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2009/09/09(水)
そんな一日
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日射しの強いバス停で ひとり佇む女子高生‥‥
新劇場版「エヴァンゲリオン・破」でのアスカ‥‥
車の中、静かに流れる「サイモン&ガーファンクル」のスカボロフェア‥‥
大きな麦わら帽子をかぶって懸命に自転車をこいでいる おじいさん‥‥
青空にモクモクと湧きあがっている真っ白い雲‥‥
道路沿いの草むらから心に染み渡るように聞こえてくる虫の声‥‥
大きなハンバーガーをかぶりつきながら母親に隠れるように私を覗き込んで いる子供‥‥
書店内で転んだ女子店員さんが落とし散らばった本を拾い集める、全く知ら ない 若いお客女性と私‥‥
全ての日常を包み隠してしまうように 眩しく煌めく夕刻の西日‥‥
純粋な眼で、指で、メキメキ腕を上げてくる教室生徒さん達‥‥
不思議な色、黄赤に染まり クレ−ターまで見えそうな大きな月‥‥
よりにもよって こんな時、ラジオから聞こえてくる「エルトンジョン」の ユアソング(僕の歌は君の歌)‥‥
学生時代、東京時代の懐かしい想い出、懐かしい顔が 次から次に浮かんで くる‥‥
仕事部屋のデスクに貼られている水着女性の笑顔写真‥‥
‥‥ どうしたんだろう‥‥ 別に何かあった訳じゃないのに‥‥ 何を見ても涙がこみあげてきそうなくらいに物寂しい、物哀しい感情が揺れ る一日だった。
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