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2008/12/03(水) ソーシャルワーク関連科目・練習問題

問題19 地域援助技術の理論に関する次の記述のうち、正しいものに○、誤っているものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A M.ロスの理論は、必要な資源を内部外部に求めて実際行動を起こすにあたり、共同社会が団結協力することを重視していることから「住民組織化説」ともいわれる。
B W.ニューステッターの理論は、ニーズの解決のプロセスにおける民主的な手続きを重視しているので、「プロセス重視説」といわれる。 
C レイン報告書は、地域社会のニーズと社会資源の発見に努め両者を絶えず効果的に調整する活動(「ニーズ・資源調整説」)を体系的に示した。 
D J.ロスマンは、地域内の各種組織・団体及び機関の代表者の討議の場を設定し、グループ間の関係調整によって選択された社会目標を中心に各グループの協働を促進する援助技術(「インターグループワーク論」)を提示した。
(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○  ×  ○  ×
2 ○  ×  ○  ○
3 ×  ○  ○  ×   
4 ×  ○  ×  ×
5 ○  ×  ×  ○


問題20 集団援助技術の「相互作用モデル」に関する次の文章の空欄A、B、C、に該当する語句の組み合わせとして、適切なものを一つ選びなさい。

 「相互作用モデル」は、社会福祉援助技術の方法論統合の立場に立つ A が提唱したモデルで、グループのメンバー同士や個人と社会の有機的な相互援助システムを B としての援助者の役割が強調される。また A が述べた「平行過程」の原則とは、 C ことを意味する。

(組み合わせ)
A      B     C
1 W.シュワルツ  成長をもたらす者  メンバーと援助者が同じ役割を持つ

2 W.シュワルツ  媒介する者  メンバーと援助者の役割は明確に区別される   

3 トレッカー   変化させる者  メンバーと援助者の役割は明確に区別される

4 R.ヴィンター  交渉する者  メンバーと援助者が同じ役割を持つ

5 R.ヴィンター  変化させる者  メンバーと援助者の役割は明確に区別される


問題21 NASW(全米ソーシャルワーカー協会)に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。

A レイン(委員会)報告書は、NASWに提出され、地域援助技術が社会福祉援助技術の一つとして位置づけられた。
B NASWに統合された専門職団体のうち、1921年に設立されたアメリカ・ソーシャルワーカー協会は、当時、専門分化していた各実践分野を将来統合することを目指してつくられた。
C NASWは、社会福祉援助技術の共通基盤の形成に向けて、1958年、「ソーシャルワーク実践の作業定義」を出した。 
D NASWは、MSW(ソーシャルワーク修士)、BSW(ソーシャルワーク学士)の学位を授与し資格を認定する権限を有する。
(組み合わせ)
1  A  B 
2  A  C  
3  B  C  
4  B  D 
5  C  D


問題22 個別援助技術のモデルに関する次の記述のうち、正しいものに○、誤っているものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 

A H.アプティカーは折衷主義といわれる論者の一人で、機能主義個別援助技術に診断主義の理論を取り入れて統合化した。
B 「行動主義モデル」は、学習理論に基づき、クライエント
の問題行動の解消、修正を図り、同時にクライエントの意識や
思考の変容も直接の目的としている。
C 「危機介入モデル」が想定する「危機状況」とは、クライ
エントがそれまで獲得し、用いてきた対処方法では問題解決を
図ることができず情緒的に不安定な状況をいう。 
D 「課題中心モデル」は、援助者が解決を望む問題に対して
当面取り組むべき課題を明らかにし、長期の時間をかけて問題
の解決を図ることを目的とする援助方法である。
(組み合わせ)
  A  B  C  D
1 ○  ×  ○  ○
2 ○  ×  ○  ×
3 ○  ×  ×  ○   
4 ×  ○  ○  ×
5 ×  ○  ×  ○



===============================
<解答>

問題19 正答1
B×, D×
  W.ニューステッターの理論は「インターグループワーク論」である。
プロセス重視「住民組織化説」はM.ロスの説である。

問題20 正答2
* テキストp.103参照

問題21 正答3
A× 「レイン報告書」は全米社会事業会議に提出された。
D× 「MSW(ソーシャルワーク修士)」、「BSW(ソーシャルワーク学士)」の学位を授与し資格を認定す
る権限を有する」のはCSWE(Council on Social Work Education:ソーシャルワーク教育協
議会)である。
*テキストP100等参照

問題22 正答2
B× 誤り。「行動主義モデル」の目的は問題行動それ自体の解消、修正である。問題行動の原因や動機を解消、修正することや、クライエントの意識や思考の変容は直接の目的ではない。
D× 誤り。「援助者が解決を望む問題(中略)長期の時間をかけて」ではなく、クライエントが解決を望む問題に対して、短期間内で問題の解決を図る。
「ターゲットとなる問題と援助目標を明確にした比較的短期間の実践方法」というのが、「行動主義モデル」「危機介入モデル」とも共通する特徴である。

*練習問題等の編集は、関屋光泰が行なっています。

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