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2010/04/30(金) 名作絵画
鳥取市、鳥取ガスショールーム「サルーテ」個展の絵画設置に行ってきた。
今回 最終的に選び出した絵数は31枚、会場スタッフの皆さんの御協力も頂き
ながら 綺麗に飾り付けることができた。
いよいよ明日から9日(日)までの鳥取個展の幕開けである。

本日飾り付けた作品の中に1枚だけ 私の作品ではない絵が展示されている。
米子の私の絵画教室の男子生徒さんの大型作品である。

この生徒さんに対して日頃から 特にストレートに叱咤激励をくり返している。
「奥深いものを求めたい、身につけたい」と技術や刺激を求めて来るわりには
事に向かう姿勢が弱い。表面的に頑張ってるフリ、誤魔化しもチラホラ観えた
りする。
かと言って 彼の熱い気持ちが嘘だという訳ではない。私にも しっかりと届い
ている。
壁にぶつかり乗り越える法を模索しているのだ。見つからないと気が覚め易い。
いつしか自分自身に負けてしまう。
彼の本意を知り得ている私だから そんな くり返しに あえて私は真剣に叱る。 
領域を見つけて欲しいからこそ 厳しく本音で叱る。
表面的に格好つけたり言い訳したり、自分の初心、想いから逃げようとすれば
するほど頑に叱る。
勿論 彼も 私の真意を感じているからこそ、常に頼り 努め進んでもくれる。
そんな公私ともに 真剣な付き合いをしている生徒さんなのだ。

この度も同様のことが始まっていた‥‥ 自身がチャレンジ描きしたいと決めた
ことに いつしかアレコレと言い訳を使い避け始めてきた。
私は ここぞとばかりに逃さず、我が家にも呼んだりして 徹底的に言葉をあび
せ続け、技術を解き続けた。
諦め気分満点だった彼の目の色が徐々に変わり始め 初心の想いが観えてきた。
私の心の内、彼の辛さは分かっている。彼が もがき苦しんでいるのも感じてい
る。
しかし ここで またまた 中途半端に負け、卑屈さを感じさせてはいけないと、
心を鬼にして接してきた。彼が描き向かいたいと語った その絵を描かせ進めさ
せてきた。  大切な、越えなくてはならない壁を乗り越える いい機会と考え
アドバイス、叱咤激励を おくり続けた。

実際 大変だったと思う‥‥ でも やっとのことで仕上がった絵を満足そうに見
つめていた彼‥‥ 今でも しっかりと覚えている。
壁の乗り越え方を ひとつ確実に身に付けてくれたと信じている。
仕上がった絵、ホント、素晴らしい! 場の空気感、質感、時のうつろい、状況
を見事に捉え現した 感動的な傑作画である!

実は 彼の その作品が飾ってある‥‥ 「突然、個展に飾るからね!」と告げて、
本日 会場中央に飾り付けた。
お世辞抜き、この個展会場に飾り付けた絵の中で 一番情熱、執念を感じさせる
絵ではないだろうか‥‥ そう思う。
額に入れないで平絵のままで展示してある。彼は額にきちんと収めて飾りたかっ
たに違いない。
何故 突然 展示することにしたか‥‥? 何故 額装させなかったのか‥‥?
勿論 これにも 私なりの 大きな意味が込められているのだが‥‥

本日の展示設置、朝から いっしょに手伝ってくれた その彼には分かっただろう
か? どう感じ観ていたのだろうか?

この日記 ご覧の皆さんに ぜひとも足を運んで頂きたい! 必ず ご覧頂きたい!
彼が喜怒哀楽、心身の全てを注ぎ込んで描き現した『名作絵画』!
彼の思い、私の思い、全てを感じて頂くことができる傑作画ですから!


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