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2009/03/17(火)
辰吉丈一郎
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今夜、テレビで「辰吉丈一郎」のミニドキュメントをやってた。
４０才前にしても現役選手として懸命に頑張っている。
世の中は、全く過去の人としての扱いではあるが、自身の年齢に戦い挑み、
ボロボロになりながら、動かぬ身体や 精神に 愚痴をこぼしながら、再度
世界チャンプを狙うために ひとつの試合に向けて 頑張り通す勇姿、夢に
向かう激しく強い姿勢、心の状態を密着紹介していた。さすがの人物！
しかし、年齢との戦いは実に酷‥‥ 復帰戦 ヨレヨレ、意識朦朧での大敗。
しかし 何とも言えぬ熱い感動を与えられていた。そしてまた 素敵な奥さ
ん‥‥ 涙が溢れた。
別世界であり、レベルの違いはあるのだが、今の私と全く同じ思いで生き
ていることが ビンビンと確実に伝わってきた。 辰吉丈一郎のドキュメ
ント番組であるのに、まるで私の姿を観せられているような錯角‥‥
現在、今月毎週、六子ちゃん＆べるお氏のラジオ番組にゲスト出演させて
頂いている。
その本番前、そして本番、いつも年齢や その人の旬、生きざまというもの
を語り合っている。
今の若い力は 確かに強くて逞しくキラキラ輝いている‥‥ 私はキラキラ
していたあの頃に匹敵するような何かを作り出そうと懸命で、ボロボロに
なりながら、壁に押し退けられながらも、心を奮い立たせ燃えている。
地元音楽の大御所と言ってはもらえるが、その言葉は、過去の煌めきを表
す繕いの言葉。 今も突っ走り戦っている私には まだまだ必要のない言葉
でもある。
今の自分だからこそ、表し魅せれるモノを探し、形を作ろうと、続くこの
人生を 更に勤め生きていくのだから。
年齢なんか関係ないと辰吉選手は言うが‥‥ この私も ステージでよく発
言するが‥‥ 正直、間違いなく年齢というものは 関係ある。
ワンステージ全力でうたいきった後の数日は 重度の肩こり、そして それ
から来る頭痛や、筋肉痛に悩ませられるようになった。
明らかに若い頃とは筋力、酸素摂取、身体感覚は落ちており、これは仕方
のないこと。
力が衰え落ち過ぎないよう、せめて止めおく努めも大切だが、長い人生の
間、蓄積して来た 大いなる経験、味を、活かしていくこと‥‥ 年齢を重
ねて来た者にしか使えない宝を上手く使うこと、付き合うことを忘れては
いけない。
辰吉選手の試合、ボロボロの身体に、今の自分を重ね併せ、息することを
忘れるように観入っていた。
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