に勤務し監獄学・感化教育の権威となった。その後、嘱託として1918年,大阪府知事林市蔵のもとで,方面委員制度(後の民生委員制度)の創設に尽力した。後に日本生命済生会常任理事となった。[主著]『社会問題・救恤十訓』1912 ; 『社会事業と方面委員制度』1924. 「現代社会福祉辞典」有斐閣 等を参照。
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