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「援助技術論」・練習問題&ポイント <社会福祉調査など>

問題22 「社会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)」が掲げている基本的方向について述べたものであるが、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 改革の基本的方向とは、(1)サービスの利用者と提供者との< A  >の確立、(2)地域での< B >支援、(3)幅広い需要に応える多様な主体の参入の促進、(4)サービスの質と効率性の向上、(5)情報公開等による事業運営の透明性の確保、(6)増大する社会福祉のための費用の公平かつ公正な負担、(7)住民の積極的な参加による< C >の創造、である。
(組み合わせ)
    A     B       C
1 連絡体制  分野別の    高齢者用住宅
2 対等な関係  総合的な   福祉の文化
3 対等な関係  専門分化した 福祉教育
4 連絡体制   地域生活の  ユニットケア
5 協力体制   自立生活の  地方自治


問題23 市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画策定指針の在り方について(一人ひとりの地域住民への訴え)」の記述であるが、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

「地域福祉計画とは、地方公共団体が地域福祉を総合的かつ< A >に推進することにより、社会福祉法に示された新しい社会福祉の理念を達成するための方策である。したがって地域福祉計画は、行政計画でありながら、福祉サービスにおける< B >の保持を基本に据えて、自己決定、自己実現の尊重、自立支援など住民等による地域福祉推進のための< C >に立脚して策定されるべきである。」
(組み合わせ)
   A        B       C
1 臨機応変  最低限度の生活  自立生活
2 保守的   基本的人権    市民生活
3 計画的   個人の尊厳    参加や協力
4 計画的   生存権      コミュニティ
5 場当たり的 社会参加     権利擁護




==========================
<解答>

問題22    2
*テキストP207等参照

問題23  3
Aは計画的、Bは個人の尊厳、Cは参加や協力
*テキストP208等参照


<ポイント解説>
*社会福祉基礎構造改革
 基礎構造全般(社会福祉)にわたって抜本的に改革すること。基礎構造とは,老人福祉,児童福祉といった個別の分野に共通する基本的事項や制度をさす。社会福祉は,第二次世界大戦後生活困窮者を主な対象として出発したが,いまや福祉ニーズのあるすべての国民を対象とするようになっており,また少子高齢化,低成長化といった社会経済の変化にも対応する必要があるため,その基礎構造を根本的に改革することが求められるようになった。厚生省(当時)の中央社会福祉審議会社会福祉構造改革分科会が1998年にまとめた「社会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)」等を基礎に法案が作成され,2000年に「社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律」(平成12年法律111号)として成立した。この法改正により,社会福祉事業法は社会福祉法に改められ,また社会福祉各法における措置制度の多くが利用者による契約制度に変えられた。

*措置から契約へ
 福祉サービスの利用の仕方に関して,従来の措置制度による方式では,利用者はサービスを選択することができず,またその権利性も脆弱であるとして,福祉サービスを契約によって利用できるようにすべきだとの観点から行われた,一連の議論と制度改革の流れを言い表したことば。具体的には,1994年1月の保育問題検討会の報告書とその後の児童福祉法の改正(1997年)による新しい保育所利用手続の導入(行政との契約方式),1994年12月の高齢者介護・自立支援システム研究会報告書での介護保険制度の提案と,その後の介護保険法の成立(1997年),さらに1998年の中央社会福祉審議会社会福祉構造改革分科会報告(『社会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)』)を受け,2000年の法改正(社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律)により,障害者福祉分野で措置制度に代えて導入されることになった支援費制度などの動きである。


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