社会福祉士 受験支援セミナー 日替講座
社会福祉士・精神保健福祉士試験の受験対策 ⇒新ブログhttp://miseki.exblog.jp/ に移行しました
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2008年12月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新の絵日記ダイジェスト
2011/01/20 援助技術論等、事例問題対策3<練習問題>
2011/01/19 援助技術論等、事例問題対策2<練習問題>
2010/12/27 地域福祉論・web講座1
2010/11/30 前回セミナーの復習:ソーシャルワーク関連科目・練習問題
2010/11/26 ソーシャルワーク関連科目・練習問題(歴史)

直接移動: 20111 月  201012 11 10 9 8 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 月 

2008/12/22(月) ソーシャルワーク科目・問題&ポイント <社会福祉調査など>
「援助技術論」・練習問題&ポイント <MGU 福祉士受験支援セミナーの復習・社会福祉調査など>

問題16 次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 「日本型福祉社会」とは、公的保障が基礎であり、自助努力や地域連帯といった私的役割はこれらを補完するものにとどめる「社会福祉改革」の方向性であると言える。
B 社会計画とは、具体的には教育・保健医療・住宅(生活環境)・雇用(所得保障)・社会福祉サービス等の側面について、非経済的尺度で進める計画である。
C 高齢化・少子化の進展に伴う福祉ニーズの増大とニーズの多様化に対応するために、社会福祉の計画的整備が不可欠である。
D 「日本型福祉社会」は、1979(昭和54)年の「新経済社会7か年計画」で明らかにされた。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○  ×  × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ ○ ○
5 × ○ × ○


問題17 次の記述のうち、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 標本調査においては、一部の標本について調査し、母集団全体を推定するので、代表性のある標本を得ることが重要である。
B 質的変数とは、性別、職業、配偶者の有無など、一般に数や量で測れない変数で、「カテゴリー変数」ともいわれる。
C 自由面接においては、対象者にとって答えにくい話題については、面接の最終場面に、可能な限り遠まわしに聞くのがよいとされている。
D 自由面接では、対象者の諸に矛盾や食い違いがあった場合は、厳格な態度で問い詰め、いかなる手段を用いても事実を述べさせなければならない。
(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 A D


問題18 次の記述のうち、空欄A・B・Cに該当する語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 小地域において住民が地域内の<  A  >を発見し、住民が相互に<  B  >するシステムが普及してきている。小地域(福祉)活動システムの目的とは、@高齢者の孤立予防等、A安否対応・緊急対応、B住民の見守りと活動の<  C  >、C健康保持、予防活動等が挙げられる。
    A     B    C
1 貧困問題   管理  社会調査
2 高齢者世帯  監視  計画策定
3 福祉ニーズ  支援  ネットワーク化
4 社会資源   介入  ネットワーク化
5 福祉ニーズ  介入  計画立案




===========================
<解答>

問題16 4
A × 誤り。自助努力や地域連帯といった私的役割が基礎であり、公的保障はこれらを補完するものにとどめる
B ○  C ○  D ○  正しい。
*テキストP202参照


問題17  1
A ○   B ○  正しい
C × 誤り。ためらったりせずに、むしろ単刀直入に聞くのがよいとされている。
D ×誤り、とがめたりせずに、真意がどこにあるかを洞察する必要がある。
*テキストP195等参照


問題18 3
Aは福祉ニーズ、Bは支援、Cはネットワーク化
*テキストP131から参照


<ポイント解説>
*日本型福祉
 社会福祉サービスについて西欧とわが国を比較すると,保育所を例外として,桁違いにわが国が貧弱なことが多い。それならサービス供給を増加すればストレートにレベルアップになるかといえば,サービス利用に対するさまざまな抑制が働いてそうならないことが少なくない。そうした抑制は一面でわが国のデメリットであるが,他面でそれを「日本型福祉」(主として家族によるケア)というメリットとして取り上げる議論がある。

*福祉見直し論
 第一次石油危機を契機とする低成長経済への突入を背景に,1975年前後からなされた,経済的合理化を前提とした福祉財政の引締めを行うことを主張する議論。当時,革新自治体によって先導されていた福祉拡充政策を「バラマキ福祉」であるとした自民党からの批判に由来する。以後,この議論に即して,1980年代には社会福祉サービスの有料化や,施設福祉から在宅福祉への転換等を指向した具体的な制度の改革が次々と推し進められていった。

*活力ある福祉社会
 1970年代末の自由民主党や経済計画における議論を受け,1981年の第二次臨時行政調査会の第一次答申で掲げられた基本理念。家族,地域,企業等がその基盤とされた。また,同様の趣旨で日本型福祉社会が議論された。両者は福祉国家の役割を「真の弱者」や「真に必要な者」への援助に限定する選別主義の姿勢をとり,当時の社会政策学者から,@福祉国家の解体を導き,A家族の機能に対して時代錯誤的な期待を抱いている,という批判が集中した。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.